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ドラッグ・シューマノイド  作者: ツカサシキ
3/10

3.思考。

よろしくお願いいたします。


今更ながら視点を付加させていただきます。

傍観者P氏の視点。

 ――休みの日になった。

 日頃のストレス発散感覚で、慣れた町をブラブラしながら探索しながら買い物をしている。

 知っている道でも知らない小道を発見したり、ちょっとした冒険のようで楽しいが…デメリットがある。


 しかし、せっかくの休みだが…昨日の出来事が衝撃的で、そちらに気を取られて…楽しんでいるけど、楽しんでいない――…不愉快な心境だ。


 その人の劇的変化――。

 いや、ご本人は『素顔』になっただけなのだが…。


 あの日の後、レーコさん達…激しかった。

 どうやったら…あんなに口が回るのか、逆に知りたくなるが…その人にレーコさんは、ほんの一瞬だけ驚いていたが…直ぐに何時もの弄りを開始した。


 ――口から発する言葉の攻撃と書いて“口撃”と読む…と、誰かが言っていた。


 本当に暇なんだろう。

 暇なら喜んで、変わります――…そんな下らない思考をしながらも見守る事しか出来なかった。


 ――最低だ。

 最悪だ。

 この言葉以外、何が当てはまるだろう?


 目の前で、イジメを目撃しているのに…何も『しない』し、何も『できない』し、そのイジメに『巻き込まれたくない』からだ。

 そして、巻き込まれたくないからという理由で、イジメに加担し“取り巻き”という犯罪者に成り下がる…それを『保身』という。


 弱いから――…誰だってそうだ。

 イジメの対応・対策は「相手と向き合う事だ」と、よく言われているが…当たりであり、ハズレだ。

 手探りだが、心身に負担が大きい。

 理由は、疲れるからだ。


 イジメをする相手の心理は、ただの“暇つぶし”であり“構ってちゃん(君)”であり“自分は、一番偉いんだぞ”という自己アピール――…マニュアル本でも存在するのかと思ってしまう。

 わたしから出た結論は、イジメは“中毒”であり“依存”だ。

 よく耳にする『買い物依存症』とか『アルコール中毒』等の病気と同等だと、わたしは思い立つが…もっと相応しい言葉があるならば…。


 イジメを行う者は――自虐。


 この言葉以外、当てはまるだろうか?


 イジメをした事のある子供・大人は、必ず『出来心』として済まそうとしている。

 自分が“犯罪者”の真似事をしているというのに気づこうとしない…いや、気づいているが気づかない振りをしている。

 最後まで、貫き通す。


「自分は、大丈夫!」


 なんの根拠もないのに自信に満ち溢れて断言する。


 過去。

 現在。

 未来。


 不思議な事だ。

 何度もニュースで、重要視として取り上げられているのに対応・対策が何一つ解決された件数は、少数過ぎる。


 多くは、被害者の人が『諦めている』からだ。

 本当ならば、勇気を振り絞って「逃げたら負け犬!」とか「やられたらやり返せ!」の精神なんか、挑んだら…目に見えている。

 そして、必ず“しっぺ返し”が、被害者さんに…まるで、津波に飲まれるような感覚で覆われるからだ。


 そして、必ず周囲を巻き込むのだ。

【作者の(愚痴)会議】 ※許可をいただき、投稿しております。


B「・・・・・」

ツ「Bさんや…本日のおやつは、リ〇〇ンのゴロゴロとフルーツの入った紅茶のゼリーと温かいカフェオレでよろしいですかな?」

B「ありがとう…てか、お客さんなのに…」

ツ「すっかり、勝手知ったるなんとやらだねー」

B「自分でいうか…」

ツ「はっはっは――…お待たせ―って、何処に置いたらいいでしょうか?Bさんや」

B「あぁ…!ごめんっ…!」

ツ「手伝いたいのは、山々だが…大事な書類っぽいので待たせていただこう」

B「正しい選択だ」


 数分後…。


B「――うまっ…!」

ツ「良かったです」

B「それにしても…」

ツ「ん?」

B「遂に…あの小説を解禁するとは…いや、面白かったけどさ」

ツ「ありがとう――…偽善者による“ドラッグ”撲滅運動です」

B「言っちゃったよ…」

ツ「だってさー…芸能人さんだけでなく、一般の方でも被害が遭ってるしね」

B「めちゃくちゃ、思い切ったね…」

ツ「ただでさえ、過激なニュースなんだよ?未来ある子供達から少しでも遠ざけないと…何でも、ゲーム機とかゲームソフトを買う感じで手に取るらしい」

B「えっ?ゲーム機とかソフトって、そこそこ高いでしょ?」

ツ「興味と好奇心を満たしてくれるなら“何でもいい”って、考えじゃないかな?欲求不満によるゲーム感覚で、スリルを味わうとしたら…」

B「あー…」

ツ「そう考えるとさ…パズルのピースが、上手く嵌まらないかね」

B「シキさんって…やや寄りの文系なのに時折、そうゆう頭の回転の速さになるのはどうゆう事だ?」

ツ「本人である私自身も知らない」

B「えー」

ツ「知ってたら話せると思うけど…興味がなかったから自分診断は、してないんだよね」

B「やろうか?」

ツ「聞いたとしても…長年蓄積された偏屈の捻くれた性格の改善は、難しいだろう?」

B「一番、理解してらっしゃる、だと…!」

ツ「捻くれ者でも“ある日”を境に気づくか、気づかないの違いだと思う」

B「…何時から?気づいたの?」

ツ「小学生の2~3年生の時かな?」

B「早っ…いのか?」

ツ「捉え方は、それぞれじゃない?」

B「そうだけど…」

ツ「家庭も学校の環境は、良かったか?と、聞かれたら…微妙だったからね…自分と友達を含めたクラスメイトと見比べちゃったんだよ」

B「な、成程」

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