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アクリル 東女子高水槽楽部  作者: 川崎タイチ
水槽楽部GWキャンプ編
63/77

第60話 ヴァァァァァァン!なのか!?水槽楽部は法定速度を遵守しております!

 巨大おにぎり坊やの看板に驚愕してから間もない頃


 ……ヴァァァァァァン!


「……ふむ、リッター4発の音だな」


 またか!って龍神への道の治安の悪さ半端なかった。花梨カリンちゃん曰く『朝のお勤め』とのことだ。


 龍神から高野山へ繋がる『高野龍神スカイライン』とは、関西でも有数の『公道サーキット』らしいのだ。勿論、違法行為である!……が、しかし……多いな!


 ……パァァァァァァン!


「……ふむ、250ccツーストの音だな」


花梨カリンちゃん!毎週土曜ってこんなのですか?」


「……うむ……高野龍神スカイラインに向かうために、リッター共は変態スピードで向かっているのだ」


「だねだね!夜は夜で4輪乗りのローリング族がバトルしてるよん!」


 ……なぜ取り締まらない!


「……我々の後ろを走っている『R3』もバトルしているぞ!」


「な、な、なんのことかなかな?」


 ……さっきバイク追いかけてたでしょうが……。


「んでさー、なーんでバイク降りたら私にオッサン共が群がって来るかなかな?ヤダヤダ!JKに群がるヘンタイどもめ!」


「……いや……JKである前に、龍神の主以外をバトルで『ぶっちぎってる』だからだろ……」


「なんだよねー!なんであの『龍神の主』だけ倒せないかなかな?直線だとチートで425km出るのによ!」


 ……チョット待って!『425km』でないでしょ!語呂合わせ的にはそうなりますが。


「……主はカーブがとても早いのだ。あれは『間違いなく神』だ!人如きが勝てる相手ではない!あと、日花梨ヒカリはカーブでは42.5マイルが限界スピードだ」


 42.5マイルが何キロでているかは定かではないが、相当速いぞ!!


 水槽楽部の法定速度は『37.2823マイル』である!


日花梨ヒカリさん、あんまり無謀運転してはダメですよ……すっ飛んで『死』んじゃいますよ!」


「……ふむ、その通りだ!水槽楽部は法定速度を『できるだけ守る』よう『努力目標』とする!」


 ――今世紀最大の『ドヤ顔』である!……が、後ろに乗っている関係で、ヘルメットの頭部しか見えないが、間違いなく『ドヤ顔』をキメている!


 本来であれば、道の駅『龍遊』に立ち寄って日花梨ヒカリさんを待つ予定だった。しかし、既に合流しているので次の道の駅で休憩となった。愛芽アンナさんとの合流予定の道の駅である。


 ――もしかしたら、信号の数より道の駅の方が多いぞ!っと思ってしまうくらいに信号がないのである。


「それにしても、山と川しかないですね……家すら無いですね……」


「……ふむ、殆ど『山』と『川』だ!」


「おかげで、『橋』が無茶苦茶多いですね……信号の20倍くらい橋渡ってますよ!」


「だねだね!橋だらけだよん!渡るたびに、『タイヤがツルン!』って行きそうで怖いよん!」


 アップダウンとカーブが多く、『走り屋』にはとても良さそうにみ・・・!?


 ――バキューーーーン!!


「あわわわ!?なんだなんだ!あの暴走車は!?」


 すさまじいスピードで軽トラックが追い抜いていった!


「……またあいつら……龍神モータースの連中だ!」


「あの連中かなかな!『龍神』最速を目指しているとわれる非合法部隊!」


 ――なんかド田舎ななのに色々なヤバい組織が出てくるのである!『黒龍会』・『名水探偵』・『龍神の主』そして、新たに『龍神モータース』が追加された。私の記憶では……アクアリウムを楽しむ部であったはず。


花梨カリンちゃん!そろそろ方向性の修正をした方が良いと思います!何でもありになってきてますよ!」


「……ぬぬ?我々には『感じ取った風景か大自然を切り取り水景に反映する』という大義名分がある!これもアクアリウムだ!問題ない!我々水槽楽部は大局を見ているのだ!」


 方向性の違いにより寿姉妹とパックリ割れたのが去年の水槽楽部です!大局を見た結果方向性の違いによりバンドは解散となりました!


「……と、とりあえず、奈良ならさんも今回参加されますので、大局より身近な所からお願いします……」


「……うむ!心得えている!今回の水槽楽部キャンプ合宿は皆で飯盒を囲む会とする!」


 ……あれ?今日は何のためにキャンプ行くのでしたっけ?


「でもでも、まだまだ夜は寒いよん!キャンプファイヤー盛り上げていかないとだねだね!」


 ――会話しながらだとアッという間に時は過ぎて、次の道の駅へ到着した。来る途中に奈良ならさんと会うかと思ったが、まだ奈良ならさんらしき『チャリダー』とは遭遇していなかった。……私達は朝4:25スタートだから当然である。


 道の駅『熊野古道中辺路』に到着すると見覚えのあるバイクが……って!なんだあの積載量は!?


「おはようございます愛芽アンナさん……、こ、この積載量『法的にセーフ』なのですか!?」


「おはようございます。七海ななみさん。花梨カリンさんが乗車すると『アウト』ですね」


 な、なんだその怪しい基準は?黒服登場か!?


「……ふむ、法律上、荷物自体は地上から2Mまでなら積んでも問題ないのだ!だが、安全義務違反というのがあってだな……要は、私では安全に運転が出来ないって事だ!」


 ……試しに花梨カリンちゃんが乗って見せてくれた。


 両足が地面に届かず、ハンドルに両手が届かなかった!


日花梨ヒカリさんは乗れるのですか?」


 背丈的にはOKだろう……が……?


「ありゃりゃ!胸が邪魔でハンドルに手が届かないよん!邪魔なタンクバックめ!」


 まさか!バイクの燃料タンクに積んでいるバッグに胸が当たって手が届かないとは!


「驚くべき胸囲の差ですね……」


七海ななみさんも試しに(また)がってみますか?」


「あ!はい試しに乗せてもらっていいですか?」


「どうぞどうぞ」


 愛芽アンナさんのバイクに跨がらしてもらうと……。ギリギリハンドルに手は届いたが……。


「私もギリギリですよ!これ本当に乗れるのですか?」


「それじゃあ、試しにタンクバック取ってみて起こしてみましょうか!」


 愛芽アンナさんがタンクバックを取り外して……


七海ななみさん試しにバイク水平にしてみてくださいな」


 ――スタンド側に若干傾いているバイクを起こそうと……お、お、起きない!?


「重い!なんですかこれ!絶対起こせないですよ!こんなに重いと!何キロあるんですか!」


「うーんと、荷物含めると総重量280Kg位かなー」


 ――に、280Kgだと!?無茶苦茶重いぞ!何を積んでいるんだ!


「め、メッチャクチャ重いじゃないですか!よく運転できますね!?」


「……ふむ、走り出したら気にならないぞ!問題は止まった時だ」


「それじゃあ、皆さん、行きましょうか!キャンプ場に急ぎましょう!今日は『やること』多いですよ!」


 再出発となったが……愛芽アンナさん出発できるのか?


 ――ドドドド……ガチャ!

 ――ヴァァァァァァン!


 って!速いぞ!!ウィリーして一瞬で消えたぞ!


「えええ!愛芽アンナさん速い!か、花梨カリンちゃん愛芽アンナさんのバイクどうなってるのですか!あの荷物で爆速で走って行きましたよ!」


「うむ!さすが愛芽アンナのNINJA400は伊達じゃない!兄弟機として全く見た目が一緒のNINJA650というバイクがあってだな……あ、でも心配するな!ちゃんと愛芽アンナのバイクにはNINJA400とカウルに書いているぞ!車台番号から車検証までバッチリ書類は揃っているぞ!……問題はGRPグリーンリバーコーポレーションのチューンナップさてはいて70馬力程……」


 ――!?


「わ、私は何も聞いてませんよ!」


 ――水槽楽部の愛芽アンナさんのバイクは『NINJA400』である!


 暴走特急である水槽楽部員は……まあ、置いといて、奈良ならさんは今頃本宮方面行きのバスに乗った頃だろうか?経路を詳しくは聞いていなかったが、白浜方面から川湯温泉行のバスがある?途中下車して景色の良い場所を自転車でサイクリングしながら来るっぽい……とも言うのも詳しくは聞いていないのだ。白浜方面から行くとだけ聞いていた。奈良ならさんもこの道を通るかもしれない。


 途中、小さいスーパーがあったが、川湯温泉から少し行った先に『熊野本宮大社』がある。その近所の道の駅がスーパーと合体した店舗があるらしい。そこで買い出しを行うため、給油休憩で終わらした。……なんか、コスモ石油の偽物っぽい・・・・・・カラーリングのガソリンスタンドだ。遠目で見たら見間違えそうだ!


花梨カリンちゃん、残り20kmって書いてましたね!意外と早く到着しそうですね」


「……ふむ!9時には到着する!キャンプは時間が過ぎるの早い!到着次第先ずはタープを建てるのだ!」


 ――今回は2泊3日の余裕があると思うのだが……。


「ですね、10時にはお昼ご飯の仕込みを開始したいですね」


「だねだね!安全運転でゆっくり行くよん!」


 ――『ヴァァァァァァン!』


 喉元を過ぎる前に一気に加速した!


 あと少しで川湯温泉に到着する。みんなと話しながらのツーリングは意外と近いなと感じた。

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