湖のダンジョン!
バシャーン!
「ふぃ~冷たいの気持ちい~!」
「ひゃんっ、も~お~、水飛ばさないでぇ~」
ふたりに続いて私も水の中に足を入れる。
1週間ぶりくらいかな?水浴びってなんでこんなに気持ちいいんだろう。
しっかりと髪を梳かすベリル。うんうん、手入れが行き届いてていいね。
そんなのお構いなしに泳いでは潜ってを繰り返すサフィ。
「休憩だから、疲れるようなことしないでね」
「ぷはぁ!違う違う逆だよ逆!ちょっとくらい身体動かさないともう身体がなまってなまって仕方ないんだよぉ」
「サフィちゃんは、ホント元気だなぁ」
まあサフィの疲れてるとこなんてそんな見たことないし、これくらい平気なんだろうけど。
ベリルはしっかり体の手入れを、私は溺れないようにしながら目をつむり仮眠を取り
三者三様の休憩を取って、また出発しよう!
といきたいところなのだが……
「サフィまだ水の中いるの~?はやくいくよ~」
サフィが上がったら先進もっか~なんて談笑して、服を着て、先日取った果物を食べて、道具を見直して、馬の手入れをして……
って長すぎない!?
「サフィちゃん、溺れてるんじゃ……」
一度着た服をまた脱いで湖に飛び込もうとしたとき……
「プハァッ!はぁはぁ。あ、ねえ聞いて?!湖の奥に……え、ふたりって……」
急に止まるサフィ。私とベリルを交互に見て、急に赤面していく。
何がそんなにおかしんだろ?と、ベリルの方を見て気づく。
「な、なに勘違いしてるのっ!」
い、いや、別にベリルなら……///
なんて今はそんなこと言ってる場合じゃない。
っていうかベリルも顔赤くしてないで否定してよっ!
──サフィを引き上げひと息ついて、改めて話を聞くことに。
「それでねそれでね?湖深く戻っていったらさ、ダンジョンがあったの!」
ダンジョン!そうだそうだ、忘れてた。
私は野営して暮らす旅人じゃなくて、ダンジョン攻略する冒険家だった!
「ん……でも、こんなところにダンジョンができてるだなんて話、聞いてないかも……」
「あたし達が街を出た後にできたやつなのかな?」
「そもそもまだ未発見のダンジョンかも」
わざわざ森の結構仲間で入って、水中深くに潜るような人がいない限り発見されないところだ。
「ベリりんベリりん!未発見ダンジョン!?っていうことは……!」
「そう!お宝山ほどあるかもしれないっていうこと!」
「お~~~」
ダンジョンはボスが攻略されたときから徐々に消滅していって、また別にところに出現するようになっている。
手練れのとかなら一発クリアしていくだろうけど、大抵は数回に分けて攻略していくものなのである。
そうして情報を集めたり、利益を確定していったり……
つまり!誰も入ったことのないダンジョンというのは結構希少で、宝物大量GETのチャンスなのである!!!
次回、たまたま休憩したところにダンジョンの入り口を発見!
報酬に胸を膨らませるも、あくまでダンジョンはダンジョン
危険度のわからないダンジョンを試すべきかどうか……
「行くしかないでしょ!」
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