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ミリオタ高校生が異世界へやって来た!  作者: カトユー
いざシュバルツェルナーの森へ!
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第16話 魔境・シュバルツェルナーの森への道中 一

失踪&失速気味のカトユーです。

投稿頻度低くてすみません!


一ヶ月ぶりの投稿ということで前回のあらすじをば。

ライノゼ王国との戦いに破れたハルノリは王都に連行される。その後、敵の大将レベッカに魔境・シュバルツェルナーの森の開拓を任される。

 馬車はゆっくりとサーベス城の正門を出て、大通りを通り王都を出る。ちなみに、ここまでに一時間かかった······。馬車自体は結構な速度出るんだけど、王都の大通りが人でごったがえしていたのだ。一応、歩道と馬車の道は別れているのだが、戦の影響もあってさながら歩行者天国と化していた。

 王都を出て三時間程走ったあと、昼休憩となった。昼飯は監視役の兵士がつくってくれた。ちなみに、今回の移送は馬車一台で、自分の他に御者二人と監視役の兵士二人が乗っている。先に断っておくと全員むさ苦しい大男だけだよ。


 昼飯を食べるとすぐ出発。しばらく走っていると段々と暇になってくる。前世ならスマホ弄ったりとかして暇潰しできたから改めてスマホの偉大さがわかる(ス〇ホ太郎羨ましい)。さすがに、暇過ぎたので勇気を出して監視役の兵士に話しかけてみる。(人見知りにとって偉大な一歩)


「ど、どのくらいかかるんですか?」

 

 やっちまったZE☆

 なにこれめっちゃ恥ずかしい!つっかえるは主語無いし!

相手は不思議そうに見てきたが、自分が聞きたいことが分かったらしい。


「このペースなら二週間かかるかかからない位じゃないか?」


 なにこの人、ええ人やん。(確信)

安心したのでもう少しだけ話してみるか。


「自分が誰だか知ってますか?」


 そう聞くと、兵士の男は自分をじっと見てくる。記憶に引っかかったのだろうか。


「いや、知らないね。というか俺達も護衛任務を任されただけだからあんたの事は聞いてないな。どっかのお偉いさんか?」


 いいえ、犯罪者です。と言えたらどれだけ楽だったんだろうか。話にのっておけばいいか。


「ええ、ちょっと視察に行こうかと」


 ふーんと兵士の男は興味無さげに聞いていた。その後、何を思ったか胸元から一枚の紙を取り出した。なんだそれと思って見ていると、兵士の男は顔を青ざめていった。人の表情ってこんなに変わりやすいものなのかと思っていると、


「お前!いや、あなたが中央の人間!?」


 などと言われてしまった。え?中央の人間?


「ちょっと待て!そこになんて書いてあるんだ?」


「ほら!ここに、❰国王より辺境開拓団団長を指名された❱って書いてあるだろ」


 はあっ!?確かに高性能ストレッサー(レベッカ)が「一応、国王の名で貴様を開拓団の指導者に任命しておく」とか言ってたけど、なんで団長なんだ?撃たれて死ぬのか?とりあえず、兵士が自分のことを怯えたように見てくるのが嫌なんだけど。


「団長って言っても辺境開拓ですよ。そんな畏まらないでくださいよ」


「お、おう······」


 納得してもらえたようだ。


「そういえば、あんたの名前は?」


 おお。急にフレンドリーになった。


「自分はハルノリ・カサイだ。ハルノリって呼んでくれ」


「わかった。ハルノリだな。俺は第一軍団所属のデイッカーだ!」


 デイッカー(太っちょ)ねえ。思わず笑いそうになった。てか、体型は普通なんだけど。

 ほら、お前も。と言われてずっと黙っていた男が口を開いた。


「···俺は、フェルディ。デイッカーと同じ第一軍団所属だ」


 お、おう。若そうだけど声めっちゃ渋いな。あと、さっきから言ってる第一軍団ってのが気になるんだけど。


「第一軍団ってなんですか?」


 そう言うと、はあ?こいつなに言ってるんだ?って顔された。え?有名なの?


「マジかよ。第一軍団知らない奴いるんだな」


「ああ」


 デイッカーとフェルディは衝撃を受けていた。だから第一軍団って何?


「第一軍団ってのはな、国王の(つるぎ)レベッカ大将率いる常勝無敗の精鋭部隊だ!俺達はその第一軍団の司令部にいるんだ」


 お、おう。あの高性能ストレッサー(レベッカ)にそんな異名があるのか······

それよりもこの二人、結構凄い人じゃん!


「あれ、この前まで戦に行ってませんでした?」


 そう、レベッカが率いるというならこの前までお互い敵だったのだ。


「いや、俺達は王都で後方支援をしていたから今回の戦役には行ってない」


 そうだったのか。


「ちなみに第一軍団の規模はどれくらいあるんですか?」


 第一軍団とはいずれエルフ達と共に戦うべき相手だ。それなりに情報を集めておきたい。


「んあ、そりぁ、国王様の最重要部隊だから人数は多いぞ。常時三万人。戦時で最大五万人位だな。これだけいれば、中小国家なんてたちまち降伏するぞ」


 と上機嫌にデイッカーが答えてくれた。正直言って、多すぎない?常時三万人ってどんだけいるんだよ······


「他にも軍団もあるんですか?」


「ああ、勿論。東西南北それぞれに二万人規模の軍団が配置されてる。あとは王都を守る近衛師団千人。他にもそれぞれの領地を持つ貴族達の私兵や傭兵がたくさんいる」


 わお。これだけで十一万人超えは確実だ。多すぎない?


「なんでそんなにいるんだ?」


「確かに多いよな。でも、現国王は領土拡大が政策の中心で、ここ数十年で軍が一気に増強された。とは言っても最近の戦役は上手くいってないだよな······」


 ハハとデイッカーは自嘲気味に笑った。確かレベッカも最近の戦役は上手くいってないと言ってたな。


「それでも、今回の戦役でエルフに勝てたから良かったよ。負け戦ばかりでは兵士達、ひいては王国の戦意が失われてしまうからな」


 だから、あんなに盛大に祝ってたのか。


「まあ、これからどうなるのかは知らないからな」


 そう言ってデイッカーは話を終えた。中々、いい情報を貰ったのではないか。

 

 そのあとも、ライノゼ王国の話やデイッカー達の愚痴を聞きながら馬車は進んでいった。その日は、草原で野宿をした。

ミリタリー要素ないやんけ!って方、すみません。次は何らかの形で武器を出します。たぶん。


作者のツイッターです。色々とぼやいてます。よろしければ、フォローお願いします。 https://twitter.com/RVdX8yzugRufoNT?s=09


ではまた次回!

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