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暇人本棚

忘れてもいいよ

作者: 灯月樹青

――夢を見たんだ…


楽しかった…

  カケラ達を…――



キラキラキラキラ、輝いて…

ワイワイワイワイ、騒いでた…

懐かしくも切ない…

  あの頃の事を…――



気持ちが溢れて、

溺れそうだったあの頃…



――…ううん、

既に溺れてたのかもしれない…



それぐらいに――夢中だった…――

他には何も見えなかったんだ…



自覚した時からずっと…

  ――…それが全てだった…――



他には何もいらないと――本気で思ってたあの頃…――



若くて…

 無鉄砲で…

  バカばかりしてたあの頃…――



懐かしくて――

 ちょっぴり切ないんだ…



夢は――綺麗過ぎて…

 忘れてしまいそうになるよ…



悩んで――

 傷付いて――

  苦悩した日々を…――



でも――

 もう一人の私が…言うんだ…――



――『忘れてもいいよ』――



って。



傷付いた事も――。

悩んだ日々も――。

例え忘れたって…ちゃんと刻まれているから。

――『私』――の中に…。

体験として…、

 経験として…、



――そんなんじゃないんだ――



――『私』――を作る人生という名の物語の一つとして…。






誰かが言ってた。


『人生に無駄な事など一つもないと』


木葉が落ちて――

 腐ったその葉で根付く花々――


風が吹いて

 子を託す植物の旅立ち――




全て、全て――意味があるなら――。




それは私の中に根付いた芽――

いつか咲く何かの息吹――




ようやく気付くんだ――

花が咲くその時に――




だから…

 忘れてもいいんだ――




きっといつかわかるから。

それがあった大きな意味が――



どんな事にでも意味がある!

そう、自分に言い聞かせる為に書いた詩です。

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