フラれたばかりの僕は、ちゃんと君を愛せるかな?
・・・僕は付き合っていた彼女にフラれてしまう。
彼女にフラれたショックで僕は呆然としたまま、街を徘徊していた。
何処に行くかも決めず、ただただ街を徘徊する。
そんな時、“僕は彼女と出逢う。”
まさか!? 今考えると? 僕は絶望の中で彼女と出逢ったなんて!?
【運命の女性】は、彼女だと後で知る事となる!
当時付き合っていた彼女は、気が強くて僕という彼氏が居るというのに
男友達が多く居て、数人と遊び回っていた。
僕が何度も彼女に、“彼女の男友達と遊びに行くのはやめてほしい”と
彼女に言うと? 彼女は僕に逆ギレして暴言を吐きまくる。
『テメーごときが! 私の自由を邪魔してんじゃねーよ!』
『・・・で、でもさ、僕は彼氏だし、どうしても他の男と彼女がふたりきり
で遊びに行くのは嫌なんだよ!』
『だから! うるせーって!』
『頼むから、やめてくれないかな。』
『“やめねーえ!” 黙れ! もう何にも話すな!』
『・・・・・・』
いつもこんな事でよく僕と彼女は、口げんかする。
彼氏なら普通の事だし、まだ大勢で行ってるなら未だしも
男友達と彼女がふたりきりで遊びに行くって? これはヤバいでしょ!
怒らない彼氏っているの?
僕には、彼女がやってる事がよく分からない!
理解もできないし、何より納得できない!
・・・それでも僕は、彼女と別れられない。
あの時の僕は、“彼女に支配されていたのを好きだと思い込んでいたのだ!”
今は“あの時の彼女にフラれて、今の彼女を心から愛していると想える。
今の彼女は、物凄くおっとりしていて、とっても優しい。
でも? 怒るとチョット怖い!
前の彼女と何が一番違うかと言えば、間違いなく僕の事を考えてくれている。
男友達と遊びに行く事だけじゃなく、他の事でも僕の事を気にかけてくれる
彼女が僕は大好きなんだ!
だから僕も彼女の事をちゃんと見ていようと思う!
『今度の日曜日、何処に行きたい?』
『ショッピングとかどうかな? 買いたい服があるの!』
『いいよ。』
『・・・それとね? 来月になると思うんだけど、同級生と会うんだ!
男子も数人いるんだけどいい?』
『勿論! 行っておいで!』
『うん!』
・・・別に僕に許可をもらわなくてもいいのに。
今の彼女なら、別に僕の事を考えてくれているから男友達と二人で
遊びに行く事はないだろうし!
複数で行くなら、全然僕も気にしないよ。
僕は彼女を信じている!
*
・・・でも? 彼女と初めて会ったのが、“元カノにフラれて直ぐなんて
災厄だったな。”
僕は絶望のどん底に突き落とされていて、正気じゃなかった。
飲めないお酒も浴びるほど飲んで、歩くたびにその辺で吐きまくった。
お酒が冷めそうになると、コンビニに行ってお酒を買って直ぐに飲んでいたな。
飲めないお酒を飲むのは辛いけど、彼女にフラれたショックより断然マシだ!
街を歩いていて、いつ絡まれてもおかしくない状態だったし。
僕は弱いくせに喧嘩を売っていただろうと思う!
その前に彼女が僕を見つけてくれた!
彼女は僕にこう言って、僕の話を黙って聞いてくれたんだ。
『“君は酔っぱらいなの?”』
『えぇ!?』
『そんな所で寝てちゃ風邪引くよ。』
『ほっといてくれないかな。』
『ほっとけないよ、君はいい人みたいだし。』
『僕のどこをどう見てそう思うの?』
『“そういう話し方かな。”』
彼女はそうやって僕にニコッと笑ってくれた。
僕はあの時、“天使が僕を救ってくれたんだと思ったんだ!”
心の底から優しさが込み上げてきたのが分かった。
絶望から彼女の優しさを感じた。
だから僕は彼女を好きになったのかもしれない!
・・・彼女と出逢った時の僕は情緒不安定で絶望の塊だったけど。
今はそうじゃない!
これでも少しは自信がついたんだよ。
“ちゃんと君を愛せるかな?”なんて悩みもあったかな。
でも今は! “僕は君をちゃんと愛している”と誓えるよ。
そう、君が僕に教えてくれたから。
最後までお読みいただきありがとうございます。




