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スノーガール【世界一美しく危険な幼女】  作者: しばいぬ☆
少年と幼女編
6/102

甦る記憶((((;゜Д゜)))

恐ろしい夢にうなされて、目が覚めた。

・・・・えらいコトになった・・・・



全てではないけど、自分におきた、空白の10年間の出来事をおもいだしてしまった!!





「僕は昔、ゆっこさんに殺されている!」



殺されている・・・・と言ってもこうして生きているのだから、(殺されかけたけれど、何とか一命はとりとめた)という状況か?



どんどん記憶が甦ってくる。





そうだ、あれは10年以上前のコト・・・・



14歳の僕は、「カオス」という宗教団体の熱心な信者の一人だった。








ー14年前ー


もう嫌だ!


この教団は狂っている!!


ゼウースと呼ばれる教祖は、自分の意にそぐわない信者達を「浄化」と称してもう何人も殺害している。


先日も、偶然その現場を目撃してしまった

(;・∀・)



一日でも早く逃げなければ・・・・


でも・・・・どうやって?・・・・


もうこの【オリンポス】

と呼ばれる建物の敷地内で生活して一年以上、一回も外の世界に出たことはない。


正直、此処がどこかも正確にはわからない。


しかし、ぐずぐずしているといつ自分が

「浄化」される番になるかわからない。

何とかしなければ・・・・



そんなある日、僕はゼウースから直々に呼び出しをくらった。



うわっ!怖い((( ;゜Д゜)))


遂に僕の番に・・・・



いやいや、まてまて!僕はゼウースに楯突くようなことを言った覚えは全くない。


脱走を企ててはいるけれど、他人に話したコトすらない。



落ち着け、落ち着くんだ!


びびっていたら、かえって失敗して

本当に「浄化」されてしまうかもしれない・・・・



恐る恐るゼウースの部屋に通されると・・・・


『お前が山田か?』



「はっはい!!」



『ゼウースである!!』



「は・はーーー!!」




『山田は今年、何歳(いくつ)になる?』




「14歳でございますぅ」




『うむ、このオリンポスでは、一番若いのう』




「ははーー!」




『お前"アテーナ"の事はしっとるよな』




「勿論でございますぅ」




"アテーナ"というのは、ゼウースの一人娘のコトだ。


話をしたことはないけど、とにかく気が短く、気に入らない者には、たとえ相手が大人であろうと殴る、蹴るの暴力を振るうと噂の、教団員泣かせのオテンバ娘だ。





『なあ、山田。最近のアテーナは、ワシの言うこともろくに聞かんと、教育係(お付き)のロシア人と一緒になって、乱暴狼藉やりたい放題なのじゃ・・・・

あの子は後々ワシの位を継ぐ人材。このままでは他の教団員への示しがつかん。

ここは一つ、此処では一番、年の近いお前があの子の話し相手になってやり、少しでも心を解きほぐしてやってはくれないか・・・・?』





驚いた、目が点になった!



あの恐ろしいゼウースも、やはり人の親。


自分の娘には甘く寛大、そして手を焼いているのか!

しかし・・・・



『どうじゃ!やってくれるか?』




ううっ!!!厄介そうだ〜!引き受けたくない!


だが、断る!という選択肢は

有る筈もない・・・・(´△`)




「うううっ・・・は、はい、お引き受けいたします・・・・」





『おおっ!そうか!世話をかけるのう・・・・

だが、気を付けておけ、もしもアテーナを泣かしたり、変なコトを吹き込んだりした時は・・・・』




「した時は・・・・?」(;・∀・)






『浄化じゃ!!!』




「ひぃ!ヤッパリ!!」

((((;゜Д゜)))





こうして僕は、まだ九歳になったばかりの【オテンバ時期教祖】の子もり役+教団の(なりたくもない)最年少幹部になってしまった

(^_^;)



(続きます)


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