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ミリオタ高校生が異世界へやって来た!  作者: カトユー
邀撃戦
49/87

第47話 異世界と言えば?

 ども、夏休みが始まるけど所持金が100円しかないカトユーです。(何しよう…?)

 今回はドラゴン登場!異世界物の定番ですよね!

 あと、今回新たな試みとして、最初の1字を下げる事を止めました。どっちの方が見やすいんでしょうか?

王国軍が撤退した後はとても平和な日常だった。こうなると新兵器を出したり、部隊を増設したくなるが、今回の戦いでは何も得られなかったので何も出来ない。


そんなこんなで暇な日々を過ごしていたある日、空から珍客がやってきた。

帝都の周りを巡回していた部隊からの伝令が、血相を変えて自分の執務室に転がり込んで来たのである。「なんだ?」と思った瞬間、滑走路の方でドスンと大きな音がした。

すわ敵襲か!?と思い外に出ると、巨大なドラゴンがいた。

真っ黒な鱗に包まれたドラゴンは、隣の艦攻がおもちゃに見えるくらい大きかった。60mは優に超えてない?

ドラゴンはしばしキョロキョロした後、自分をじっと見てきた。


(お主がここのリーダーか?)


うおっ!?心に直接話しかけてきた!流石、ファンタジー。

自分がここのリーダーだ。


(そうか……)


そう言うとドラゴンはグルルと鳴きながらこちらを見てくる。迫力満点、恐すぎる。


(もしや、お主は転生者か?)


!!どうしてわかったんだ!?


(なに、この世界では見られぬ物がこんなにたくさんあれば疑問に思うのが当然だ)


まあ、そうなるよね。

じゃあ何しに来たんだ?まさか、自分が転生者であることを確かめに来ただけじゃあねぇよな?


(ああ、勿論だとも。我がここに来たのは……

お主の召喚する物を見に来たのだ)


ええ……。それだけ?


(ああ。それ以外に理由はない)


つまり、遊びにきた……と?


(そうとも言えるな)


かなり自由なドラゴンなんだな……


(こう見えても我はドラゴンを統べる存在である)


ゑ?ちょっ……、今なんて?


(そんなに驚くことではない。我は人族に龍神として崇められる存在である。なんだ、そんなことも知らないのか?)


マジですかぁ。

確かにこの世界に来てから、常識や一般教養ってやつはあまり聞いてないね。


(やはり、知らぬか。まあいい、今後も知っておく必要があるだろう。我、いや龍神についての話を少ししよう)


龍神によると、龍神とは以前話したエルノルン大王以前から地上に居たらしい。

元々は龍神も神界でも高位の存在(当時は神龍と呼ばれていた)であったらしい。では、何故地上に下りたのか?

それは、初代龍神が知的好奇心を満たす為に下りたかららしい。当時の地上は創造神によって生成された、人間風にいうなれば開拓地は誰も、そして何も知らない未知の場所であった。

当然、そこに足を踏み入れようとする者が居るはずだ。それが龍神だった。

その後、龍神は神界とは違う広々とした地上を気に入り、住み着いた。そこからはなんやかんやあって……。というのも地上で好き勝手した龍神(初代なのか2代目なのかは不明)が創造神の逆鱗に触れ、消し飛ばされただの神界に呼び戻されただのと色々言われている。要は記憶、伝承が無いのだ。

結局、3代目は番で地上にやって来てその後は何事もなく地上で繁栄したらしい。その繁栄した場所は、ここシュバルツェルナーの森の更に奥(北)の始地しち山脈ーここが、世界の始まりの地と言われているーの盆地だ。そこには、ドラゴンの国、通称・神聖ドラゴン王国がある。国民の構成は、全ての頂点である龍神を筆頭に貴族龍や龍人からなる。

まず、貴族龍と言うのは純血の龍でそれぞれ、青龍、白龍等、色がついている。彼らは戦闘力が強く、国内での発言力が強い者達だ。

龍人というのは、簡単に言えば龍と人のハーフである。何故人族とのハーフがいるのか?それは、王国が一時、人族との交流があったからだ。1000年前には頻繁に人がやって来て、交易等もしていたのだ。

その結果人族との混血が進み、人族と龍の特徴を兼ね備えた生き物が増えたそうだ。その過程は……(所謂薄い本で頼むよ。)

現在では、国民のほとんどが龍と人族のハーフである龍人だ。外見的な特徴は、まず二足歩行であること。また、龍的な特徴としては鱗のある尻尾が生えている。

ちなみに龍神は、記憶力が抜群に優れているため、先代・先々代の話を聞いて色々な事を知っているそうだ。しかし、更に凄い奴がこの世界に居るらしい。

それは、この世の全てを知ってるという伝説のエルフだ。彼女は、初代龍神と時を同じくして地上に下りて以来、ずっと生きているらしい。恐るべきことに彼女は、この世界のありとあらゆる事を創造神から聞いて、知っているらしい。知識チートの権化かな?

そんな彼女だが、外界との関わりを断ってこの世の何処かで今日も生きているそうだ。

いつか会って見たいものだな。

少し話がそれてしまった。要は龍神は実際に見聞きしたものだけを完璧に覚えているだけなのだ。

どうでもいいが、人間も1PB(=1024TB)の記憶容量があるらしいよ。(HD画質なら13年以上を記憶出来る)


(これが龍神についてだ。お主もまだまだ知らない事が多かろう。知りたい事があれでも我に聞くとよい)


ずっと思ってたんだが、どうしてこんなに色々と話してくれるんだ?


(それは……。我と話す相手が居なかったからつい長話してしまった)


あ……。触れちゃダメなやつやん。

あー、えっとー。

そうだ!ドラゴンってどうやって飛んでるんだ?そんな巨大な身体の割に翼が小さいよな?


(ん?ああ。この翼か。我らドラゴンは飛行中は魔法を使っているからな)


飛行魔法!?ってことは人族も魔法で空を飛べちゃうの?飛行機の優位性は!?


(人族は飛行魔法を使えないぞ。飛行魔法はあくまで補助的な物であるから、そもそも空を飛べないと効果が得られないのだ)


ふ〜、良かった良かった。

じゃあ飛行魔法を使えばどれくらいの速さで飛べるんだ?


(これくらいだ)


そう言ってバサッと翼を広げて龍神は飛び立った。うおっ、すごい風っ!

龍神はグングンと高度を上げ、水平飛行となった。


速いっ!

あれは300km/h出てる感じ?


翼が動くスピードと飛んでる速さが合ってない。やっぱり、飛行魔法を使っているのか?こうなると、翼を小さくして空気抵抗を減らした方が良いもんな。(F-104:三菱鉛筆的な?)

ついでに言うと、あの速度で直角に動いたりもしてる。あれぇ?物理法則どこぉ?


しばらく空を飛んだあと地上に戻ってきた。何故にドヤ顔?


(どうだった?我の姿は?)


ア、カッコヨカッタトオモイマスヨー。


(そうかそうか)


なんでこんなに嬉しそうなんだ?あ、ぼっc


(なんだ?)


何でもありません。

にしても、ドラゴンは凄いな。ザ・ファンタジーって気がしますわ。

で、龍神様はこれからどうするんだ?


(暇だししばらくはここに居たいと思う。迷惑か?)


いや、全然。むしろ大歓迎ですよ。それに色んな話が聞けそうだし。


(そういう事なら我もしばらく厄介になろう)


こうして、帝国に龍神がやって来ました〜

 思ってたんと違うって方、僕もです(笑)

 ドラゴンについて色々と調べている内に、リアル志向にしちゃえって感じになりました。

 次回も神龍さんが出てくると思います。

 ではまた次回!


(ポイント評価、感想、ブクマ登録してもらえると作者のモチベ向上に繋がるのでぜひ!)

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