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エッセイっぽい何か

希望≪ゆめ≫を持てと大人は言った。


( `・∀・´)ノヨロシク

 希望ゆめを持てと大人は言った。

 

 小学校の頃によく言われた。


 「あなたの夢は何なのか、200字以上で書きなさい。」と大人せんせいは言った。


 私は「そんなモノは無い。」と答えた。怒られた。「あるはずでしょう。」と怒られた。


 私は訳が分からなかった。「夢をもって生きなければいけない」というルールの意味が分からなかった。


 今も分からないままだ。


 私は希望ゆめというのはキラキラした輝いているものだと思っていたので、やっぱり「無い。」と答えた。


 大人せんせいは「自分がなりたいものだったら何でもいいのよ。怒らないから書いてきなさい。」と言った。


 私は書いてみた。男の子は「僕」と書かないといけないから面倒だったのを覚えている。


「僕の夢は働かないで贅沢して生きることです。

 なぜなら、働くということはとても疲れることだからです。

 僕のお父さんは会社に勤めるサラリーマンです。何時も疲れて帰ってきます。帰ってくるのは僕が寝る少し前で、夜の10時くらいです。

 お父さんに「なんでこんな遅くなるの?」と聞いてみたら、お父さんは「サービス残業だよ。」と答えてくれました。

 調べてみたら、サービス残業っていうのはお金をもらわないで働くことの様でした。

 僕は考えて、思いつきました。

 お金をもらわないで働く人がいるなら、お金を上げないで働かせてもいいと思いました。

 そう、これはボランティアです。働かずにお金が欲しい僕とお金をもらわなくても働きたい人というギブアンドテイクなのです。

 僕はこの画期的な仕組みを使って、働かないで贅沢したいです。」



 提出した。

 怒られた。


 大人は汚い。やらないと言っておきながらやるのだ。

 私は別に押すなよ、絶対に)ryとは言っていないのだが・・・。



 後日、10分くらいで「父のようになりたいです」とテキトーに書いて提出したら、県から表彰された。


 解せぬ。



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― 新着の感想 ―
[一言] うーん、資本主義w
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