第82話 目標の変更
どうも夏休みを終えて、冬休みに突入したカトユーです。秋休みはないのかな?(すっとぼけ)
投稿が遅くなり申し訳ないです。実は、前の話を投稿した翌々日には話の内容を決めていたのですが、中々書かずに3ヶ月……。触れないと本当に忘れるもので、気づいたら年末。「ネットでの居場所がなくなる!(某覇権アニメ参照)」などと思いながら、慌てて書きましたとさ。
(追記)
そういえば14万PV超えてました。見てくれた皆さんのおかげです。ありがとうございます。
ベルムス帝国軍の敗北の報せを受けて、シュバルツェルナー帝国軍は救援に駆けつけることにした。急ぎ王国連合軍のもとに直接向かうか、不通となった無線をなおすために帝都に寄るか、ハルノリは選択を迫られていた。
「帝都に寄るか寄らないか、どちらにすべきか?自分は帝都に寄らなくても良いと思うが。皆はどう考える?」
そう自分が尋ねると何人かが手を挙げた。
皆の話を聞くと、出された意見は見事に二分されていた。
一方は直行する案、もう一方は帝都に寄る案だ。
直行する案は、一刻も早く救援に駆けつけるべき、というのが理由であった。
帝都に寄る案は、帝都の安全を確認し通信を万全なものにしたい、一度帝都(安全地帯)に戻って休みたい、というのが理由であった。
兵士たちの気持ちとしては一度帝都に寄りたい、休みたいというのが本音のようだ。
しかし、自分の中では明確な答えが決まっていた。
それは直行する案である。
ナポレオンは勝利に不可欠なものとしてMV^2という数式をあげた。Mは兵力で、Vは移動速度である。つまり、ナポレオンは移動速度に自乗するを掛けるほど重要だと考えていた。
さらに、ナポレオンは最短距離を通ることを好んだ。首都と首都をつなぐ線、軍隊と軍隊をつなぐ線が最短距離なのである。
ナポレオンのように勝利を得るのが自分たちの仕事である。
彼と違って我々に兵站の問題はない。十分な装備をもって、モスクワ遠征を行い勝利を掴むことが可能なのだ。
帝国軍を打ち破った王国連合軍に致命的打撃を与える必要が我々にはあるのだ。
急行軍であっても十分な休憩を与えれば、我々の軍隊は前進できるだろう。
「皆の意見は理解した。その上で自分はやはり直行し攻撃を行うべきだと判断した。この戦いが終われば短くない休暇を与える。もう少しの辛抱だ。
部隊は速やかに準備をし、次の戦地へ向かう、以上」
こうしてシュバルツェルナー帝国軍は、進軍する王国連合軍に向けて一直線に動き始めたのである。
久しぶりの投稿だから肩慣らし程度の分量なんだよ(言い訳)。気が向いたら分量、内容を水増ししておくと思います。あってもなくても良い話とかね。
次話から場面が変わる感じです。転進した帝国軍はどう戦うのか?見どころですねー(棒読み)
次話投稿は年内か年明け早々になると思います。また次回にて。
年内最後かもしれないので、
Guten Rutsch ins neue Jahr!(良いお年を!)




