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01-003.(仮)◆町アタリへ向かう

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01-003.(仮)◆町アタリへ向かう


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◆冒険者という家業

短い間だったが、この村への滞在も、今日が最後だ。


昨日、宿の主人に、その旨を話した。

すると、今日に冒険者とやらが、アタリへ行くから、一緒に行ったらどうだ? という提案、受け入れ、今に至る。


村の端に馬車が止まる。そこに、ゲーム的な装備を着込んだ、いかにもな冒険者たちがいた。しかも皆、若いようで、未成年に見える。(もちろん、この世界での未成年が二十歳未満とは限らないが)


馬車に乗り込む。そして馬車は動き出す。

馬車を操縦する人、すなわち御者きょしゃさんは、もういたらしい。


冒険者の1人が話しかける。

「宿の主人から聞いたが、アタリに行きたいってのは、アンタのことかい?」


「そう。君たちと一緒にいれば、いざってときに守ってもらえるかも、という腹積もりさ」


「ははっ、露骨に言うね。んで、お兄さん、名を名乗ろうぜ、オレは『プラグ』、あんたは?」


『プラグ』! 私は表面上、平静でいながら、内心は、かなり、大笑いしていた。もちろん、顔には出さない。そのことにかけては、プロですから。怒って笑い、笑って哀しむこともできる。それが、つまらない大人というものだ。


「ハッハッハ……、お兄さんと言われるにゃあ、歳を取りすぎたかもしれない。これでも私は38さ。ちなみに名前はノロだ」


横にいたお嬢さんが驚く。

「さ、さんじゅうはっさい!!?」


勢い良く発声してくるから、ツバをかけられた。汚いのね~……

もちろん私は、にこやかに対応した。それが、無難的対応だった。


「お嬢さん、そんなに驚くほどのことでもない。40手前どころか、80歳まで生きている人間も、ザラにいるだろうよ」


「そ、そうじゃなくて! とても、38歳には見えなくて驚いてるの!」


「じゃあ、何歳に見えるね?」


「んーと……、本当は、20代も前半でしょう……?」


「そうか。若く見られるのは、悪い気分でもない」


「いや、本当に、38は、ないでしょう?」


そのような、他愛ない話をしていた。


3人目の冒険者は、そのお嬢さんの兄らしい。物静かな印象を受けた。


   *


「わぁあうっ、魔獣だっ! 見たことない魔獣だ!」

御者さんが叫んだ。


それに呼応して、冒険者の3人組は、見事な身のこなしで、馬車から外へ飛び立った。

私は、しっかり馬車が停止してから、地面に普通に降りた。


(逃げずに戦うスタイルなのか……)


私1人だったら、逃げに徹するが、この人たちは、そうではないらしい。

私は、実戦も観察したほうが、後々の役に立つだろうと、外へと降りたのだった。


そこで見たのは、冒険者3人がかりでも、全然、とらえきれない魔獣の姿だった。

この冒険者の動きは、一般人よりは良いのかもしれないが、その程度だ。魔獣の動き、速さ、力は、素人目にも人間を凌駕りょうがしていた。


「お~~~~い」


私は、戦闘中の魔獣にも聞こえるように、大きな声で呼びかけた。

そうしたら、魔獣はこちらへすっ飛んできた。

近づいてきて、ハッキリ分かる、その魔獣の姿は、やはり黒トラだった。


「おうおうおうおう」


黒トラが飛びついた衝撃で、結構後ろに弾き飛ばされてしまった。

それなりに痛く、ダメージを受けた気がしたが、可愛くも格好良い黒トラを撫でるうちに、私も相手も、回復したような気分になった。


「大丈夫か!」

プラグと言う名だったか、少年が駆け寄って、安否を確認してくる。

私は、手を降って、元気を伝える。


「え、なついている……? アナタは、いったい?」

お嬢さんも来たらしい。


そして、その兄も来た。

「……従魔術士は、生まれて初めて、お目にしました……」


 聞きなれぬレッテルを貼られるが、悪意でないことは、何となく分かった。


   *


みんな馬車に戻り、黒トラも連れ込んで、また走り出す。


誰ともなく聞く。

「いったい、その魔獣は、何なんです?」


「え? いや、私にも分からないが、見た目から黒トラと呼んでいる。とりあえず、うん」


「クロトラ?」


「ほら、黒っぽいトラに見えないか? 見えるだろう? 見える見える」


「はて……、ああ、トラとは、本の話ですか。童話とかに出てくる、想像上の動物、トラ、ですね」


「えっ」


「そのトラを、黒くしたものに……、ええ、うん、はい、言われれば似てますけれど、ね。果たして、トラと言われて、分かる人が、どれほどいるか、疑問ではありますが」


(トラは……、絶滅危惧種になってしまったのか……。確かに、思い返せば、そういう話を聞いたことはある。そうか……)


「大切にしなきゃな」


私は黒トラを撫でた。グォング、と気持ちのよい鳴き声を上げた。


他二人の冒険者は、周囲の警戒をしていたり、うたた寝していたり、していた。


私は、先ほどの単語を忘れなかった。

「じゅうま、じゅつし? だっけ」


「従魔術士? ええ、初めて見ましたよ」


「そう、それは、いったい、どういうものなの?」


「え、もちろん、貴方のような人のことですよ。魔物を従える、従魔魔法? でしたっけ、それで言うことを聞かせると。言ってみれば、奴隷の魔物版のようなもの、らしいですよね?」


「いや、分からないんだけどね、さっぱり」


「貴方は、従魔術士では、ないと?」


「違うと思うね。そもそも魔法なんて、ずっとおとぎ話だと思っていたからなぁ」


相手は、しばし沈黙してから、言葉をつないだ。

「…………いや、魔法なしで、それほどの魔物を従えるなんて、いったい、どうかしてますよ」


「どうかしてる?」


「ええ」


「そっか」


右の耳から、左の耳へ、相手の言葉が通過しながら、私は魔法の存在について考えていた。


(魔法があるのか……、まさに、ここはゲーム的世界という表れだな。……魔法というからには、何でもアリなのだろうか? ……そういう魔法では、ないのだろうな)



ゴトンゴトン馬車に揺さぶられながら、つまらないことを思う。暇だから。


(そういえば、前世――前にいた世界――では、車酔いしやすいタチだったのに、今現在、一向に酔わないな。どうなってるんだろう。内臓が丈夫になっているのかな)


また、しばらく揺られたあと、大事なことに気づいた。


「そういえば、君、名前を聞いてない」


先ほどまで話していた相手に尋ねた。

「僕ですか? コンセントです。で、あっちが妹の――」


「コネクタ」と、お嬢さんが言う。


(んで、もう一人の少年がプラグ、か。御者さんの名前も知らないが……、ま、それは機会があればということで)



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◆アタリ到着

町アタリへ到着した。


馬車ごと門をくぐり、中へ入った。

検問は、さらりとしたものだった。

行き交う人が多く、一人ひとりの顔だけ確認して通しているような……、そういう様子に見えた。


私は、御者と冒険者一行に、感謝の言葉とともに、少しばかりの金銭を渡した。

金を取るもんだと思って、渡したが、御者以外は受け取りを拒否した。


   *   日本円の換金


私は、賑やかな大通りを歩いている。

もちろん、道は分からない。ブラブラだ。アテもな~く、さまよったのち、一軒の建物が目に留まる。そこが、おそらく骨董こっとう屋の類だと思う。中へ入った。


「これ、いくらになる?」


単刀直入に聞いた。出した物品は、もちろん日本円だ。いい加減に換金したかった。

骨董屋の店主は、穴があくほど観察したのち、全部、買い取ってくれた。


   *   宿


その金で、宿を取る。それが大事だ。


私は目をつむって、適当に指を指し、そちらの方向に進んでいった。


果たして、宿屋と思われる建物があったので、入場した。


「ここ、宿?」


「はい、そうですよ。ほたるの宿になります」


私は、小さな一室、借りた。現在の所持金からすると、まあまあ安く済んだ方だ。


   *


宿が取れたら、さぁ寝ようか、という予定だった。もう外は暗くなっているだろうから。

ところが、まだ、日暮れ前だった。


「じゃ、また、ブラブラしましょ」


宿の外に出て、町を散策した。

散策中に気づいた。


(帰るとき、どうしよう。帰り道の問題か……)


そんな問題があるとは、忘れていた。


でも、この素晴らしい世界に来たからには、小さな心配にクヨクヨすることはやめた。好奇心旺盛にして、どんどん突き進むのがよろしいと、興味そそられるオカルトチックな建物に入った。


そこには、魔女がいた。

とても、とても、ステレオタイプな、魔女が、いた。


「おうや、おうや、可愛らしい子が来たね。ははぁぁぁ」


口から薄く、灰色の煙を吐いた。――と思ったが、よく見れば、吐息でホコリが払われただけだった。


私は、私以外に誰か居るのかと見回して確認したのち、答えた。

「可愛らしい子? ま、たしかに、あんたと比べりゃ、私はまだまだ子供ってわけか」


「そうじゃないやね……、お嬢ちゃん、ワシの目は、ごまかされんて」


このババ様には、お嬢ちゃんが見えているらしい。無論、ここには私とババ様の二人しか居ない。……ボケてらっしゃる? 歳か……


その心を読んだように、ババ様が言う。

「まだボケてはせん。それと、ワシの名はテリーゼだわっ」


「んで、テリーゼ婆さま、ここは何屋かな? 店じゃないなら、邪魔したようだ。御免」


私は、店をあとにしようとするが――


「はっ! ……逃さぬ! このチャンス、後にも先にも、もうないかもしれぬ!」


ドドン――


その物音は、出入り口からした。

落とし戸だ。落とし戸で、出口を塞がれた。




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◆魔女テリーゼ


「随分、凝った仕掛けでないの、遠隔落とし戸か――んっ?」


そう言いつつ、婆様の方を振り向くと、何やら異様な気配で、黙々とお経にも似た何かを唱えている。


「ηηικκθηΨΨこの身をもってθθκκΚΘΘΨΧΧはいだらァΧΧΙΜΝνιηζζффччзетゆけсргеЧДФъмйииЧУУУ」


一心不乱だ。そして婆様の身体は、オーラとでも呼べばよいのか、青白いモヤが後光のように現れ、漂う。


「いったい何をしようって言うんだ……」


床や壁に、奇妙な紋様が現れる。それすらも、青白く輝いている。

婆様が、こちらに人差し指を突き出して、問う。


「覚悟は良いか…………?」


「いったい何の覚悟だ?」


婆様の目がカッと見開き、指を天に向ける。

オーラは、その指先に、すべてが集中した。尋常ではない光を放つ。


私は、破裂寸前の給湯器を見ているのと、とても近い心境、すなわち恐怖を感じた。


「耐えろ! そして、その身に! 真の姿をさらせぇ!!!」

振り下ろされた指先から、爆発的なエネルギーが放たれた。


「ああぁぁぁぁぁあああっぁあああ」

そのエネルギーは、私の全身をすっぽり覆ってしまう。

私は一瞬の間に、それがプラズマであり、自らの身体は完全に分解されるのを、想像した。


   *


大仕事をやり遂げた体で、テリーゼ婆様は、ソファで休んでいる。

「いんやぁ~、疲れた、だるい、やりとげたわい。眠い。はばぁ……これで、心置きなく、寿命を迎えられる」


私の視界が晴れた。

生まれ変わったような気分がする。ま、そんな気がするのは、今までに何度かあったが。

だが、気のせいではない。

まず、肩こりと、首こりが治っている。

視力が回復している。

持病の吐き気と頭痛そしてダルさが、キレイさっぱりなくなった。

身体が軽い。のみならず、背が縮んだ。

というより、身体が小さくなっている。

おまけに、服まで違う。これは何だ、若者向けのファッションか。


とりあえず、そこにあった姿見で、自分の姿を見た。

そこには、1人の少女が写っていた。

どこかで見たような…………気がするだけの少女だった。


「魔女の婆様、この鏡には、なんか仕組んでいるんじゃないだろうね?」

と尋ねる自分の声は、女性のものだった。


「疑うなら、他所様よそさまの家の鏡の前にでも、行っとくれ」


私は、鏡の前でアクションを重ねた。どうもこの姿が、今の自分らしい。


(まさか、この世界には、姿を変えてしまう技術まであったとはな……)


「婆様、気が済んだなら、もとに戻してくれないか?」


「戻したとも」


「元の……38歳男性の姿にさ」


「あれは本当のお前ではないのだわ」


「人の姿に、本当もウソもあるのかい?」


「おー、あるとも。ワシはだね、長い間、お前さんを待っていたんじゃ。とても不可思議な力で、魂を歪められ、ねじ込まれたヤツを、な。かつて伝説に残る歴戦の勇者もそうであった。――」


「話が、長く、なりそうだな」


「最近の若者は気が短くていかん。なら、わかった、要約してしんぜよう。……、それがお前の真の姿なのだっ! そして、ねじ込められて封印された潜在能力は、今や、使えるようにしてやった。どうだっ、わかりやすいかっ」


「ん~~~と……、えっと、長年悩まされた首こり肩こりが治ったのも?」


「捻くれた気を、ほぐしてやったからだ」


「そいつは素晴らしい。婆様、医者をやるべきだ」


「そう、ホイホイできるもんかね。あの術式は、たった一回きりだ。お前さんのために、たった一回しか使えない、最上級品を使ったようなもんだわさ。ありがたく思え」


「ふーん……、いや、たしかに、健康的になったのは、感謝に尽くせない。ただね、急にこんな、性転換手術を問答無用でやられたような気分なんだけどね。若返ったのは、サンキューとして」


婆様は、1つのカウボーイハットを、こちらに飛ばした。


「おおっと、こりゃまた、上物の帽子で」


「お前さんの、かりそめの姿は、そこに封じ込めた。かぶれば、その間だけ、姿を変えられる」


私は、半信半疑でハットをかぶる。すると――

スーッと姿が変わった。


「あ、元に戻れた。いいね、おなじみの姿は」

先ほどまでのオジサンの姿に戻った。声ももちろん元通りのようだ。しかも服まで変わっている。


「勘違いするでない。元に戻ってなどないわ。仮の姿に変身しただけだ」


「んで、帽子を取ると――――、やっぱ、こうなるのね」

少女になってしまう。声も同様。服も同様。変わる変わる。


「はやく、その本来の姿になれるといい。言っておくが、仮の姿では、成長は望めない。実力を発揮できるのは、その真の姿だけだ」


私は、相手の話をよく理解しないまま、答えた。

「んん、変身っていいね。姿を使い分けられるわけだからな。便利だろう」


私は、以前より力持ちになった気がしたので、出口を塞ぐ落とし戸を、引き上げてみた。

「よっと、こいしょっと」

持ち上がった。明らかに、パワーが増している。

見た目はむしろ、か弱くなっているのに。不思議だ。これがファンタジーか。


「婆様、結局は色々とありがとう、感謝だな。……お代は請求したりしないよね?」


「安心せい。それに、互いの名前も知らぬままだ。お互い、会わなかったことにしても良いんだわさ」


「私は、ノロだ」


「………………、ワシは……、テリーゼ。この風貌から、皆から魔女テリーゼと呼ばれる」


「さらば魔女婆さん、生きていたら、また会おうや」




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◆少女おじさん


私は、宿屋の自室に帰れなかった。


宿屋には着いた、運良くな。『蛍の宿』という、わりと覚えやすい名を、宿が採用してくれたおかげだ。道行く人に、「蛍の宿、どこですか~」と聞けば、すぐ分かった。


ところが、宿屋に入ったら、急に話が通じなくなった。


「お泊りですか?」


「いや、もう泊まっているんだ」


「ええっと…………?」


「ノロだ」


「ノロ様はお一人客ですが」


「んん? そうだが……?」


「……??」


「どうか……したか??」


宿を間違えたかな。そんな、あり得ないミスをしでかすことが、私にはある。

だから、いったん、外に出た。頭を冷やした。

そういえば、頭髪がね、増えてる。ボサボサ……いや、フワフワだ。相変わらずの白髪しらがだな。

手が……小さい。なぜだ。なぜなんだ。痩せた。違う。


(ああ、もしかして、これか)


私は試しに、カウボーイハットをかぶって、また、宿屋の中に入った。


「あ、ノロ様、お帰りになられたのですね」


「そうだとも! 私が、ノロだ」


「んと? ええ、部屋の鍵はこちらになります」


受け取る。「どーも」


(どうも、宿屋の主人には、私が私であることが、分からなかったらしいな)


部屋に戻った。と言っても、部屋に貴重品が置いてあるわけでもない。何もない。


「このカウボーイハット、大事だな。金庫にでも入れたいな」


そう独り言を言いながら思ったが。


(あ、ダメか。それじゃあ頭にかぶれない。しかし、風に飛ばされるのもまずい。う~ん。小学校の紅白帽みたいに、ゴムでも付けたらいいかな。それをアゴにひっかける)


「ま、そんなことはどうでもいい」

床に、横になる。身体が小さいのは、小さい部屋には都合がいいや。


私は、次に、何がしたいか? を考えていた。


   *


なにやら、この身体になってから、ウズウズしてきた……

手を伸ばし、拳を握る、力強く。


「たた、かい、たい……、戦いたい」


(殴り潰したい。叩き潰したい。ああ……)


(せっかく、異世界……かどうかは分からないが、ゲームっぽいところに来たんだ。好きなように生きたい)


私は、また、フラリと、外に出てさまよった。


(敵を傷つけるように、こちらも傷つくかもしれない。……だから、そうならないための、圧倒的な力が欲しい、ほしいな。ああ……、頭に言葉が流れる、懐かしい言葉)


「強い! 絶対に強い!」


なつかしき言葉。

いつでも望んでいた、願っていた、全能のヒーロー。

それは、あるいは、独裁者だったのかもしれない。


自分のわがままを通せる世界。

独裁されるのは嫌いだが、独裁するのは好きだ、やりたい。


そんなことを妄想した。今のところは妄想に過ぎないことを。


●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●

今日もまた、町中をぶらついていた。

もはや日課となっている。それは、町並みにしても、自然の景観にしても、世界を眺めることだ。それが、趣味だ、私の。


このアタリという町は広い。その中には、古めかしく寂れた路地もある。細道だが、入ってみよう。下町情緒とでもいうのか、趣がある。


■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■あとがき

ここで、行き詰った。

先の展開が思い浮かばない。そして、それ以前に、この流れで書き進めて良いのだろうか? という迷いが生じ、筆を止めた。

――まあ、パソコンで打ち込んでいるから、筆も何もないもんですけれども。

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