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ミリオタ高校生が異世界へやって来た!  作者: カトユー
いざシュバルツェルナーの森へ!
27/87

第26話 第一回軍事パレード

どうも!カトユーです!

今回は軍事パレードの様子を書いてみました。何故急にこんな話を?って思うかもしれませんが、僕の気まぐれです(笑)

実はロシアでは五月九日は対独戦勝記念日とされているんです。そして、その日には赤の広場で軍事パレードがあるんですよ!それで昨日、ユーチューブで見ることが出来たので見るともうドハマりで、ああ、書きたいな~と思って書かせていただきました!

 九七式司偵での初飛行から一ヶ月。自分とこの飛行場はかなり拡充され、縦二千メートルにまで延長した。ちなみに、舗装はしていない。また、最初は滑走路のみだったが平行して誘導路を敷設し、エプロンも用意した。格納庫は造っていないので機体は露天駐機となっている。今は二本目の滑走路を敷く準備をしている。二本目の滑走路はジェット機の運用を見越して四千ないしは五千メートルにしようかと思っている。

 エルフ達は結局、工兵もどきと飛行兵もどきに分かれてもらった。圧倒的に飛行機乗りの方が人気だったが······。大丈夫、工兵もどきも戦車兵になってもらうから。また、住居も携帯天幕等の簡素な(ボロい家)から木造の家屋にグレードアップ。やったね!そういえば、集落に来てから今までにエルフが増えた。というのも、先の戦争で避難民となったエルフの一部が、我々の集落にたどり着いたのだ。そのお陰で集落の人口は百五十人を超えている。これで中隊が編成出来るね!(汗

 さて、兵器の種類が増えたり兵科が増えたので一つやりたかった事を今日はやってみようと思う。それは軍事パレードだ!北〇鮮とかロ〇アの軍事パレードはホントにカッコいいと思うんだよね~。兵士の行進もカッコいいしー

 ということで、第一回軍事パレードを開催しよう!と思ったんだけど、このグループにはまだ名前が無かったんだよね······。うーん、過激派組織みたいな名前しか思い付かないね······。無難な物にしようか。今日から我々は「亜人民族解放戦線」だ!社会主義とか一切関係なく、純粋にヒト以外の種族の自由を得る為に自分達は戦っていくのだ。

 ってことで勝手に亜人民族解放戦線と名乗らせていただきます。今はエルフしか居ないけど、いずれは獣人、ドワーフ、竜人、魔族の地位向上を目指すんだ!

 翌日、誘導路上にエルフ全員を集めて軍事パレードを開いた。昨日の内にある程度説明して、行進等は出来るようにした。まずは自分の演説からだ。特設のステージに立ち、マイクを手に取り話始める。


「諸君。我々は今日、新たな門出を迎える事となる。我々はこれまで、多くの苦痛を強いられてきた。屈辱的な事を数えきれない程やらされた。それもこれもヒト族のせいだ!奴らは自分達が最も優れていると考えているようだが断じて違う!!考えてみよう、奴らは確かに賢い。ただ、我々と同じような弓の腕はあるだろうか?つまり、ヒト族が全て優れているわけではないのだ。別に私はエルフが優れているとは思っていない。種族によって得意不得意があるのだ。だから私はヒト族の古い考えをうち壊してやる!そして、全ての種族が等しく幸福を享受することのできる未来を創る!これより我ら「亜人民族解放戦線」は全ての種族の自由を求め戦う事を宣言する!以上だ!亜人民族解放戦線万歳っ!!」


「「「万歳!!」」」


 エルフの皆が万歳と叫ぶ中流れ出す、「祖国は我らのために」のメロディ。え?何でかって?それは自分がロシア・ソ連好きだからだ。ソビエト万歳!

 話が逸れてしまった。会場の熱が冷めると同時に兵士の行進が始まる。

 まずは、工兵兼歩兵の行進。大日本帝国陸軍の夏衣を着用し、三八式歩兵銃を持った一個小隊が堂々と行進していく。勿論、自分に向かって敬礼をしながら。

 続いて工兵(車輌)兼戦車兵の行進。最近お世話になりっぱなしの伐開機・伐掃機を先頭にルノー FT-17 軽戦車が続く。これは将来機甲部隊を整備するために試験的に導入したものだ。戦車は四両導入し、半分が戦車砲(三七ミリ砲)搭載型でもう半分が八ミリ機関銃搭載型だ。ルノー FT-17 軽戦車はフランスが一九一七年に開発した軽戦車で、間仕切りでエンジンルームと戦闘室を分けたりするなど現在の戦車につながる新たなスタンダードをつくった画期的なものだった。また、単一砲塔(射界は全方位)を搭載し、大幅に戦闘力が上がった。とまあ、我が部隊に初の戦車がやって来たのだ。テンション上がりますねえ~。

 華々しい戦車部隊に続いてやって来たのは航空部隊。エルフ達全員を空に憧れるようにした九七式司偵を有する偵察部隊。それに続いて綺麗な三機編隊でやって来たのは、新装備のアルバトロスD.Ⅲだ。この機体は一九一六年にドイツのアルバトロス社で開発されたD.Ⅰの改良型で第一次世界大戦のドイツ戦闘機の屋台骨を背負った名機だ。この機体関連で有名なのは赤い悪魔の異名を持つマンフレー・フォン・リヒトフォーフェンだろうか。彼は第一次世界大戦で八十機も撃墜したエースパイロットだ。また、紳士的な態度から天駆ける騎士として賞賛された。(凄くカッコいい肩書き)その彼はこの機体に乗り何度も出撃していった。話が逸れてしまったが、今頭上を飛んでいる編隊は見事なもので、会場の空をフルスロットルで通過していった。

 これで軍事パレードは終了したが、これで終わりなのは味気ない(個人的意見)と思ってしまったので、急遽空き地で戦車の射撃訓練を見させてもらった。やはり、三七ミリ砲をもつFT-17の射撃は迫力満点で鳥肌がたった。エルフ達もその音に驚いていた。これで榴弾砲の射撃をやったらどうなるのかと腹黒い事を考えたのはここだけの秘密。

 こうして、非常に濃い一日が終わったのであった······



あれ?俺の出番は?(by ハインケ)

いい忘れていましたが、この作品が5000PV超えました。いつも読んでくださる方、ホントに感謝感謝です。これからも「ミリ高」(略称)をよろしくお願いします!


兵器の詳細

ルノー FT-17 軽戦車

スペック

全長

5.00 m

全幅

1.74 m

全高

2.14 m

重量

6.5 t

懸架方式

垂直スプリング付ボギー形式

後輪駆動

速度

20 km/h(整地)

7.6 km/h(不整地)

行動距離

65 km

主砲

ピュトー SA18 21口径 37 mm 戦車砲

(戦車砲型)

または

オチキス M1914 8 mm 重機関銃

(機関銃型)

装甲

最大16 mm 又は 22 mm

エンジン

ルノー 液冷直列4気筒ガソリン、排気量4,480cc

39 馬力

乗員

2 名(車長、操縦手)


アルバトロスD.Ⅲ

スペック

全幅

9.05m

全長

7.33m

全高

2.98m

自重

661㎏

エンジン

メルセデス液冷直列D.Ⅲ(160p)

最高速度

175㎞/h

航続時間

二時間

上昇限度

5500m

武装

7.92mm機関銃×2

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