表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
アクリル 東女子高水槽楽部  作者: 川崎タイチ
水槽立ち上げ編
19/77

第17話 ヒカリかがやくセカイ!……主に照明である。

 水槽の設置と配管周りが終わったらしい……現状私がやった事は水槽を運んだだけである。


「んじゃーとりあえず、外掛けフィルター乗っけちゃおう!で、どれにするする?」


 外掛けフィルターって奴もいっぱい種類あるのか!?


「……よし……パーフェクトフィ……」


「それ付けるならジェットフィルター使おう!!」

 凄まじい勢いでヒカリさんがカリンちゃんにツッコミを入れた。


「……チッ……」

 カリン様が舌打ちをされたぞ!皆の衆ご褒美だ!


「……仕方ないな……らくらくフィルターLで」


「うむ!素晴らしい選択であるある!ジェー――○ス!!」

 ヒカリさんはとても満足している表情を魅せた。どうやら、らくらくフィルターLとは良い物らしい。同時にカリンちゃんは納得いかない表情であるあるが、仕方がない雰囲気である。それ程「らくらくフィルターL」とは良いものという事なのか?


「んじゃー、フィルター乗っけちゃうねー!」


 ……ブランドイメージの崩壊である!


「意外と大きいのですね?もっと小さいのかと思ったのですが」


「そそ、このフィルターは外掛けフィルターでも大きい方なのよん!あと、このフィルターにはなんと!濾材がいっぱい入る!」


「……残念だけど、2000円でこの性能……憎い……。見た目以外は。でもこの外掛けフィルターは、ポンプ部が水槽内に入れなくていいのが良い。グリーンロタラでパイプ類は隠せるし、十分な濾過能力確保できる。もちろん濾材はパワーハウスのアップッキット突っ込むけど……」

 どうやら、ブランド志向の高いカリンちゃんも認める性能らしい。


「だねだね!カスタムまで出来てしまう有能な奴よ~!私みたい!」


 ……桜花びら散るこの季節……まだまだ寒いです。

 実際部室のドアが開いて風が入ってきたのであった。


「おつかれさまです。ってまた水槽増やすのですか!」

 アンナさんが生徒会室より部室に来たのである。


「……これは、七海の水槽、今立ち上げの準備段階中……」


「そうでしたか、七海さんも水槽楽部員ですからね。って!水槽A○Aの30キューブじゃないですか!ここは誰もが通るエーハイムの30水槽ハイタイプでしょ!」


 どうやら、テッパンルート的な水槽もあるらしい。


「……あんな緑の水槽なんて使えない……この部室に置いたら即時、叩き割ってやる……!グリーンはバイクだけにしておけ!」


 窓を叩き割る……ではなく、水槽を叩き割る不良少女である。

 同時に分かった事だけど、アンナさんもやはりヤバい感じがする!?アクアリウムとはブランド志向が高いのであろうか?


「あのですね?入部して1週間もたたない人にA○Aの製品を押し付ける行為など、危ない勧誘ですよ!ちょっとは常識的行動をお願いします。正直、デリケート過ぎて扱いづらいですよA○A製品は!」


「あとはライトですね。CO2配管してるってことは、水草水槽なのですね。それじゃあ、ライト乗っけちゃいましょう」

 っと、何処から出してきたか判らないが、水槽用ライトを出してきた。


 白い弁当箱のような……あえて言おう……ダサい。


「……アナタは何をしているのか理解できないわ……!A○Aの水槽にこんなライトを乗せるなど!」


「カリンさん、水草水槽で30㎝であるなら、エーハイムの3灯式ライト30がベストパイでしょ!」


「……今時、蛍光灯のライトとか時代遅れにも程があるわ!……」


 とか言い合いしている間に、ヒカリさんがまたややこしい事に、UFOの形をした物体を出してきた。

「やっぱり、30㎝水槽といえば、ヴォルティスでしょ!中身はLED電球だけどね!」


 ……何その戦隊モノ風のネーミングは!?アクアリウムの用品のネーミングはやたらSFチックな物ばかりなのかと。しかもさりげなく、LEDに交換してるとは……新たなるライバル現る!?


「……もちろん、水草水槽に最適な30㎝水槽用ライトは≪アクアスカイG≫に決まっている……!」


 ……今度は空飛びそうですよ!

 まさに私を巡って〈私の水槽〉の乱れ飛ぶイケナイ関係である!

 もちろん、選択項目は一つしかないわけである。


「もちろん、アクアスカイGでしょ!」

 カリンちゃんからの愛を答えない訳がないのである。


「……ふむ!当然の選択だ……」


「七海さん……アナタはちょっと再教育が必要かと確信しました」

「ヴォルティス良いよー!安いし、明るいし!」

 アンナさんがジト目で私を見て、ヒカリさんはまだ諦めていないようだが……。


「ヴォルティスの方が吊り下げ式にもできるし、優秀よん!トリミングとか考えたら、ヴォルティスVのが良いよん!」

 ……素直にヴォルティスの方が良さそうに感じてきた……。

 そもそも、アクアスカイGをまだ見てないのだが……っと思ってたら2階からカリンちゃんがアクアスカイGを持ってきた。そして、有無を言わさず水槽に乗せた。


「……よし……ジェットフィルターじゃないのが心残りだけど、機材はこれでよしとしておく……」

 アクリル製?の台座に水槽用ライトが乗っていた。とても薄く、近代的デザインである。私の趣味ではない……イマイチ……でもあるスタイルだ。ヴォルティスVのが好みかな……?ネーミングセンスはとりあえず、考えないことにした……。


「カリンさんには申し訳ないのですが、ヴォルティスにします……」


「……!?」

 カリンちゃんにもジト目攻撃を受けた……!


「やった!やっぱりコン○トラーVだよだよ!」

 今思いっきりコンバトラーって言ったぞ!?


 ヴォルティスを選んだ理由だけど、見た目の問題でもある……。というのも……


「私の水槽以外は全部吊り下げ式の水槽ライトっぽいので……私のだけ水槽の上に置くより

 吊り下げにした方が良いかなーっと思っただけなんですけど……」


「……ふむ……そう言われればそう……なるかな……。ライト用の電源ラインは天井側だし……」


「でしょ!でしょ!ナナちゃんの水槽だけタイマー別配線にするとスマフォで管理・制御できないからね!」

 ……照明もそのスマートフォンで制御しているのか!?


 結局、私の水槽は色々なメーカーの良いとこ取りの形となった。


 ここで今回使うアイテムをおさらいしておくことに……。


 水槽:30㎝キューブ型である

 底床:パウダーソイル

 濾過:らくらくフィルターL+強力な濾材らしい

 照明:ダイターンでもなく、コンバトラーでもなく、ヴォルティスである。


 既に、色々な人のアクアグッズを詰め込んだ結果、ド素人とは思えない機材の揃いっぷりである。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ