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1章8話

投稿遅くなってすいません。


今後はしばらく週一回で投稿します。

薄い月明かりが照らす住宅街に救急車のサイレンが響く。救急車が到着するまで有田はずっとぐったりしていた。


ぐったりする彼女を支えながら膨らむ柏原の不安。


<もし、桔梗がいなくなってしまったら僕はどうやって生きていけばいいのだろう。>


数十秒して救急車が五月蝿いサイレン音を連れて来た。


<大丈夫ですか?>


救急隊員の声がする。柏原は涙を堪えながらくびを横に振った。


それで察したのだろう。隊員はほかの隊員に的確に迅速に指示を出す。


<あなたも来てください。尽くせる限りの手は打ちます。>


救急車は病院へ急ぐ。

車内で柏原は有田の手を握り、ただ祈ることしか出来なかった。


ストレッチャーに乗せられた有田を見つめながら手術室まで同行した後もただ祈る。


月が高々と昇り、夜もだいぶ更けた。



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