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ミリオタ高校生が異世界へやって来た!  作者: カトユー
対ライノゼ王国戦
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第71話 対ライノゼ王国戦Ⅰ (開戦)

 今回も薄い内容なのでダラダラっとしてしまった気がする。

 それはともかく、いよいよライノゼ王国戦が始まります。

 宣戦布告が行われたのは部隊配備が完了してから1週間半後のことであった。ライノゼ王国の王城及び女王に対し、シュヴァルツェルナー・ベルムス両帝国の外交官が文書を渡し、対ライノゼ王国戦が始まった。



〜北方戦線〜(シュヴァルツェルナー帝国側)


 同日午後、各部隊が作戦行動を開始する。

 ビラを満載した航空機が帝国から発進し、王国の都市を目指した。ビラの内容は、ライノゼ王国とシュヴァルツェルナー帝国が戦争状態になったことと、帝国の戦争準備の様子を写真やイラストを交えて説明した。これを手にした大半の王国民は内容を理解出来なかった。極一部の知識人達は、ビラのクオリティに驚嘆し、相手国の技術力を恐れを抱いた。


 地上部隊も動き出す。曖昧な国境地帯に展開していた砲兵部隊は、開戦と同時に王国領へとなだれ込んだ。先遣隊、航空偵察の情報を頼りに南下し、集落を見つける度に軍で押し寄せて帝国領とした。100人未満の小さな集落は基本的に無抵抗で、全く状況が掴めていないようであった。

 開戦から2,3週間後、10個以上の集落を占領した砲兵部隊は遂に街道に出ることが出来た。ここまで徒歩行軍であったが、ここからはトラックでの移動になる。この変化により、地上部隊の進軍は極めて順調になった。多い時には1日で4個の集落を占領することが出来た。

 開戦から1ヶ月が過ぎた頃には、王国北部の10〜20%を支配下に置くことに最高した。これまでのところ反撃は皆無で、コケて捻挫した者以外死傷者はゼロだった。


 ちなみに占領した集落の扱いは非常に雑だった。行政、治安維持等を行う余裕も無かったので、占領地は軍の統治下になった。(面倒くさかったので)今年分の徴税は免除とされ、住民達は帝国軍を強く支持するようになった。



〜西方戦線〜(ベルムス帝国側)


 開戦から2ヶ月、目立った動きのない王国は東方戦線(ベルムス帝国との国境。逆にシュヴァルツェルナー帝国との国境は北方戦線)に注力していた。ベルムス帝国が今回用意したのは約5万人の兵力。内乱や外征で疲弊していたものの、帝国というだけあって、そこそこの軍事力を維持していた。対する王国側の兵力は約5,000人。僅か10分の1の戦力である。王国側の指揮官は以前出てきたガウラム公爵だ。不穏な空気を察知して、少し多くの兵士を用意したものの、公爵単独で皇帝を相手にするのは分が悪い。一応、王都に援軍要請を送ったものの、何日かは公爵の私兵のみで耐えなければならないだろう。


 開戦当日の北方戦線。昼過ぎには帝国軍が越境し、王国領に侵攻し始めた。公爵軍は国境線に防衛ラインを置かず、一つ後ろの城塞都市を前線とした。想定していた反撃を一切受けなかったベルムス帝国軍は、困惑しつつも素早く前進した。この頃、ようやく公爵は敵が自軍の10以上の戦力であることを知り、戦略の見直しを余儀なくされた。

 夜には公爵軍は退却した。城塞都市を放棄し、王国軍主力にいち早く合流することに方針を変えたのだ。公爵領の住民は、公都も素通りして退却する公爵軍に見て呆れるしかなかった。見捨てられた住民達は、それから数日もしない内にやってきたベルムス帝国軍に略奪されるのであった。旧領奪還の輝かしい行為の裏で、占領地では略奪や暴行が日々繰り返されたのである。一方シュヴァルツェルナー帝国では、元々の裕福さ(3食温かい食事が出る等)や文明差のおかげで、略奪や暴行などの行為は全く起きなかった。



〜北方戦線〜(シュヴァルツェルナー帝国)


 開戦から1ヶ月半後、最初の関門と言うべき都市に帝国軍はたどり着いた。

 「デンシア」。これがこの街の名前である。円形の城壁とその東西南北に配置された砦(門)に囲まれたこの中規模の街が、ライノゼ王国最北の防衛拠点だ。人口は約3,000人。主要な街道(首都や商都と繋がる)が交差する地点にある商業都市で、古くから中継地点として栄えてきた。この地を治めるのは、ウルズ・ジョチ侯爵。齢29にして、北方随一の支配を任されている切れ者だ。普段の統治の実績も優れているが、今回の戦争でも開戦後に食糧の備蓄を進め、私兵の強化を行うなど、有能な支配者としての様子が垣間見えた。

 この街を突破すれば、後は王都まで一直線。ここデンシアでの戦いが、北方戦線の行方を左右するのである。

 ウルス・ジョチ…。あれ?昨日読んだ本に出た気が…(ペラペラ(本をめくる音))

 ……あ。ジョチ・ウルス。ハーンじゃないですか!

 こんな感じでキャラ名を慌てて変えました。一文字変えただけ…


 こんな感じでガバガバだけど、今後もゆっくりと投稿続けていきます。一応、ライノゼ王国戦の戦後処理まで構想は出来てるんでね。


 Twitterで進捗状況とか構想とか、しょうもないことを呟いてます。なろう、本垢(ゲーム、ラノベ、テクノロジーメイン?)に分かれてるので興味のあるアカウントをフォローしてね!


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