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子供時代  作者: 岩城
6/15

6、

村が落ち着かないのもあって隣のお兄ちゃんと私のお姉ちゃんの成人の儀式は町で済ませた。


私のお兄ちゃん達が結婚をして町を拠点としてしばらくは冒険者のランク上げを頑張ることが決まった。


お兄ちゃんが貸家を借りてしばらく住むので私にも来ないかと誘われました。隣のお兄ちゃんも含めての5人で暮らしたいそうです。


お兄ちゃんの家には私とお姉ちゃんが泊りに来る用の部屋も確保してからのお誘いだったので荷物が整い次第にお兄ちゃんの家に引っ越しすることが決定した。


お姉ちゃんは花嫁修行もあるので薬屋さんのお休みの前日に私と帰りお兄ちゃんの家に泊まりに来る事になりました。


お兄ちゃん達があの事件の後から私に過保護になりました。パチパチ。えっ嬉しくないよ。


家から道具屋さんには隣のお兄ちゃんが送り迎えしてくれます。


帰りは絶対に隣のお兄ちゃんが来るまで1人で帰って来てはダメだそうです。


どこに行くにも隣のお兄ちゃんと一緒に行動するようになりました。私の見た目は普通です。幼女でもないです。


あいつのせいです。


あいつが捕まる前に変な噂を流したみたいで私が歩いているとあのお弟子さんぐらいの年の人が私をガン見してきます。そのガン見した人が横にいる人とコソコソと話をするとかボソッと金額を言う人がいるのです。


大型犬でも買ってけしかけてやろうかと見るたびに思ってしまうこの頃です。


ついそんな事を家で言ってしまったので隣のお兄ちゃんが番犬代わりについてくる事がうちでは当たり前になりました。ついてくる人要らない。


私はムカついたので犬扱いで隣のお兄ちゃんは「カイト」名前呼びにしました。


もう隣のお兄ちゃんとは呼びません。私は悪くない。


全ては私のお兄ちゃんがたぶん悪い。


でも、最初はお兄ちゃんがついて来ると言ってたのを止めた私はちょっとえらい。


カイトのお姉ちゃんとの貴重な時間を割いてしまうと大変なのでとにかくよかった。


えっでも良くないかもです。


そんな感じで行動に制限されている気がして嫌です。


道具屋さんに行かない日はお兄ちゃん達パーティーと依頼を受けてます。


お兄ちゃんは私がいると護衛依頼で採取に行く時もあるから勉強になると言ってくれてますがそんなの納得できてない。


あの事件から時も流れてお姉ちゃんと薬屋さんのお孫さんとの結婚もカウントダウンしている感じになりました。


今日は珍しくお姉ちゃんが休みで5人一緒に依頼を受けている。


薬草が取れる草むらと木々が生えてる林になった所に来ました。


ここでホーンラビットの間引きをする依頼です。


一定数を狩って終わりだけどお肉が取れるから多くても買い取ってくれるそうです。


残ったらうちのおかずにもなるのでたくさん獲るとみなさん張り切ってます。


お肉が絡むとお姉ちゃんがるんるんです。機嫌がいいのでラッキーです。


お姉ちゃんは薬草とお肉をお土産にしてあちらの家での株を上げると言ってました。ファイト。


私は魔属性の本に載っていた初歩的な魔法の練習を続けています。


ファイヤーボールは燃やしてしまうので絶対にするなとお姉ちゃんに言われています。私ガンバです。


お兄ちゃん夫婦とカイトは村で狩りを手伝っていただけあって余裕のある処理の仕方をしてます。私とお姉ちゃんは薬草採取をたっぷりと安心してできた。


リュックにたくさん採取した物を確保して肉の処理をして余る分は食べる事にして休憩することになった。


カイトが穴を掘ってお兄ちゃんが血抜きしてお姉ちゃんが内蔵を出して穴に捨てる。


私が水を出してサッと洗ってカイトのお姉ちゃんがお肉を部位毎に分けてハランの葉のような幅が広い葉っぱに包む。この葉っぱには殺菌作用があるらしく日持ちするんだ。


穴を掘る作業が終わったカイトは私の水で手を洗ってから私の作業に入ってお肉を洗って運ぶ。


私は穴がいっぱいになった所をファイヤーボールで燃やす係になる。


最近は本のおかげなのか火力が上がってジュッて感じにすぐに焼けるようになって焼き過ぎる傾向がある。


それを手が空いたお兄ちゃんとお姉ちゃんが土をかけて埋める。


葉っぱに包まれた肉を肉用の鞄に入れて移動する。


作業して間がないので血の匂いが残るので休憩しやすい場所に移動しながらいつもは木の実や木の芽をちょっと摘んでいくの。


今はシーズンじゃないので良い物がなかった。


少し開けた良い感じの場所で警戒をお兄ちゃんに任せて一気にみんなで料理を作る。


私が火をおこしてカイトがお肉に串を刺して並べていく。


持って来たハーブ塩を振って味をつけていく。


パンに切れ目を入れて葉物系の野菜を挟んでその上に焼けた肉を乗せて食べるのがお兄ちゃんの好きな食べ方なんだ。


立ったまま警戒して食べるのでいいんだと言う。


カイトのお姉ちゃんが作ったスープを持って行き食べている間の警戒を代わってしている間に私達も焼けた肉をパンに挟んで食べた。


食べたら鍋とか串を洗ってしまう間にカイトが警戒係をしてお兄ちゃん達がお茶を飲んでこの後の予定を決めます。


お兄ちゃんが今日は何故かホーンラビットが獲れ過ぎておかしいので反対方向に距離を取って薬草を採る事になりました。


経験則で危ない事には関わらない方がいいと言ってました。


ラビットがいない草原の中で薬草採取をしているとお兄ちゃんが言う。


「警戒。林から敵有り。」


豆粒みたいに小さい点がこっちへ来てる。


向こうもこっちに人がいるのに気づいて大きな声を出して向かって来る。


お兄ちゃんが


「あれは人が魔物に追われている。人の方に来るのはマナー違反だ。完全にこっちに擦りつけて逃げるようならトレインと呼ばれる行為で処罰ものだ。相手の名前や武器や装備や魔法など特徴をギルドに報告する。俺とカイトが剣で攻撃するエマはなるべく先制攻撃でファイヤーボールで足を狙え一撃でやる気でいけ。抜けて来たのは前衛に任せろ。」


とお兄ちゃんが指示する。


カイトのお姉ちゃんが弓を構え私のお姉ちゃんはメモとポーションの準備をしている。


「私は弓を射るけど特徴を言うからメモして。」


とカイトのお姉ちゃんがそう言って私のお姉ちゃんに特徴を伝える。


オーク2匹が冒険者の男達3人を追い立てている。3人とも装備は軽装だけど剣だけはしっかりと持っている。


1人だけ剣を重そうにしてふらついている感じの人がいる。光の加減では金髪にも見える茶色の髪を振り乱しながら青い目を見開いて必死に走っている。

いつもありがとうございます。

ここで隣のお兄ちゃんの名前が出てきました。

名前を呼ばないで複数の登場人物が会話するのは難しいですね。

主人公の私が名前を認識してなければOKなのか?

自分で作った設定に苦しんでます。


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