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暇人本棚

忘れてもいいよ

作者: 灯月樹青
掲載日:2010/09/10

――夢を見たんだ…


楽しかった…

  カケラ達を…――



キラキラキラキラ、輝いて…

ワイワイワイワイ、騒いでた…

懐かしくも切ない…

  あの頃の事を…――



気持ちが溢れて、

溺れそうだったあの頃…



――…ううん、

既に溺れてたのかもしれない…



それぐらいに――夢中だった…――

他には何も見えなかったんだ…



自覚した時からずっと…

  ――…それが全てだった…――



他には何もいらないと――本気で思ってたあの頃…――



若くて…

 無鉄砲で…

  バカばかりしてたあの頃…――



懐かしくて――

 ちょっぴり切ないんだ…



夢は――綺麗過ぎて…

 忘れてしまいそうになるよ…



悩んで――

 傷付いて――

  苦悩した日々を…――



でも――

 もう一人の私が…言うんだ…――



――『忘れてもいいよ』――



って。



傷付いた事も――。

悩んだ日々も――。

例え忘れたって…ちゃんと刻まれているから。

――『私』――の中に…。

体験として…、

 経験として…、



――そんなんじゃないんだ――



――『私』――を作る人生という名の物語の一つとして…。






誰かが言ってた。


『人生に無駄な事など一つもないと』


木葉が落ちて――

 腐ったその葉で根付く花々――


風が吹いて

 子を託す植物の旅立ち――




全て、全て――意味があるなら――。




それは私の中に根付いた芽――

いつか咲く何かの息吹――




ようやく気付くんだ――

花が咲くその時に――




だから…

 忘れてもいいんだ――




きっといつかわかるから。

それがあった大きな意味が――



どんな事にでも意味がある!

そう、自分に言い聞かせる為に書いた詩です。

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