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ミリオタ高校生が異世界へやって来た!  作者: カトユー
邀撃戦
44/87

第42話 エルフと人の関わり。あと何か

 ども!カトユーです。不定期更新ガチ勢の私としては予定は未定☆ってね。

 ……。はい、申し訳ありませんでした。

 これから、善処します。(投稿するとは言っていない)

 翌日、自分はジン達を連れて畑へと向かった。エルフ達に農業技術を教えるためだ。

 ここで一つ大誤算があった。教えるエルフ達に人族が来ることを伝え忘れていたのだ。結果は言わずもがな。子供は泣き叫び、必死で逃げ、一部の老人は憎悪の籠もった瞳を向けてくる。そんなエルフ達を見たジン達も膝がガクガクと震えている。ヤバい。やらかした。

 それからどれだけの時間がかかったのだろうか、目の前にはようやく落ち着きを取り戻したエルフ達とジン達がいた。ちなみに逃げた子供達はとうとう帰って来なかった。マジで申し訳ない……


 そんな一幕もあったが、いざ農業指導を始めると和気あいあいとした空気となった。初めて人に教えるという行為をしたジン達だったが、知識の吸収に貪欲なエルフ達のやる気もあって順調な様子だった。


 例えば鍬の使い方を教える時には


「じゃあ、実際にやってみようか」


「「「はい」」」


「うーん、この持ち方だと大変じゃない?右手をもう少し下の方にしたほうが力が入るよ」


「そうですか?

……おお!楽になったぞ!

ブルダさんありがとね」


「いえいえ〜」


……といった感じだ。

 最初はひと悶着あったが始まってみたら案外、すんなりと受け入れられた。

 結局、昼食を挟んで日が暮れるまで色々な事を自分達はジン達から教えてもらった。晩飯はジン達に加え、ご老人達も一緒になって食べた。

 そこで、何故こんなにも順調にいったのか?気になったので近くの爺さん(763歳)。に聞いてみた。曰く、「人族とは確かにいざこざはあるが、それは偉い人の間のことじゃろ?何、儂らのような下の者同士は上から言われて戦っただけのことじゃよ。そんな相手に戦場でもないのに敵意を向ける必要はないぞ。……それに孫に会っとるようで楽しいじゃ。ワッハッハッ……」。うーん、達観してますね。

 皆飯をたらふく食べて、酒も飲みまくって(自分は高校生だから無理)その日はお開きとなった。

 翌日も昨日と同じ感じでジン達がエルフ達に教えた。ただ、今日は座学も多くて畑の管理等の話がメインだった。


 一週間彼らは帝都に滞在してエルフ達に農業のノウハウを教えてくれた。その間、彼らの間では親交が深まったようで、再会の約束をしていた。自分は再び輸送機を操縦してジン達をアルノーツ村へと送り届けた。また、収穫の時期になったら迎えに行くと約束して、ジン達と別れた。こうして、人族とエルフの間で初めて友好的な関係が出来たのである。


 少し話が前後するが、ジン達と晩飯を食べた際にアーノルド公爵についての話を聞けた。酒に酔った勢いでジン達がが愚痴を垂れ流していたのだ……


「だからよぉ〜、俺はアーノルドの野郎をぶん殴ってやりたいんだよぉ〜」


「なんですか、いきなり」


「いやぁ?こっち来たら、皆明るい顔してるしさ〜、良いとこだなぁって思ったんだよ。こっちは毎日が地獄だぞぉ?」


「なんでそんな状況なんですか……」


「さっき言ってたアーノルドっちゅう奴のせいだよ。あいつのせいで俺らは毎日苦しい生活を送ってんだよっ!」(バタッ)


 ここでジンは寝てしまった。言いたい放題だったな。その後、話を聞いていたハンスが加わってさらにややこしくなった。ハンスは酒に強いらしい。


「俺もアーノルドは嫌いですよ〜。前はいくさで活躍したんだか知らねぇけど、まあまあ良いやつで皆から好かれてたんだよ。……いつだったかな〜、彼が変わったのは。確か〜……娘が亡くなった時かな〜。その後、立て続けに子供全員が流行病で亡くなったんだよね……。そのショックで彼は壊れたんだろうね。久しぶりに会った時には別人だったよ……。それからは知ってるように、部下に無茶苦茶な命令を出して困らせたり、税を引き上げたり。もう誰の手にも負えなかったよ」


「誰かが止めようとはしなかったのか?」


「そりゃ、皆そうしたいさ……。でも、彼の昔の優しさを考えると中々行動に移せなくて……。心のどこかで、いつかまた元のアーノルド公爵に戻ってくれるのでは?と思ってるのかもね」


といった感じだった。

 うーん、アーノルド公爵の気を取り戻せる事が出来たら解決するのか……。しっかし、昔良かったから今の圧政でも耐えますって、どんだけ皆に信頼される領主だったんだよ……

 まあ、アーノルド公爵についてはまた保留だな。情報が少ないからなんとも言えない。今までは単なる悪役だと思ってたけど、実は良いやつだったとか対応に困る……。武力で解決しようかとも思ったが、他の方法もありそうだな。

 15,000PVですよ!ブクマもポイントもちょっとずつ増えて、毎日画面をニヤニヤしながら見ていますw

 応援してくださる方、いつもありがとうございます!

 次回からはまたミリタリーマシマシで進んでいきます!では、また次回!

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