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スノーガール【世界一美しく危険な幼女】  作者: しばいぬ☆
平和な日常編
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パワーワード

それからの人生は・・・・墓場どころの話ではなかった。この世に生まれて本当に良かった、と思わせてくれる時間を彼女は僕に与えてくれた。


しかし、まぁ、良くあんな話し(結婚)に乗ったよな(^_^;)



普通の精神状態なら、気持ち悪くてとても乗れる話じゃあない!



捨てる命と腹を決めていたから最後にと、面白半分に乗ってみただけの

話。


それが、こんなことになろうとは・・・・



まるで創世記の仮想通貨(ビットコイン)捨てても良いお金(千円くらい)

で面白半分に買ってみたら一億円になっちゃった!みたいな


"億りびとストーリー"


みたいなもんだ。




雪子さん(ゆっこさん)は本当に優しく、本当に美しい、僕には不釣り合いな奥さんだった。



どうしてそこまで僕に尽くしてくれるのか、僕を愛してくれるのか?

たまに聞いてみるのだけれど、


「貴方は私に、人の命の尊さを教えてくれた人だから」


と、いつも答えは決まっていた


????


人の命の尊さどころか、自分の命さえ大切にしようとしなかった僕なのに・・・・









コレが僕たち二人の出逢いから、今までの流れである。




それはさておき、今夜の晩御飯も美味しいなぁ・・・・


美味しい、美味しすぎる!

僕は本当に幸せ者だ!!


ああ・・・・

これであの、意地悪な部長さえ居なかったらなぁ・・・・


・・・・ん!・・・・


ゆっこさんが僕を、じぃーと見つめている。




「誰にイジメられたの?」



「え、何のコト?」(;゜0゜)



「ダレニ、ヤ・ラ・レ・タ?」



ひぃっ!今日、僕が会社で嫌な目に逢ったのがバレている?!!



ううっ!ゆっこさん目がすわっている!凄い色になっている!!


だめだ!バレている!ウソはつけない、どんなに上手くついたつもりでも見破られてしまうから・・・・




「ぶ、部長が僕にちょっとだけイヤミを・・・・」




「ふっふっふっ また、あの部長ですか・・・・」




こわい!!((( ;゜Д゜)))



なんか、ゆっこさんから


「ム〜ン ム〜ン」


って機械音がしてる!(気がした)




「うふふふふ・・・・どんなイヤミを言われたの?」



「"お前は片手しか使えないから、来月から給料も半分だっ" って・・・・」








「戦争じゃあーーー!!」

ι(`ロ´)ノ





(/ロ゜)/ひぃーー!!!


しまった!!!


ゆっこさんは、僕が左手のコトでイジメられると、いつもより"二割増しで"怒るのだった!




お、落ち着かせなければ!!



「ゆっこさん、ゆっこさんっ落ち着い・・・ぶっ!!」

(/ロ゜)/



""裏拳""が飛んできた!!



目の色が、真っ赤な攻撃色になっている!

怒りで我を忘れている!!




こうなったら、もう最後の手段、魔法の言葉を使うしかないっ!!








「おなか!!」





ーピタ!ギギギ・・・ー


止まった!効いてるぞ!もう一押し!


「お腹だよ!ゆっこさん!」




「おなか、かぁ・・・・」



「そう、そう!」



「お腹だねぇ・・・・」(´∀`)




「お・な・か・だ!」(`ヘ´)




「あんまり怒ったら、お腹の赤ちゃん、びっくりしちゃうもんねぇ・・・・」




「そうだよ、胎教に悪いだろ!」




「ああ、私の赤ちゃん!ごめんねぇ・・早く出て来てねぇ・・・・」






ゆっこさんの目から攻撃色が消えていく・・・・



助かった・・のか?・・・・そう、助かったんだ!!!

うおおおおおおお!(´∀`)/~~






「私の赤ちゃんっ 私の赤ちゃん!うふふふぅ〜ああ、楽しみすぎる!!!」




ああ、良かった、ウチの奥さんが

バカ・・・・親バカで!!



また今回も魔法の言葉で助かったよ・・・・




もう、ずーと赤ちゃん、ゆっこさんのお腹の中にいてくれないかなぁ・・・・そういう訳にはいかないか・・・・(´∀`)



(続きます)














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