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ある謎の季節  作者: 東集
2/2

入部試験 解答

 俺達入部希望者4人は入部試験の問題を考えるために1年3組の教室にいた

 背の高い女の子が最初に口を開く

 「どう思うこの問題?」

 次に背の低い女の子がしゃべる

 「この123ってやつからえじやぶんじゃない?」

 

 「そうかもね?でも引っ掛けのような感じもするなー」

 俺を誘った男がそういった


 俺は何も考えないで放課後の学校の窓からみえる夕焼けをみていた

 「あなた参加する気ある?」


 そうきかれて振り向いた


 「ああ、あるぞ」


 聞いたのは身長の高い女の子であった


 「じゃあ考察を聞かせて見なさいよ」

 

 何も考えていなかったが上からの態度で少し腹が立ったので適当に答える

 「この頭という文字にヒントがある気がする」


 「へぇー適当ね」


 その通り適当に答えたのだがやはり上からの態度に腹が立つので真剣に考えることにした


 俺を誘った男が口を開く

 「まあ123の所は置いといて上の文章を考えようよ」


 生命は羊の鳴き声とともに終わる その名前は?

 「まず羊の鳴き声って何かな」


 「メエー」


 背の低い女が羊の真似をする


 「そうだねメェーだね阻止でっか生命の終わる名前は」


 「死…ね」


 死とメェーかそれを合わせるとあぁそうか


 「なにかわかったの君?」


 「なんでそう思う」


 「顔かな」


 どんな顔だよ


 「聞かせてみなよ」


 ※ ※ ※


 答えがわかった俺達は再び推理部の扉を叩いた

 するとすぐに扉が開く


 「答えはわかりましたか?」


 「答えはこれですね」


 俺は名阪圭と書いた紙をみせる


 それぞれの入部希望者達も同じように自分の名前を書いていた


 俺を誘った男は

 小山田塁


 態度のでかい女は

 鏑木ましろ


 背の低い女の子は

 月宮結衣


 「正解です答えは氏名を書けです」


 入部おめでとうございます


 最後の123は選択肢ではなく頭文字を抜きとったもの頭文字を合わせるとおかけ を書け


 あながち適当に言った事は間違っていなかった


 そして死とメェー合わせると氏名


 それで氏名を書けとなる


 「私の名前は星野楓と言いますそしてあちらの眼鏡の男性は佐古湊太君、明日からよろしくお願いしますねたくさん謎を解きましょう」


 「では明日また」


 俺たちは部室を後にした


 ※ ※ ※


 帰り道俺は小山田に気になっていた事を聞いた


 「なんで俺を誘ったんだ」


 「かんかな」


 「かん?」


 「結果当たったみたいだね僕のかん」


 こいつが一番適当な奴であった

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