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蒼穹のイカロス  作者: レイチェル
第二章 ウバルト王国 海岸沿いの街:シモーネ
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これがヴァリバルト傭兵団の珍解答っ!——⑥

 怪訝な顔をして、首を傾げるカイト。


 何がいけなかったのかと、うーんと唸っていると。


「伝令、伝令っ!」

 

 早馬に乗ったユリアーネが、雪崩のように駆けこんできた。

 

 必死な表情が、事の重大さを示していた。いつもは、下のモノに伝令を任せるのに、だ。バタバタとカイトの下に駆け寄る。


「ずっと北のハリーネルツの街からっ! そこから、伝令鳩が飛んできたっ!」

 

 ハリーネルツとは、ここから三〇キロほど離れた自治都市。


 それほどに、ハリーネルツは遠い。そこからの救援要請。それも、ヴァリバルト傭兵団に、だ。早急な用があるに違いない。


「ケモノの軍勢が現れた。それも一〇〇体ほどの軍勢が、こっちに向かってきてるっ!」

 

 皆はその数字に、驚愕した。あれが一〇〇も、と。あの一体でも、傭兵団を蹴散らしたヤツがだ。それがこっちに向かってきているのだ。

 

 皆が慌てている中、ラムザの大声が響いた。


「緊急招集だ。広場に、皆を集めて」

「分かった、すぐ声かけてくるっ!」


 そんなバタバタとして中、カイトは呑気にポツリと言った。


「店主、逃げ遅れちゃったね」

「おめぇらに、構ってるからだろうがっ! クソっ!」

「御馳走様」

「後で、傭兵団に請求しとくからな。それまでは死んでも死にきれねぇっ!」

「はいはい」

 

 店の戸の引っ込み、恨み言のように引っ込んでいく店主。

 

 おそらく、店主も逃げる準備をしているのだろう。

 

 その後、高額の請求書が届いて、ユリアーネに怒られるはまた別の話。

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