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青春桜花  作者:
1/2

プロローグ

夢を見た。


小さな公園の砂場でお城を作り、飯事をして遊ぶ夢。


夢の内容はかなり断片的にしか覚えていなく、相手が誰なのか、いつ頃なのか、そもそも本当にあった出来事なのかはわからない。


それでも少女が最後に言う、

「悠君、また明日」

…この聞き覚えのある声を聞くと現実なのだと実感する。


そんな夢をここ1ヶ月頻繁に見るようになった。


そして今日も…


「悠君また明日!」



……


………!?ジリジリジリジリ~!!

俺を夢の世界から現実へと目覚まし時計が召喚する。

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