下読みカルカチュア
沈み込んだ深緑は
葉脈を流れて
滑り台の下
砂埃を立てて着地した
何故
このような所に
そういう場所に
雑草は生える
小さな手を出しながら
格好の悪いことは
したくない
スマートに生きてたい
お洒落な人で居たい
そういう格好悪さは
ジャングルジムの途中で
満足していた
いつかの自分
近くにある物は
遠くにある物さ
本当の意味で
理解はしていない
聞いてみれば良い
自分自身に
一言しか
説明できないだろう
その距離感に気づいた時
広がる世界がある
飛び出した群青色は
垂直方向に進んで
ペットボトルロケット
何かを失って着地した
何故
あのような動きか
そういう結果に
考察が湧いてくる
小さな手はグッと握る
面倒くさいことは
したくない
何もせずに生きてたい
自由にできる人が欲しい
そういう人間らしさは
夕暮れ帰り道の途中で
満足していた
いつかの自分
小さくある物は
大きくある物さ
本当の形を
理解はしていない
見てみれば良い
自分自身で
一言も
説明できないだろう
その不甲斐なさに気づいた時
広がる世界がある
必要な時は
いつも消える
大切なくせに
留まっては廻った
太陽みたいに
心世界は
平穏を望みながら
釘を打ち
家を建てる
本当は
静かな日は無い
それを分かっているのに
見ないで聞かないで
必要性の無い
安定を求めている
近くにある物は
遠くにある物さ
本当の意味で
理解はしていない
聞いてみれば良い
自分自身に
一言しか
説明できないだろう
その距離感に気づいた時
広がる世界がある
小さくある物は
大きくある物さ
本当の形を
理解はしていない
見てみれば良い
自分自身で
一言も
説明できないだろう
その不甲斐なさに気づいた時
広がる世界がある