4.ぎこちない仲良し。
立て続け投稿です。
よろしくお願いいたします。
今更ながら視点を付加させていただきます。
傍観者P氏の視点。
誰かが言っていた“偶然は、立て続けにやってくる”と…幸か不幸かは、神様にしか分からない。
――わたしの『今』の状況のように…。
町中で、モヤモヤしながらも買い物をしていて「せっかくの休みなのに気分が乗らないから帰ろうかな」と、思っていると聞き覚えのある声に呼び止められた。
その声に思わず振り向いたら『その人』だった。
何時ものように優しく、丁寧な挨拶が私の耳に届いた。
一言、二言と挨拶を含めた会話を交わしていると…どうしてか、お茶をすることになってしまいました。
その人の行きつけだというカフェ…めちゃくちゃ、お洒落で落ち着く感がハンパないっ…のだが、わたしは落ち着かない!
店員さんに席を案内してもらい、メニュー表を渡し、メニューが決まったらテーブルに置かれている…調べたら『オーダーコールシステム』と呼ばれるブザーの場所の説明後「直ぐにお冷をお持ちいたします」と、言い終えると一礼をし作業をするため離れた。
無言になってしまった。
そうでしょう?
今っ!美人がっ!わたしの目の前にっ!
これだけで、察していただきたい…。
その人は、店員さんに渡されたメニュー表を捲りながら「何にしよう?」と、小さく呟く。
絵になります。
とっても…絵になります。
眼福です。
一つの美術品ではないかと、錯覚をしてしまう。
すると、店員さんがお冷を持ってきてくれた。
店員さんの姿を見て…わたしは、気づかれないように安堵する。
その後、その人に「決まった?」と…心地良く耳に届いた。
目の前の『現実』に引き戻されてしまったわたしは「こ、これにしますっ」と、店員さんに慌てて決めたメニューを指差した。
わたしの行動に店員さんは「かしこまりました」と、言い終えると…わたし達からメニュー表を受け取り、一礼をし厨房に向かった。
ホッとしていると…わたしは、また『現実』に引き戻された。
――その人が居るからである。
思わず、マジマジと見てしまう。
同性なのに…!
なんで、こんなにドキドキしてしまうのか…!
経験した方っ!どうか、アドバイスをくださいっ!
心の中で、ギャーギャーと悶絶していると「大丈夫?顔が、赤い…」と、その人の優しい言葉がわたしの心に染み渡らせる。
わたしは「なんでもないですっ…」と、その人に裏返った小声で、頑張って言葉を発した。
料理が来るまでの間…話しをした。
いや。
正確には…その人が、話しをしてくれただけなのだが…わたしは、恐れ多すぎて「はい…はい…」と、言った相槌を連呼するしかなかった。
そして、その人の“今”の姿が『素顔』である事を改めて、話してくれた。
…夢のような一日でした。