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ミリオタ高校生が異世界へやって来た!  作者: カトユー
ミリオタ高校生が異世界へやって来た!
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第1話 転移?

どうもカトユーです!

ミリタリー要素しかない小説を書いていきたいと思います!

んあ?そうか、死んだのか。華彩(かさい) 悠育(はるのり)は一人ごちた。生前は恵まれた人生だと思う。

ちなみに、今自分がいるのは異世界ものの定番?神様がいる場所である。え、白くて何にもない部屋ですけど何か?神様らしき人もいないし······


「だーれだ?」


はわっ!いきなり目隠しされてかわいい声が聞こえた。ふ、ふーん。女神さんが対応してくれるのか。嬉しいな。


「······もう、少しはリアクションをしてよ」


少し怒った様に言われる。はい、自己紹介どうぞ。そんなことを考えていると、女神?がムスッとしながら話かけてきた。


「私はアテネ

知恵や戦いを司る神様なの」


ああ、ギリシャ神話の神様か。······え?自分は無心論者ではないが、無宗教の人間だ。何故、一端の人間に声かけてるんだ?と、疑問に思ったが口に出さないでいると、アテナ様?は一人話し続けていた。


「あなたはとある理由で亡くなりました

そして、私からはそんな志し半ばで倒れた者に新しいチャンスを与えているのです」


「ほお」


お、来たこれ。異世界行けるパターンだね。


「一つ、このまま肉体を消し精神だけを残す

 一つ、そのままの姿で新たな人生又は続きを送るか

 どちらにしますか?」


うん?気になることが何個かあったぞ。


「ええと、まず、精神だけを残すってのはどういうことだ?」


てっきり、天国とか地獄かと思った。


「曖昧な表現でしたね

死んだ人間は地球上で何らかのかたちで処理されます

例えば、ニホンでは火葬でしたか?

そんなことをしてしまうと、肉体は消えてしまいます

なので、こちらでは死者の魂のみを導いています

そして、魂はこの天界を永遠に漂う存在となります」


要するに、魂だけになって一生そのままなのか。中々辛いものがあるな。


「なら、新たな人生と続きの人生の違いは?」


「それは人によって違うものです

地球には戻れないですが、新たな地で生活してもらうことになります、それを新しい人生ととるか今までの続きと受け取るかの違いのみです」


なんだ、そんなことか。正直そう思うような内容だった。それに、これだと選択肢は一つしか無いということになる。怪しいな。


「何か企みでもあるのか?」


女神は一瞬ニヤリとしたが、さっきまでの顔に戻り、こう言った。


「いいえ、何となくあなたに選択させてあげたかっただけです」


あくまでしらを切るつもりか。まあ、その異世界の情報とチートスキルだけ貰えると助かるな。


「そんで、その異世界はどんなところなんだ?」


「神々の箱庭です」


はあ?そんなものつくったのか、神様は。もしかして、地球もその一つなのか?


「箱庭と言っても、最近は管理出来なくなっているんです·····」


面倒事の予感がしてきた。これは、世界を救ってくれと言われるのだろう。


「あなたには、異世界でいきてもらいたい

それだけです」


あっれ?生きるだけでいいのか。なんだよ、燃えないな······


「一応、不死の効果を付与します

あと、スキル一つと細かい要望を聞きます

この条件でどうですか?あなたは異世界へ行きますか?」


「もちろん、喜んで行きます」


いいねいいね~!念願の異世界だ。オタクの血が騒ぐ。


「では、細かい要望等を」


「スキルは前世界のあらゆる物を召喚出来るものを」


「さすがに無理です」


はい、知ってました。そんなことしたら、異世界が崩壊するわな。


「ジャンルを絞り、尚且つ成長系のスキルなら可能ですが」


「全然大丈夫です」


「では、希望するジャンルを」


「ミリタリー系で!」


これは前世でも想像していたことだ。仕方ない、G〇TEとか憧れたもん。


「そう言うと思ってました

ですが、それなら私も気合いをいれますよ!」


「待って

何で予想出来たの?」


初対面で趣味当てられるのは怖すぎる。それとも、全知全能とか言い出すの?


「一応、あなたを異世界に送り込んでも大丈夫かどうか、色々と調べさせていただきました」


はあ、適性検査みたいなものか?

と言うか、気合いいれるとは言っていたが相当なやる気が感じられるぞ。あ、戦いの神様か。シカタナイネ。


「不慣れなことが多いでしょうから、最初の一ヶ月間は❬コール❭と念じれば会話ができます

と言うか、それが限界です」


神様にも限界があるのか。と考えていると女神様がこちらを真顔で見てきた。

まるで、兵士の出征を見送る人のようだ。そして、威厳ある声で、


「貴殿の未来が輝けるものであらんことを!」


そう言われ、自分は純白の光に包まれた。

眩しいと思うなかで、


「いってらっしゃい」


とやさしい声が聞こえた気がした。



これにより、一人の元高校生の異世界生活が始まることとなる

次回は早速ハードモードです。

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