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放棄星  作者: 此許達治
3/3

6淡く温もりの都 7星の揺り籠 8嘘の糖度

・淡く温もりの都

底に光は届かない

小さな手では叶わない

揺らめく光は 柔らかく肌を刺す

陽の温りが揺れて 涙が溢れて

眠ったように ただ存在するだけの話


・星の揺り籠

生まれては消える

空一面を星に染めて

全ての大地を死に場所に定めて

虚しいばかりの命だった

生まれた喜びなんて 1つもなかった

惜しまれず 憎まれ消える

それでも宙は星の揺りかご


・嘘の糖度

湖面が藍色に染まる

月は気まぐれに歌うけど

夕暮れは今でもずっと迷子

小さな嘘は蜂蜜で濁せ

誰かがそう囁いた

今朝の夜更けの話だ


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