表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ドラッグ・シューマノイド  作者: ツカサシキ
5/10

5.また手探りな交流。

お久しぶりです。

よろしくお願いいたします。


今更ながら視点を付加させていただきます。

傍観者P氏の視点。

 昨日の…夢のような一日は、あっという間だった。


 まるで、夢遊病のような…フワフワとした妙な気持ちが、わたしの“今”を立たせている。

 今日のわたしの行動と言動に可笑しなところが無いかが、気になったが…わたしよりも大変な話題になっているのがあった。


 レーコさん――。

 大学を辞めさせられていた。


 何が遭ったのかが、気になって聞いてみたら…レーコさんのお祖父様に何もかもバレたとのことだった。

 知らなかったが…レーコさんの『悪行』は、イジメだけではなかった。


 イジメから順に恐喝、脅迫、言葉による悪行だけと思われたが…なんと、学生時代…今も学生だが、同級生と後輩、取り巻きの一人に売春を強要していたそうだ。

 そして、彼女達に売春にて稼がせたお金を巻き上げて“自分磨き”の資金にしていたそうだ。


 ――…絶句した。

 この言葉しか思いつかない自分は、勉強不足だろう。


 しかし…更なる絶句をする事になるとは、思わなかった。


 レーコさんの手により、強制的に売春をさせられてしまった少女達の中には、中学1年生の子までいた…しかも“客”に妊娠をさせられていた。

 どうして、明るみになる事ができたのか――…その妊婦になってしまった子の親御さんが民事として、訴えたのだ。


 その訴えに…レーコさんの親御さんも弁護士を雇い、争ったが…底なし沼のように終わりが見えず…――ついに…レーコさんと両親が、一番耳に入れさせてはいけない『会長』である“お祖父さま”の耳に入ってしまったそうで…レーコさんを含め事情確認。


 次々と動かぬ証拠が、芋づる式に出てくる…出てくる。

 今も出続けているらしく…レーコさんのお祖父さまの顔色が、コロコロと急変化を繰り返し…問答無用に息子夫婦と孫娘・レーコさんを…簡単に掻い摘むと、完全絶縁し“存在しない者”として、決定したそうだ。


 わたしにとって、衝撃的なのが…レーコさん。

 実は、隠し子を産んでいた。


 何でも…高校の時に付き合っていた彼氏(※本人談)に無理矢理、ジュース(?)を飲ませて関係を持って身篭り、産んだとか…産んだ子供は、レーコさんの母の手により養子に出されたそうだ。

 そして…これで、終わらないのがレーコさんだ。

 いや、親子――だろう。


 レーコさん…お祖父さんと全く、血が繋がっていなかったのだ。

 正確には、レーコさんの父親が子供が出来ない身体だったそうで…レーコさんの母親が騙して、授かり婚をしたそうだ。

 レーコさんは、母親似だったので…今日まで気づかなかったそうだ。


 ――しかし、義理でも似るものだ。


 レーコさんの父親(義父だが)は…レーコさんの祖父(義父の実父)が、一代で叩き上げた会社のお金を…ギャンブルの借金の返済金として横領していた事が発覚した後、強制的解雇。

 レーコさんの母親は、以前から興味のあった株をしたら大失敗し…借金をしていた事が分かったそうで…夫婦揃って、借金が発覚し…離婚に勃発。


 一番の被害者は…レーコさんの手によって、汚され子供の父親となってしまった男性と…レーコさんが、産んだという赤ちゃんと育ての親である義父の祖父、レーコさんの手により『遊ぶ』資金源にされた女の子達とご家族だろう。


 一人目の被害者である…レーコさんが、産んだとされる子供の実の父親は…残念ながら交通事故に巻き込まれてしまい事故死。

 生まれた、お子さんは…分からない。

 二人目の被害者である、レーコさんの義理のお祖父さまは…自身が立ち上げた会社であったが、お祖父さまが、最も信頼をしている副社長に譲った。


 そして、自分の退職金と全財産を“義理”とはいえ孫娘・レーコさんが仕出かした“悪行”を…お祖父さまが、被害者の全ての方々に謝罪をしてから多額の慰謝料や病院の手配等の手続きをした。

 わたしが聞いた話しのため、多少の誤りがあるので…勘弁していただきたい。


 ――しかし、また事件が起こってしまった。


 移動中の事だった。

 退学されたはずのレーコさんが…その人目掛けにレーコさんが出刃包丁で、切りつけようとしたのだ。


 その人は、持っていたファイルケースやペンケースを盾にして、無事だったが…レーコさんは、また切りつけようとしたところを警備員さんに取り押さえられた。

 警備員さん達に取り押さえられても…レーコさんは、レーコさんで「わたしは、悪くない!」と、暴れながら連呼していた。


 そして、レーコさんは「あんたが、バラしたのねっ!卑怯者っ!」とか「あんたのせいよっ!!あたしの幸せをブッ壊しやがってー!!」と、警備員さん達が四苦八苦しながら…警察が来るまでの間、何処かの空き教室に隔離されていた。


 その後、野次馬をしていた人達が駆けつけて口々に「大丈夫だった?」とか「災難だったね」等々――…励ましながらも興味津津に聞きまくった。


 ――数分後、警察の人達が着てくれた。


 隔離されたレーコさんは、最先端の防犯カメラに始終を撮られていたため、殺人未遂として逮捕された…女性の警察官の人に連行されながらもレーコさんは「ギャー!ギャー!」と、懲りずに人のせいにしまくっていた。


 レーコさんの手により被害に遭った、わたし達も事情聴取を受けつつ…被害届を直ぐに出して、解放されたのだが――…困ったのが、待っていた。


 人混みだけでも嫌なのに…先程の一件にて、直ぐに噂がばら蒔かれ…人達に揉みくちゃにされながら過ごす一日となってしまった。

 明日も…いや、暫く掛かるだろう。


 しかし、SNSがあるため…その人から「念のため」と、無料相談の出来る弁護士さんをネットで、調べて予約をした。


 暫しの別れだ、わたしの“平和”よ…少しだけ、待っててくれ。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ