許せないんですけどっ!
何が起こったのかを理解したのは、辺りが静まり返った後だった。
魔法攻撃を後ろから受けたのみたい、光攻撃。
持っていた爆弾岩も誘爆してしまった。
ドラゴンは核を残して跡形もなく消えた。
今までに見たこともない攻撃を食らい、サフィとベリルは耐えられるわけもなく。
私も、意識を手放さないようにするので精一杯……
「あれ?生きてるんだ☆」
声が聞こえてきた。重たい瞼を開くとそこには……
「勇者の極光魔法を食らって生きてるヤツがいるなんてなぁ」
「え~?勇者ってば、魔法下手になったんじゃないの~?」
「ヒーリングしておきますか?」
街で見かけた勇者パーティだ。
何でここに?ダンジョン被り?ギルドから連絡はなかったの?あの魔法は何?ふたりは無事なの?
聞きたいことが山ほどあるのに、痛みと混乱で頭の中がグルグルする。
「ん~、まさかアレを食らって生き残るのがいるだなんて予想外だなぁ☆」
「ザコパーティなんじゃなかったっけ~?」
「すでに虫の息だけどな」
「他二名は蘇生待ちですね」
私達がいるのを知ってた?そのうえで魔法を撃ったっていうの?
何をすればいいのか。彼らに助けを求めてもいいのか。
必死に考えを巡らせ……
「聖剣探しの邪魔だなぁ。戦士☆」
ゴンッ!ドカァン!
壁に叩きつけられた。ハンマーで殴られたらしい。
意識が遠のく……苦しい……
が、まだ死ねない。今だけは自分の防御力を恨みたい。
「なんか変な爆発したせいで、いろいろ崩れてるんですけど~?」
「爆弾岩を持っていたみたいですね、壁が崩れたせいで先の道が塞がれてしまいました」
「おいおい、聖剣はこの奥なんだろ?」
「まぁ噂程度だったし、こんな弱いダンジョンに聖剣があるわけないさ☆」
「え~、わざわざこんな田舎まで来たのに無駄足だったの~?」
「文句を言うな。金稼ぎにはなったからいいだろ。あ、こいつら結構ザコ倒してるな?もらってくか」
「勇者様。彼女らはいかがいたしますか?」
「放っておけばいいよ☆ギルドにダンジョン攻略申請されてるなら、そのうち拾われるさ☆」
……足音が離れていく。
次回、ボスの核は横取り、他モンスターの核も全部奪われた!?
こんなことってないよ……
ふたりを早く教会に連れいかないとだけど
その前に、やれるだけやってやるんだから!
「これが、聖剣……っ!」
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