姫、登場!!
次の日、早速僕は"アテーナ"の部屋に呼びつけられた。
「ううっ!!!」
Σ(゜Д゜)
ビックリした!ドアの前には、身長二メートルもありそうな自動小銃
を担いだ外国人が・・・・
【ギロッ!】
に、睨んどる、にらんどる!!
この人が(お付きのロシア人)か!
「オイッ!おまえ!!」
おおっ!日本語ペラペラ!
(((((((・・;)
「オマエ、オレの"姫"におかしなマネしてみろ・・・・くびをネジきってやるからな!」
胸ぐらつかまれた!
か、カラダが宙に浮いている!!
なんて馬鹿力だ!?
「ひぃ!分かってます!分かってますぅぅぅ!」
「ヨシッ!はいれ!」
\ドカッ!!/
イテー!
部屋に放り込まれたー
「ふんっ!お前が山田か・・・・」
声の先には長い黒髪、大きな瞳。
透き通るような白い肌。
まるでアニメから飛び出してきたかのような美しい少女が立っていた。
「こここ、こんにちは・・・・今日からアテーナ様のお話し相手を務めさせて頂きます、山田でございます」
「ふ〜ん、お話相手かぁ・・・・だったら、面白い話をしてみろ」
え!急に!そんな面白い話なんて、そうそう思い付くもんじゃないよ!
困ったな・・・・う〜〜ん・・・・
「どうした?早くしろ! はは〜ん、さてはお前、面白い話1つできんのに"お話相手"などと、私をからかっておるのだな?!!」
げぇぇ!怒っとる!!
「どうした?できんのか(怒)」
こうなったら、出たとこ勝負でやるしかない!!!!
「え〜〜・・むかしむかし、あるところに、お爺さんとお婆さ・・・・ぶぶっ!!」
ー裏拳が飛んできた!!ー
「バカにしとるんか(怒)!」
いてー!子供ながらに、物凄い破壊力!しっかり腰の入った"裏拳"だ!
「子供だと思ってなめとるのか(怒)!」
「い。いえいえ、この話、ここから面白くなるのでございます!!」
(((((((・・;)
「なにー、よし分かった続けてみろ。しかしもし、面白くならなかったときは
表にいる"ニコライ"を乱入させるからな!!」
う!"ニコライ"っていうんだ・・・・あのロシア人!
乱入だけは、さけなければ・・・・
「ええ、と、むかしむかし、あるところにお爺さんとお婆さんがおりました。
お爺さんは山へ洗濯に、
お婆さんは川へ芝刈りに・・・・」
「ぎゃははははは!!あべこべじゃ、あべこべ!!ぎゃははははは!!」(*´∀`)
ええーー!!う。ウケている??
(子供じゃねぇか!)
よし、もう一押し!!
「すると川から大きな桃太郎が
どんぶりこ、どんぶりこと・・・・」
「ぎゃはははははははは!!」
「桃太郎を割ってみると、中から元気な桃の実が・・・・」
「ぎゃははははははははは!!」
まさかの大爆笑!
こんなので良かったのか・・・・
( ´△`)
「ぷっ!くくくく・・・山田!!お前よくそんな面白い話、思い付くのぅ・・・・よし!明日からも毎日ここに来て、面白い話をしてくれよ!!」
「は・はーーー!!」
ああ、良かった!アテーナ様が
バカ・・・・純真で!!!
(´∀`)
(続きます)