従業員いがいの駐車はいかなる理由があろうとも一万円いただきます2☆
ここは、とある会社の駐車場。
銀行強盗A「よし・・ここでちょっと隠れとく か」
銀行強盗B「人気のない駐車場、ここなら警察 もきづかないっすよ」
警備員「すいません、一万円いただきます」
強盗A「はぁ?なんだおめーは?」
警備員「従業員いがいの駐車は、いかなる理由 があろうとも一万円いただきます」
強盗A「駐車じゃねーよ!停車だ!」
警備員「警察呼びますよ?」
強盗A「今まさにリアルタイムで追われてるけどな!」
強盗B「アニキ、なんかこいつやばそうっすよ ?」
強盗A「しかたねー、いっぱつびびらしてやるか・・。おいてめー!これが見えねーのか?」
警備員「これ?」
強盗A「銃だよ、銃!見りゃわかんだろーが! 」
警備員「すいません、日本は銃社会じゃないんで。」
強盗A「今まさに見てんだろ?見ろ!本物だよ !」
警備員「本物?本当ですか?ちょっと撃ってみてくださいよ」
強盗B「アニキ、こいつ頭おかしいっすよ!」
アニキ「よーし・・う、撃ってやるよ!見とけよ!」
パァーン(銃声)
アニキ「うおっ!ほらな ?本物だろ?」
子分「アニキすげーっす!木に穴あいてますぜ !」
警備員「・・本当に銃で穴開けたんですか?あの木に火薬しこんでおいて、遠隔操作で爆発させた・・とか?」
アニキ「うたぐりぶけーなこいつ!ちょっとは人を信用しろよ!」
警備員「昔・・親友に裏切られたもんで・・」
アニキ「しらねーよ!お前のトラウマとかしらねーよ!」
子分「うぅ・・かわいそうっす・・。ぐすっえぐ っ・・」
アニキ「てめっ!泣いてんじゃねーよ!」
子分「だってこいつ、親友に裏切られてんすよ ?かわいそうじゃないすか!俺で良かったら話聞きますぜ?」
警備員「・・・嘘です☆サーセンwww 」
アニキ「嘘かよ!このくだりいらねーだろ!」
警備員「一万円いただきます」
アニキ「わかったよ!払うよ!これでいいか? 」
警備員「黒いバック・・ですか?」
アニキ「このバックんなかに、さっき銀行からかっぱらった一千万が入ってんだよ!」
警備員「・・なるほど。このオビがしてあるタバが百万円で、それが十個で一千万・・と」
アニキ「どうだ?すげーだろ!」
警備員「・・いがいと少ないですね?」
アニキ「はぁ?なんだって?」
警備員「だって、一千万て聞くと大金だけど、 実際に見てみるとちょっと微妙?両手でもてる量だし、積み上げてもそんなに高くないし・・」
子分「・・たしかに。言われてみれば・・」
警備員「しかも、一千万を二人で割ったら五百万ですよ?たかだか五百万のために銀行強盗ですか?」
銀行強盗A・B「・・・・・・」
警備員「一千万って、Mー1グランプリの賞金ですよね?Mー1なら四分くらいのネタを二回やるだけで一千万ですよ?たいしてあなたがたは、銃で武装し、銀行を襲い、警察から追われる立場になってやっと一人五百万・・。知ってます?日本だと武装強盗って・・死刑クラスの大罪ですよ?あなたがたは、たかが五百万のために、一生逃げ続けるんですね?大変ですね?ご苦労様です☆」
子分「うわぁぁぁぁぁーん」
アニキ「いじめか!なんなんだおまえ!本当にただの警備員か??」
警備員「はい。時給850円の、ただの警備員ですが?」
アニキ「正社員でもないやつに、ここまでこけにされるとはな!」
警備員「銀行強盗してるやつよりはましだとおもいますが?」
アニキ「なんかすいませんでしたね!」
子分「うわぁぁぁぁぁーん!うわぁぁぁぁぁー ん!」
アニキ「泣きすぎだろ!」
パトカー「ウー!ウゥー!」
アニキ「しまった・・さつだ!」
警備員「つーほーしますた」
アニキ「いつのまに??」
警備員「ボタンひとつで呼べますよ?緊急のやつ!」
アニキ「できる男だなおい!」
警備員「そろそろ引き継ぎなんで、とっとと一 万円払ってください」
アニキ「ふざけんな!何が引き継ぎだ!こうなったらてめーを人質に・・」
警備員「はぁ?こちとら時給850円でやってんだ!サービス残業なんかしてらんねーんだよ! 帰ってジージェネやりてーんだよ!」
アニキ「うわっ!こいつきれやがった!時間外だと性格変わるのか?」
警備員「いつまでたっても時給はあがんねーしよ!保険料は高いしよ!車のローン払わなきゃいけねーしよ!なにが銃だ?んなもんでびびんねーよ!くそがっ!くされピーどもが!ひゃっ ひゃっひゃっひゃ!」
子分「アニキィィィィー!!!うわぁぁー!こないで・・こっちこないでぇー!!!いやぁぁぁぁーああ!!!」
警察・救急車「ウー!ウー!緊急車両とおります!緊急車両とおります!」
ニュースキャスター「緊急ニュースです。ついさきほど、強盗犯が逮捕されました。犯人二人は重症をおっており、眼底骨折に脳座礁。指の骨がすべてくだけ、脚がありえない方向に曲がっており、主犯格の男は銃で三発撃たれていて、市内の病院で治療をうけております。次のニュースです。駐車場で生まれたジョー君が・・ ついにハイハイを・・」