エルフ捜索隊
……。
ホントーにすいやせんでした。
寝てたりぼーっとしてたら、いつの間にか一ヶ月過ぎてたんです!前回は夏休みだぜ、ウェーイでしたが、今回は既に夏休み明け…
どうしてこうなった……
なんか色々あったが、また普通の日々がやってきた。今度こそ、平穏な日々が訪れるだろう。
……ということで、戦車部隊を解散したいと思います!(唐突)
というのも、ここ最近の戦いを振り返ってみると戦車の必要無くね?って話。正直、砲兵だけで火力は間に合ってるし、自走砲である必要もあまりないし。(少数だったら現地で召喚すればいいだけなんだよね)
ほんの少しの間、帝国陸軍を支えてくれた?戦車部隊は、帝国暦元年4月23日付の勅令第4号をもって解散した。ちなみに、元戦車兵達は歩兵、砲兵の人員増強に回された。
戦車部隊解散後の、帝国軍の兵力はこのようになった。
シュバルツェルナー帝国陸軍
歩兵兼工兵 一個中隊(124名)
(3個小隊)
砲兵 ※新設 一個大隊(35名)
(3個中隊)
ま、まあ?陸軍大国をウチは自負してますし?
これぐらいじゃないですか??
(もっと増やしたい……)
また、空軍も大規模な改編を行い、七六一空(陸攻隊)に全て吸収した。
現状、偵察というなの遊覧飛行を行ってるだけなので、空軍消滅の可能性すらあった。
ともかく、陸軍のコンパクト化が進められた。
◆ ◇ ◆ ◇ ◆
……。
「人が足りない!!」
ある日突然大声を上げた自分に、周りにいた事務員達はサササっと素晴らしい足取りで離れていった。あ、やらかした。
ンンっと戒めるようにすると、彼らは元の仕事に戻ってくれた。ああ、助かった。(助かってない)
何故、自分が声を上げたのかと言うと、現在の人口が少なすぎるからだ。大体、人口少ない=軍隊弱い(特に歩兵中心だと)と思う。逆に、人口が多い国は強い軍隊を持っていると言える。
で、この国は実質都市国家だ。人口も1000人割ってるし、一番兵力のある陸軍ですら159人しかいない。正直、有って無いようなものだ。
一応戦争状態にある隣の国は大国(常備軍11.1万人)だ。……誰がこんな国に喧嘩売ったんだろうね?ホント、信じられないわー。
王国の侵攻に対抗し得る兵力ではないし、他にもインフラ整備とかやりたいこと……いや、やるべき事は多いから、人口を増やしたい。
そりゃ、中世風の所で産業革命を起こす訳だから人口は爆発的に増えると思う。けど、それは決して短くはない時間がかかるだろう。
だから、自分は人を連れてこようと思う。――いやまて、奴隷じゃないぞ?難民保護の一環だ。全く、欧州の国々にも、自分のこの姿勢を見習ってもらいたいものだな。
そもそも、エルフ達は先の掃討作戦で故郷を終われ、散り散りになった。ある者は王国に捕まり奴隷になり、ある者は逃避行中に魔物の餌となったりした。運良く生き延びた者が、偶に帝都に辿り着く。つい先日も一家6人が我が帝都に辿り着いた。つまり、まだまだ生きているエルフがシュヴァルツェルナーの森に居るという事だ。また、集落を作って細々と暮らしているのかもしれない。
それを、歩兵一個小隊を用いて捜索?しようと思う。これは、行軍の訓練を兼ねている。現状、道路の整備が進んでいないので、移動は基本徒歩になる。前回の出撃は1ヶ月以上前の事。たまには基地の外に出た方が良いだろう。
また、上空には常に空軍機を出そうと思う。
少し日を置いた30日朝、歩兵小隊(41名)+自分を含めた、捜索隊が帝都を出た。事前の打ち合わせ通りに頭上には、直掩機が飛んでいる。
今回は、王国とは逆の北から西にかけての広い範囲を見てこようと思う。王国の連中と会いたくは無いし、エルフの多くは未だ祖国の周りで彷徨っているだろう、というのが理由だ。
結局、一週間程真っ直ぐ進んだもののエルフが居た形跡すら見られなかった。彼ら一体何処に行ったのだろうか?
いい加減、食糧・士気が危うくなったので、ここを最遠部として、西へ弧を描く様に進み始めた。
向きを変えてはや3日、そろそろ帝都に帰ろうか?なんて事を考え始めた時、何かの声がした。エルフか!?と、一同が喜んだその瞬間、我々の目の前に化け物…いや、エルフらしき人物が倒れてきた。
「うぅ……」
呻くような声を上げたのは、酷く痩せ細ったエルフだった。手足は骨が浮き出る程に痩せ、綺麗だった筈の髪は抜け落ちた……言い難いがとても醜い身体になっていた。
そんな、ボロボロのエルフは我々の存在に気づいたらしく、まるでスローモーションで見ているかのようなゆっくりとした動きで顔を上げた。
その表情には、絶望、喜び、困惑その他色々な感情をごちゃ混ぜにした形容し難いモノだった。
「み…水を…く、くれ……」
そう言って彼は、持ち上げた首をガクンと落としそのまま動かなくなってしまった。
貴重なエルフが!と思うと同時に、兵士達に「水を寄越せ!!」と怒鳴る。すぐさま、脇に控えていた兵士が水筒を自分に渡した。自分は、水筒の口を開き、彼の口にそっと水を流し込む。しかし、飲み込む気配は無かった。慌ててどうにかしようと思ったときに、気付いた。彼は既に息をしていなかったのだ。
しばらくの間、我々は何とも言えない空気に包まれていた。何せ、エルフと情報源の両方を失ったからだ。皆が「はあ〜」とため息をつく中、一人の兵士が「さっきのやつ、誰かと話してなかった?」と呟いた。それを聞くなり、我々は、もう一人いるじゃねぇか!と血眼になって、亡くなった彼の相方を探し始めた。
結局、もう一人のエルフを木の根本で倒れているのが見つかった。
「遅かったか……」
と自分が呟いたその時、死んだと思っていた彼が、
「バカヤロー、俺はまだ死んでねぇぞ〜。勝手に殺すんじゃねぇ〜」
と話し始めた。
自分は驚いて「大丈夫か!?」と駆け寄ると、
「いいからガルド、はよ水を飲ませろ」
等と強気な発言を頂いた。コイツ、実は元気なんじゃね?と思ったものの、さっき兵士から頂戴した水筒を彼に渡す。彼はプルプルと震える腕で必死に水筒を持ち上げ、水をゴクゴクとがぶ飲みした。
「ふぅ〜、ガルド助かった」
そう言って、彼はコッチを向いた。途端に彼の目はギョッとして、自分達の事を見る。
「あんたら、何者だ?」
こんな横柄な態度で、人の名前を聞くやつを始めてみた。だが、仮にも彼は貴重な情報源だ、下手に気を損ねて黙らすのも無駄だ。そう判断し、彼の質問に答える。
「自分らは近くの集落から、仲間探しに来たモンだ」
「仲間探しだぁ?あんたらは余裕があって良いなぁ?」
「どういうことだ?」
「そのまんまさ。俺達は、日々の暮らしにも困ってる。今日の晩飯に何を食うかすら考えられない」
「じゃあ、お前は食材探しをしていたのか?」
「そうさ」
「なら、なんでガルド?とかいう奴は倒れちまったんだ?」
「そりゃ、一週間何も食ってなきゃああなるだろ」
彼は悲しそうにガルドを見る。彼の親友だったのだろうか。
「その割にお前は元気そうだな」
「そりゃ、俺がデブだったからだ。ガルドみたいなモヤシはここ、二三日で皆力尽きてバタバタ倒れてる」
モヤシがこの世界にあるのか…?と一瞬思考が変な方向に逸れたが、無理やりアタマの隅に追いやる。ああ…モヤシ食べたい。
「そうか。なら、いいことを教えてやる。自分達は食べ物をたくさん持っている。それを、お前の集落に持ってってやるから、案内してくれ」
「そんなことか。俺達は大歓迎だよ。だが、しかし待ってくれ。疲れが溜まりすぎて今日はもう動けねぇ。明日でも良いだろ?」
「ああ、別に構わない。それよりお前、名前はなんと言う?「お前」じゃ分かりにくい」
「ああ、まだ名乗ってなかったな。クルーツクのパドリオだ。あんたは?」
「自分はハルノリ。シュバルツェルナー帝国の皇帝で、この部隊の指揮官だ」
あとがきはさっぱりとした物にします!
作者の吐露は活動報告にでも書いときますね〜
(もともとこの話はどんな展開をする筈だったのか等)
次回も例に漏れず、未定です。
早ければ明日かな〜




