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ミリオタ高校生が異世界へやって来た!  作者: カトユー
闘争の始まり
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第12話 どうしよう?

今回は説明が多いです。

リーダーとなった自分はまず、この村、そしてエルフについて調べた。

まず、エルフとはどんな種族なのかだ。簡単にいうと、少数民族だ。人口は全世界に五万人いるかいないか程だ。外見は男女問わず美形が多く、尖った耳が特徴だが個人差があり、人族とほとんど変わらない耳をした者もいた。内面は排他的で保守的な者が多い。したがって、今回のクーデターは普段のエルフからは考えられない出来事だったそうだ。

また、総じて身体能力が優れている。人族と比べると体力は少ないが瞬間的な力は強く、手先が器用だ。加えて視力や聴力も優れている。反面、文化・文明は人族に遅れている。

エルフの一日に時間などなく、日が昇る頃に起きて日が沈む頃に寝るという生活リズムだ。そして、日中は採取など、生きるための行動がほとんどで娯楽などは存在しない。

生活は自給自足で、その日暮らしといった感じだ。貯蓄などせず、その日に必要な物を午前中に採取してくる。そして、足りなければ集落の仲間に分けてもらう。

食生活は、植物中心で一日に二食しか食べない。(もしかしたらこちらの世界は一日二食が当たり前なのかもしれない)一応、狩猟用に弓もあるが、滅多に肉を食べることはなく、祭りなどの目出度い時に少し口にする程度だ。

住居は、木の幹にへばりつくようにある。建物?自体は雨風を凌げれば良いという感じで、丸太の柱と背丈のありそうな草の壁に乾燥させた草を編んだ屋根で出来ている。扉もなく、窓ガラスもないとても簡素な家だった。そして、何人家族だろうが狭い一部屋に所狭しと雑魚寝しているのにはびっくりした。

次いでこの村、ベンについてだ。

深い森の中にポツンとあり、集落は周りから孤立していた。人口六百七十六人でエルフ族の集落では王都に次ぐ大きさだそうだ。集落の広場を中心に半径六百メートル程の範囲に点々と住居がある。

また、ベンは今はなきエルフ王国の中でも奥地にあり、近年の人族との戦闘に巻き込まれた事が無いそうだ。故に、平和ボケしついこの間まで何の備えもしていなかった。しかし今回、自分がリーダーとなった事でエルフ達の間で危機感が増し、戦闘準備が訴えられるようになった。


いやまあ、自分も初めての戦闘だけどね。あと、高校生だからね。あまり期待しないでね。



エルフ達について、わかったので戦闘の準備をするように命じた。

具体的には、防衛線を決め村の周囲に塹壕及び空堀、柵や土塁を築いた。後は手の空いたエルフに銃の扱いを教えた。ちなみに、今の兵力は正規軍が十八人。(笑えねえ······)歩兵銃が三十一丁で弾薬が数百発。助けてドラ〇もん!

後は哨戒をだしておいた。


そんなこんなで二ヶ月近くたったある日、哨戒に出ていたエルフがドタバタと血相を変えて走ってきた。


「カサイ様!人族の兵士を確認しました!その数三千!」


「おいおい、それはあいつら本気出してきたんじゃね?」


報告を聞いたアルフが慌てる。どうやら、持てる兵力全てでエルフの掃討作戦を行っていたらしい。


「どこにいた?」


「南東方向で走って二日です。ですが、彼らは北方面へ道なりに進んでいました」


ふーん。あれ?見つからずに通り過ぎてくパターン?

と言うのも、ベンは近くを通る荒れた旧街道から少し森に入った所にあり、念入りに探さないと見つからない。逆にそのお蔭で今まで襲撃される事が無かった。


「その場所を皆に伝え、監視しておいてくれ」


「了解しました」


そう言って斥候兵は去っていった。

すぐさま戦略を練り直した。つまりは、迎撃方法の見直しだ。さっきの斥候兵が言った通りなら、敵は三千を越す大軍勢だ。それを撃退する方法を二三日以内に見つけなくてはならない。

とりあえず、エルフ達に接敵したことを伝え、あまり集落の外に出ないように呼び掛けた。万が一、食料採取に出たエルフが奴らに見つかったら、集落の位置がバレてしまうからだ。

その後、一人でどうするか考えた。

ああー!どうしよ!無理ゲー!

十八対三千。数の暴力もいいとこだ。

しばらく考えてみたが、所詮子どもの脳みそで思いつくような作戦では太刀打ちできないだろう。

うーん、スキルで戦車を召喚できるようになりたい。なんだかんだでスキルレベルは四になって、少しずつ充実してきた。しかし、毎日スキルを使っても未だに四になっただけだ。黎明期の戦車で良さげなものはないのかな······

うん、これかな。


「マークAホイペット中戦車を❰召喚❱」


「レベルが足りません(必要レベル五)」


うーん、この。

ちなみに召喚しようとした戦車は紅茶の国(英国)で設計されたものだ。武装は軽機関銃を三、四挺で、自走砲のような使い方をしようと思っていた。

もう少し頑張れば戦車が手に入れることができるのか。スキルをもっと使っていこう。

とりあえず、目標が出来たので今日はゆっくりしよう。

がばがば知識なので、間違いがあったら遠慮なく指摘してください。

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