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スノーガール【世界一美しく危険な幼女】  作者: しばいぬ☆
平和な日常編
2/102

ケンカ入籍( ´△`)

・・・・・・・

ふぅ、なんて女だ!今日会っていきなり


「一緒になって!」


なんて・・・・


からかっているのか、取り敢えず自殺を止めるのが第一と、口からデマカセの"おためごかし"を言っているのか・・・・

はたまた、何か狙いがあるのか、この先に危険な罠があるのか、ないのか?



ふ、ふ、ふ、面白い(´∀`)


どうせ捨てる命。


その罠が何なのか、確かめてから死んでも遅くはない。




そもそもこの()、僕が"今すぐ結婚しようか"と言ったらどうするのだろう?


なんぼなんでも今から役所に行って婚姻届を出せるわけない、この娘だって親も親戚も、兄弟だって居るだろう。


こんな大事なこと、勝手に決めて良い訳がない。



そう思うと、ちょっとイタズラ心が沸いてきた(^q^)




「よし、そこまで言うならこの命、あなたにあげるけど、ひとつだけ条件がある!」




「なんでしょう?」



「今、この足で役所に行って婚姻届を出そうじゃないか!」




「そうしましょう」


彼女は、いともかんたんにそう言った・・・・




まさか、そう来るとは思っていなかった僕は焦ってしまったが、こうなった以上、後には引けない!



「ぐぬぬ・・・・どうなっても知らんぞ!!」




「どうもなりませんよ。籍が入るだけです」




「よーし!いってやらぁー!!」

(*`Д´)ノ!!!




「それでは、コレを使って下さい」



そう言うと彼女は保証人の欄に知人の名前の入った 婚姻届 を出してきた。


「用意が良いなーー!」

(/ロ゜)/








うう・・・・来てしまった・・・・区役所(´△`)



コッチはビビりまくりなのに、向こうは全然の余裕ヅラ。


「おいっ!本当に提出(だす)からな!!」



「どうぞ」



「どうぞ・・・・ってお前、これ出しちゃったら冗談じゃ済まんぞ!後で泣こうが謝ろうが・・・・」



(遮って(さえぎって))



「あ〜〜もう、本当、情けない!!今しがたまで死のうとしていた男が、ココまで来てからどうのこうのと、そのへっぴり腰!これはもう、死ぬ、死ぬ、なんてのもアヤシイもんで、本当はイイ歳こいての"かまってちゃん"・・・・」



「ナニーーー!!言った、言った、言うちゃならんこと言ったなぁ!!出してやるよ、出してやらぁ!!」



「おお!出してみぃ!」




!!バンッ!!



うわっ!やっちゃった!



受付の職員さんが

「おめでとうございます」


とか言っている・・・・(^_^;)



さっき出会ったばかりの女性(ひと)なのに!


結婚っていっても、こんなに簡単にできるんだ・・・・


しかし、さすがにあの娘の余裕ヅラにも、少しは焦りが・・・・



と、振り向いて見ると・・・・




ーぽろ・・ぽろー




うわっ!泣いてやがる!!

(/ロ゜)/



「ほら見ろっ!言わんこっちゃない!・・・・今から二人で謝って、取り消しを・・・・」




「いいんです・・・・嬉しいんです!!」



「えっ?」



「やっと出逢えた、やっといっしょにいられる・・・・もう離さない、もう逃がさない・・・・貴方が死ぬ時は私も死ぬ時・・・・貴方はもう、勝手に死ぬことも許されません・・・・」




「なっ、何か怖いなぁ・・・・でも、こんなんで良いのかなぁ・・・・」



「良いんですよ。結婚は人生の墓場!自殺したら本当の墓場行き。似たようなもんですから!」




彼女は泣き笑いながら

そう言った。


(続く)










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