入部試験 問題
春
鳥羽高校の入学式
俺は、これからどういう高校生活を過ごすのだろう
桜満開の木を見て楽しい高校生活のはじまりを感じる
俺は入学式が始まる体育館に向かった
体育館に入学生として入場し一通りの行事が終わり校長の話が始まる
校長の眠くなりそうな話を聞きながらくだらないことをかんがえていた
周りの人は真面目に校長の話を聞いてるのだろうか?
聞いてないだろうな
聞いていたとしても一週間もすれば話の内容を忘れてるだろう
特に右斜め前にいる短髪で清潔感があり真面目そうだが今にも眠りそうだ
友達つくれそうにないな俺
※ ※ ※
それから誰とも話せないまま3日が過ぎた
昼休み教室の自分の席でひとり弁当を食べながらかんがえる
何でだなんで友達ができない
弁当を食べ終わり時計を見ながらボーッとしていると昼休み終了のチャイムが鳴る
今日は、5時限目に一年生に向けた体部活動勧誘会が体育館開かれる
部活かぁ友達ができるチャンスかもしれないな
廊下を歩いているとうしろから誰かが肩をトントンと叩いてくる
「君部活何入るつもり?」
短髪で清潔感のある男がしゃべりかけてきた
「き、決めてない」
びっくりして噛んでしまった
こいつの顔どこかで見たことある
多分クラスメイトじゃないなあまりクラスメイトの顔を見てないからわからないが
「そうかーじゃあ一緒のところ入らない」
「何の部活に入るつもりだ?」
「推理部」
あまり耳にしない部活だな
「なんで俺をさそう?」
「君ならいい友達になれそうだとおもってね」
どういう意味だ?
入学式から3日間誰ともしゃべっていない俺にとってはありがたいが
しゃべってる内に体育館についてしまう
「じゃあね僕2組だから」
「あ、ああ」
俺は、3組だった
めんどくさそうなやつに絡まれたと思いながら出席番号順に並び体育座りをする
3組ほどの部活動紹介が終わると一緒に入ろうと言われた推理部がやってくる
元気そうな女の子が出てきた
「こんにちは推理部です」
お辞儀をする女の子
「突然ですが謎はお好きですか?」
「お好きな方はこの推理部に入りましょうただしこの部には入部試験があります」
「入部希望の方のみお渡ししますでは」
お辞儀をしてステージの後ろにはけてく女の子
推理部かぁと思いながら俺は入部届けに推理部と書いていた
※ ※ ※
放課後俺は推理部の部室の前にいた
推理部の部室の扉には、入部希望の方はしばらくお待ちくださいと汚い文字で書いてある
「お、来てくれたんだ」
体育館につくまえにしゃべりかけてきた男が遅れてやってきた
「まだ入れないんだ楽しみだね入部試験」
「そうだな」
クスッと笑う男
この男の他に二人の女の子が部室の前に立っている
一人は、身長が低く髪の毛が肩の上まである女の子
もう一人は、身長が高く髪の毛が長い凛とした女の子だ
「君たちもこの部にはいるつもりなのか?」
俺を誘った男が、女の子にしゃべりかける
身長の高い女の子が口を開く
「ええそうよ」
「楽しくなりそうだねこの部活」
「そうね」
しばらくまっていると
推理部の部室の扉が開く
「お待たせしました」
先ほど部活動紹介をしていた女の子紙を数枚抱え出てくる
「こちらが入部試験です」
抱えていたその紙を俺を含めた4人に配る
そこに書かれていたのはこんな内容だった
生命は羊の鳴き声とともに終わる その名前は?
1尾
2カエル
3煙
頭