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途中半端なものを先に少し乗っけてしまったものです。ごめんなさい!もしこの前見たんだけど!とか思われる方は本当にごめんなさい!

手直しと続きを書きましたので、お楽しみいただけると幸いです。

薔薇、百合などの言葉が出てきます。言葉だけでそっち方面の表現があるわけではないですが一応気を付けてください!

一切わからないかたは知らないままで大丈夫です!

ーー

真っ暗な森、きれいな湖、ぽっかりと空に浮かぶ月、空は漆を溢したかのように真っ暗だ

その湖に青年の影と小さな子供の影

月を見上げている青年に子供が足もたにすがり付く

青年は決して子供を見なかった。そして月明かりに反射して彼のほほに一粒の涙が伝っていったのが見えた

月を見上げると、先程のような蒼白く輝いていた月はなく


真っ赤に染まり、巨大化した月が目の前を思わせるほどの近さで浮かんでいるのが見えた


ーー


チュン チュン

暖かい日差しと鳥の声に導かれるように意識が浮上する。

夢のせいでかはわからないがじっとりとした汗をかいた。

「なんか、妙にリアルな夢だったような...?」

朝からだが汗を流すためにシャワーを浴びることにした。


風呂から上がり、したのリビングに降りると既に美味しそうなパンとスープ、サラダがおかれていた。

「おはよう。パンは焼きたてだから美味しいよ」

「おはようございます。朝からパンを焼くなんて大変だったでしょう」

学校の実習で経験済みである。ミキサーを使っていても、大変だった記憶しかないな。

「美味しいものを食べるためなら仕方ないよ!それに、パン作るの好きなんだ」

「そうですか。でも、作るとき声くらいかけてください、手伝いますので」

そう言うと、ありがとっと笑顔で返された。相変わらずイケメンですね

席に着き、朝食を済ませる。コーンスープは濃厚で、パンは外カリッ中フワッでまた美味しい。サラダは新鮮だ。

「ご飯食べ終わったら僕の相棒の焔ちゃん見せるね!その後に香月の召喚ね!ふふ、どんなこが来るか楽しみだね」

パンを一口、口へ運びながら考えてみた。

やっぱりもふもふでむっほむほさせてくれるような子がいいよね、特に猫科だったら最高かも。

「かわいい子がいいな、やっぱり」

「!?か、かわいい子!?香月もやっぱり男なんだね...」

どこか遠い目をするフィル

「へ?男も女も関係ないと思いますが?」

「ま、まさか香月はどっちもいける人!?」

「え、え?なんのこと?どっちもってなに?あ、犬と猫のこと?」

「えっ?」

「え?」

「...香月はバイセクシャルってやつかい?」

「は?いや、何でそうなるんです!?」

「かわいい子で、男も女も関係ないって」

「いや、動物のことをいっていたんだけど、え?」

「え?」

「...なんだぁ、僕は人型でかわいい子て意味で男も女も性的意味でイケるのかと」

え、えぇ?うっわ、そういう風にも取られることもあるんだな、気を付けないと。

「いや、普通です。ま、薔薇だろうが百合だろうが気にしてないんだけど、嫌悪感もないし」

素直な思いを伝えれば彼はほぉーっと言い

「これが日本人のホウヨウリョクってやつか!」

「それは人次第かと」

すると、クスクスと笑い始めたフィル

「そっかそっか、哺乳類の子が欲しかったんだね。僕はあんまりそんなこと考えずに喚んだからなぁ」

「意思に関係がある、ということ?」

フィルは首を緩く振った。

「それぞれが持つ特有の空気とか、性質によって決まるみたい。だから僕がこんなこがいいなー!って考えてても焔ちゃんが来たことに変わりはないんだ。」

なるほど、俺が何を思おうが特には変わらないんだ。

「それでも、楽しみだな」

フィルにも楽しみだよね~!と笑いあった。

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