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魔王勇者ー魔王と呼ばれた勇者の伝説ー  作者: 天野奏多
1章 勇者誕生の記録
1/2

1話 人間をやめる

ー人間を辞やめるー


家族からも、友達からも、世界からも見捨てられた男が目覚めた場所は辺り一面真っ白な空間だった。


ある日、不良ニートの主人公は買い物帰りに交通事故を目の当たりした。その事故がきっかけに

主人公の物語が始まる。



「・・・・・・」

人間は嫌いだ

人間は色々なことを勝手に解釈し

自分の都合のいいように書き換える

そして、自分の都合が悪くなったら

誰かにそれを押し付ける

「あそこ見て・・・・・・不良が歩いてるわよ」

「やーね・・・・・・育ちが悪影響だったのかしら」

「・・・・・・」

人間は見た目ですぐ判断をする

何故、人間とはこんなに愚かな存在なのだろ

「赤信号か・・・・・・」

俺は、買い物の帰りだった

小さい頃に親に捨てられた俺は、

祖父母の家で生活し、

今はれっきとした世に言う不良ニートになった

「外なんか久々に出たな・・・・・・」

「ねーね!公園行って遊ぼうよ!」

「ま、待ってよー!」

「ガキは無邪気でいいな・・・・・・」

「あっ・・・・・・」

子供が持っていたボールが道にそれた

今思えば、この時正しい行動をとったら

今とは違う選択肢があったのだろう・・・・・・

ブォォォォ・・・!

(赤信号で、超猛スピードで走って来るトラックに、道路に突っ込むガキ・・・・・・)

(どっかの異世界転生ものかよ・・・・・・)

「待ってー!僕のボール!」

ブォォォォ!

「健ちゃん!危ない!」

キュルルルルッ!

ドギャン!

「・・・・・・」

ライトノベルの主人公とかならこの場は普通子供を助けるのだろう

だが、俺は違う

「おい!今子供がひかれたぞ!」

「誰かに救急車呼べ!」

「君!目の前で子供がひかれそうなのに何故助けなかった!」

「は?・・・・・・なんで俺がこんなガキのために命はらないといけないんだ?」

そう、俺はこの時ガキを助けなかった

「なっ・・・・・・!お前!それでも人間か!」

「人間が赤の他人のために命をはらなければいけないのなら・・・・・・」

「俺は今日から人間をやめる」

俺はそう言って自分の家に帰ろうとした

その時に聞こえた一言が俺の人生を変えた

『んー、やっぱ君、生きてる価値ないね 』


「んぁ・・・・・・ここは・・・・・・」

目が覚めると辺り一面真っ白な空間にいた

「どこだここ?」  

『お!やっと起きたか!駄目人間君!』

突如、上空の方から声が聞こえ、視線を向けてみると謎の少年が宙に浮いていた

「誰だ、テメェー」

『僕?そーだな・・・・・・今は神様の名乗っておこうかな?』

何なのだろうかこの状況は。

家に帰ろうと信号を渡っていたら突如として

謎の声が聞こえ、一瞬にして、視界が真っ暗になったかと思うと起きたら痛々しい少年が宙に浮かんでいるというこの状況は。

(夢か?)

『夢じゃないよ』

(?!)

この痛々しいガキは心が読めるようだ

「ここはどこだ」

俺はこの痛々しい自称〖神〗に今おきてる現状を聞くことにした

『ここは時空の狭間・・・・・・天界とも地上とも異なる場所さ!』

痛い

『君はあの世界で生きる価値がないと判断したからこの空間に来てもらった』

超痛い

『君はこれから、新たな世界で罰として、その世界を救ってもらうよ』

物凄く痛い

これが世に言う厨二病とやらだろうか

一言一言が全て痛い

なんで俺はこんな茶番劇に付き合わされているのだろう。

「おいガキ。俺はこんな茶番劇に付き合ってるほど暇じゃないんだ。さっさとここから出せ」

『ガキ?お前、自分が今置かれている立場分かってる?』

「は?」

シュッ・・・・・・ガッ!

「ングゥッ・・・・・・!」

自称〖神〗が手を前に突き出したかと思うと

突如として、腕が伸び俺の首へと掴みかかった

『自分の立場が分かっていないようだから教えてやろう。お前は数多の神々から生きてる価値無しと判断された。つまり、お前はあの世界に見捨てられたのだ。あの世界の表現で言うと死んだと言うことだ』

「なっ・・・・・・!」

世界から見捨てられた?死んだ?

俺はこいつの言っている意味が分からなかった

『よって、お前には罰を受けてもらう』

「カハッ!・・・・・・」

「罰だと・・・・・・?」

『お前には、これからある世界を救ってもらう』

「世界を・・・・・・救う?」

世界を救うことが何故罰なのだろうか?

そもそも、世界から見捨てられたはずの俺が

世界を救わないといけないのか?

所々矛盾している。

「全く意味が分からねーな・・・・・・」

『言葉通り受け止めてくれればいいよ』

この自称〖神〗はいったい何を企んでいるのだろうか。

『と、言うことでー!君には特典を一個つけてあげる!』

「は?」

『だって!可哀想じゃん!親からも、友達からも、周りの人からも、遂には世界からも嫌われ孤独に死んじゃうなんて!』

「・・・・・・」

『だから慈悲深い僕は君に好きな特典を一個選ばせてあげる!優しいでしょ!』

『この中から選んでね!』

ポンッ!

自称〖神〗が指を鳴らすと 謎の紙が俺の手元に

現れた。


最後まで見て下さり、ありがとうございました!

天野奏多です!魔王勇者を読んで下さり、誠に

ありがとうございます!主人公の名前ですが、まだ決まっておらず、健ちゃんは飛び出した男の子の名前です!2話の方で主人公と自称〖神〗の名前を出したいと思うので、是非!次回も見てください!

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