設定?なかなかおもしろいことを言う。君ってやつは。
最初考えていた設定はおろか、キャラの名前すらほとんど覚えていない。そう、すべては記憶の彼方へ、記憶の銀河の向こうへと流れて行ったのです。どこいったんだろ。元気にやってるかな。まあ、手紙くらいよこしてくれてもいいんじゃない?
ふとめが覚めると、病室のような清潔さが滲み出るような、そんな場所にいた。先ほどまで森の中にいたはずなのに、一体なぜ?「?」マークが頭の中を駆け巡る。まさか、、、謎の組織とかUFOとかそういったものなのか?だとしたら最悪だ。体とかをバラバラにされていろいろ調べられるのか。そんな、いきなり裸とか。段階が早いんじゃないのかしら。まだki…そんなことを言っている場合ではない。何を言っているんだ、正気を保て俺。その時、ある音が俺の耳に迫っていく。足音だ。誰だ、こっちに向かってくる。とうとう終わりか。体中を調べつくされ、あんなことやこんなことをされてあんなことになっちゃうのか。畜生、こんなところで終わってしまうのか。なんだったんだろう。俺の人生。幼稚園どころか、小学校から中学校の記憶がこれといって特にない!なんてこった。薄い。易い。もし、どっかに人の人生とかを売っている店とかあったとしても売られている可能性は微塵もない。多分、ゴミ箱に入っているか、寒い路地裏で誰にも知られずに腐りきっているだろう。なにかひとつくらいしとけばよかった。例えば・・・例えば、こう、なんにも思いつかない。こんなんだからだ。こんなんだから、なんにもない人生なんだ。足音が、ドアの前で止まった。そろそろ来る。ドアが開き、そいつは姿を現した。なんと、そいつは普通の看護師だった。なんだ、ただの病院か。いや、待て。少し違う。看護師は、右手にバット。左手にスタンガンといった、どっち側で攻撃されたとしても、自分の体には大ダメ―ジであることは間違いない、両手で来られたら、確実に死ねますね、はい。すると、その看護師は突然しゃべりだした。
「知ってますかぁ~?」
看護師はそう一言いうと喋らなくなった。なんなんだこいつは?怖い。とにかく怖い。まず、その凶器を床に置こうか。
「えっ?」
そう聞き返すと看護師突然、バットで、横腹を殴ってきた。痛い、とにかく痛い。床に倒れた。看護師が迫ってくる。ヤバイ、次の一撃で確実に殺される。やっぱり死ぬんじゃないか。そして、頭めがけて躊躇のないスタンガンの一撃が襲ってきた。えっ、普通逆じゃ・・・意識がどこか遠いところに旅立っていった。さようなら。
再び目が覚めると、どこかのオフィスにいた。頭が痛い。あとお腹も。あたりを見回すと、一人の老人が座っていた。
「やあ、目が覚めたかね。」
「はい。あの、ここどこですか?あと、誰ですか?」
聴きたいことは山ほどあった。なぜ、森から病院にいたのか?あとなぜ殴られ、スタンガンで頭をやられたのか?あと、なぜ生きているのか?まだ他にもあるのだが、なんか面倒くさいのでこれぐらいにしておく。
「はははは。」
老人は笑った。そして黙った。なぜだ?なぜ黙るおかしいだろ。さっきの看護師もそうだたっけど、早くなにか言ってくれよ。
「確かに、そんな顔になるのは仕方ないのかもしれんな。」
「えっ・あなた、もしかして心が読。」
「仕方がないだろう。こんなに美しい存在が君の目の前にいるのだからな。」
えっ?なにをいっているのこの方は。もしかして、俺には見えない別のなにかが彼には見えているのか?彼の妻の亡霊だとか、なんかそういったオカルト的なそういったものなのか?怖い。ますます怖い。嫌だ。早くここから出たい。
「まあ、落ち着きたまえ。私の美貌に多くの人々はそういった顔をする。」
なんだ、そういうタイプの人か。
「ところで、君はあれをみたのかい?」
「あれってなん「そうか。見てしまったのか。」
「えっ、いや見てな「ならば、仕方がない。君には消えてもらうしかないようだ。」
「だから、なん「そうだな、銃殺と銃殺どちらがいい?」
「ちょっ「なるほど、ナイフで刺されたいか。いいだろう。」
もう、何も言えなかった。
というか、早く家に帰りたかった。老人の後ろの壁をみると、『右を見ろ』と書いてあった。老人を見てみるとご機嫌そうにフォークを選んでいた。もう、どうでもよくなった。右を見てみると、ドアがあった。歩いた。開けた。
そのむこう側は・・・
いつも暮らしている自分の部屋だった。
えっ?
勢いって凄いね。ほとんど何もない状態からのこれだよ。ほんとびっくりしましたよ。楽しんでいただけたら幸いです。




