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ミリオタ高校生が異世界へやって来た!  作者: カトユー
邀撃戦
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第46話 戦争の現実

 ども〜、日々ぐうたらと好きなゲームをやってブチギレてるカトユーです。我が家のネット環境が悪すぎる。

 先に断りを入れておきます。今回は、そんなに面白くない話です。はい。

 ついに18日がやってきた。今日から王国軍第2陣への攻撃を行うのだ。


 作戦は3段階に分かれる。まず、陸攻隊が王国軍を爆撃する。続いて散り散りになった残党を、身軽な艦攻隊が爆撃。最後に当たり一帯に砲兵隊が砲弾の雨を降らせる。初日はこんな感じだ。翌日からは彼らが撤退するまで航空攻撃を連日行う事とした。


 自分は砲兵隊を指揮するため、前日から砲兵の待機場所へと向かった。攻撃の当日朝にはすでに陣地は完成していた。今回は準備万端だ。

 航空部隊には作戦の概要をあらかた伝えてあるので、そろそろこちらから目視出来る頃だろう。

 めちゃくちゃデカい双眼鏡で北東方向を見ていると、やがて黒い小さな点がいくつか見えてきた。ブリックス少将が率いる小隊だろう。後方には、レーネ大佐達の九七式艦攻も見える。


 3機の一式陸攻は白い雲を引きながら敵の上空へとやってきた。先頭の機体(指揮官機)がバンクをすると見事な編隊を組んで爆撃姿勢に入った。一式陸攻から放たれた黒い塊は、放物線を描きながら王国軍へと向かう。土煙が上がった直後、ドカーンという大きな音が聞こえてきた。目標に命中したのかは分からないが、至近弾は多くあったと思われる。

 ヨシッ!と思ったその時、我々は信じられない光景を目にした。

 王国軍から白く眩い光が天を貫いたのだ。光が消えた後、3機いたはずの一式陸攻は2機になっていた。見事だった編隊の先頭が居ないのだ。


 我々の前から1機の飛行機が消えた。それはつまり、その搭乗員が戦死したということだ。

 ブリックス少将は仲間思いの、優しい指揮官で、仲間からの信頼も厚かった。よく一緒に行動していたガイルも含め、部隊全員が家族のような感じだった。そんな彼を含む七人の命が一瞬にして消えた。

 ああ……これが戦争なのか。という感想と共に知り合いを失ったという喪失感に包まれる。これは部下を失った悲しみではない、友人・仲間を失った悲しみだ!


 周りにいた、砲兵達も初めて見る仲間の死に呆然としている。

 しばらく呆然としていたが、目の前の砲兵達を見てハッと正気に戻った。そして


「彼らの敵討ちだ!王国軍を蹴散らせ!一兵たりとも帰してはならん!総員!戦闘準備!!」


と檄をとばす。


 一度離れてしまえば何も連絡する手段がないので、15分も経てば艦攻隊が現れた。

 ここで、「あのレーザー?は連射出来るのではないか?」という疑問がようやく湧いて来たがもう遅い。

 レーネ大佐以下艦攻隊は、王国軍への攻撃を開始してしまった。


「どうか、レーザーが撃たれませんように!」


 そんな願いが神に通じたのか、艦攻隊の攻撃中にレーザーが撃たれることは無かった。


 ほっとしているのも束の間、次は砲兵隊の出番だ。


「死んだ仲間の弔い合戦だ!砲身が焼ききれてもいい!とにかく撃って撃って撃ちまくれぇ!!」


「斉射ヨォーイ!テェーッ!」


 もはや絶叫と変わらない様子で、自分は射撃を命令する。今回は特定の目標はないので、とにかく王国軍がいる方向に向けて撃ちまくる。自分も装填して射撃速度の維持に努める。

 ドォン、ドォンとひっきりなしに4門の榴弾砲が火を吹く。

 目の前の森の何ヶ所からか煙が上がっている。

 いいぞ!このまま奴らを粉砕してしまえっ!


 数十分いや1時間以上に渡る砲撃により、数百発もの砲弾が撃ち込まれた。いくつかの場所からは黒煙も上がっている。どうやら食糧等に命中したようだ。

 これで自分達の仕事は終わり。王国軍は逃げ帰ってくれると助かるが……


 翌々日、自分は帝都に戻った。そこは重苦しく暗い空気が充満していた。やはり、実際に戦死者が出ると士気に関わる。

 レーネ大佐は帰ってきた自分に対して、何度も出撃させろと言ってきたが無視。得体の知れない兵器があるのに、向かわせられるか。


 陸攻部隊には酷な事だが21日、偵察に行ってもらった。勿論、行き先は先日の地点だ。

 結果は人影なし。例のレーザーの置土産があるだけだった。馬鹿デカいし、撤退時には邪魔だろうし。


 ひとまず、今回の第2次帝都防衛戦(我が軍の呼称)は陸攻1機とその乗員7名の尊い犠牲と引き換えに勝つことが出来た。


 ハルノリ達は知る由もないが、王国軍は余りの損害の多さに驚き、以後侵略行為を停止するのであった。理由は単純、11万人いた兵士の半数を失った上、帝国という新たな脅威に備える必要性が生じて来たからであった。



ハルノリが帝都に戻った頃のシュバルツェルナーの森の奥深くにて。


「……ふふふ。面白き者を見つけた」


 そう言って漆黒の身体をもつドラゴンが大空へと飛び去っていった。

 初の戦死者…。戦争物を書く以上避けては通れぬ気はしますが、せっかく考えたキャラを死なせるというのは…。モブだと余りインパクトが無いですし、そこらへんのさじ加減は難しいですね。

 次回はファンタジーらしくドラゴンを登場させます!お楽しみに!

(明日は学校行事のため投稿出来ません。早くて日曜日投稿です)

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