第75話 対ライノゼ王国戦Ⅵ (今後の方針)
ども新年早々Wi-Fi切られて父と大喧嘩したカトユーです(あけおめより先に罵詈雑言…)
あ、皆さんあけましておめでとうございます。今年もどうぞカトユーをよろしくおねがいします。ささやかながら元旦の祝いとして1話投稿したいと思います。
まあ、そんなことは置いといて、今回は自分の中で悩んだことをそのまま書いた感じです。このまま王都直行で良いのかな?って思ったんでね。
デンシアの街を離れる日の朝、ハルノリは部下を集めて今後の予定について話し合った。
「ベルムス帝国の援護をするか王都を攻撃するか、この後どうしようか?」
ベルムス帝国軍の動向は不明…というか知る術がが無い。一応ベルムス帝国の宣戦でライノゼ王国軍の主力と一大会戦を行い、背後から我々シュヴァルツェルナー帝国軍が襲い、挟み撃ちにする予定だった。だが、その会戦が起こったのかどうかすら不明では、我々が動く際のリスクが大きすぎる。最悪敵の本隊に我々単独でぶつかる可能性があるのだ。
その点首都攻略は安全性が高い。近衛も含めた主力、精鋭部隊もある程度は出払った後だろう。数が少ない我々でも落とすチャンスはある。
それらの憶測混じりの話を伝えた結果、首都占領を優先するという意見が多数となった。
そのまま話は首都攻略後に移っていった。
首都が1ヶ月以内に降伏した場合は在王都の貴族で最も位の高い者に内政権を与え、保護国化することに決まった。もし1ヶ月で決着が付かなかった場合には、直ぐに兵を引きベルムス帝国支援に向かうことも決められた。まあ、保護国化した場合でも、いずれは内政権を剥奪して併合することが決まったんだけどね()
同時に戦後処理の具体的な話も話し合われた。例えば占領地の長官とか。これはハルノリが以前から考えていた通りゲオルグ陸軍司令長官が就くことになった。
そして占領政策としてはシュヴァルツェルナー帝国の臣民(国民)としての教育、徴兵を行うこと、農林水産業の効率化等々が上げられた。特に王都の場合、スラム街等が考えられる為犯罪者以外は徴兵することが決められた。
何より軍人が求めていたのは対ベルムス帝国戦への備えだった。彼ら(エルフ)は亜人排斥を訴えるベルムス帝国を好ましく思ってなかった。ライノゼ王国と敵対していた今の今までは比較的好印象だったが、いざ国境を隔てて対峙するとなると苦い記憶やその他諸々を思い出したらしい。エルフには敵しか居ないのか?
その代わりと言っては何だが、彼等は新興のウルズラント王国に対しては良い印象を抱いていた。なんでも種族間差別の撤廃を宣言したからだとか。
ハルノリは対ベルムス帝国戦については棚上げにした。仮にも援護に向かおうとしている相手だからだ。だが、軍人の中には弱っている今だから攻め時と言う者も居た。
若干揉めたが最終的には目の前の王都攻略を全力で行うこととなった。簡単に言えば面倒くさい問題は後回し、そういうことである。
会議の後、改めてハルノリ率いるシュヴァルツェルナー帝国軍はデンシアを出発しライノゼ王国の首都・サーベスを目指して南進を始めた。
2021年、大学進学とかあって生活が激変するだろうけど、何とか投稿ペースを上げたいと思います!(目標は月2話?)
あとは今年度中に10万PVを達成すること。あと7,000PVだからね〜
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ではまた次回にて!