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ミリオタ高校生が異世界へやって来た!  作者: カトユー
闘争の始まり
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第11話 戦争準備

どうもカトユーです。

前半は作者が深夜テンションでコサックダンスを踊りながら書いたような文章なので、一人であっち向いてほいしながら読んでください。


本編は途中からだと思ってください。

そこからは大変な毎日だった。スキルで物を召喚して、アルフ達に射撃方法を教える。と言っても自分が教えられるような事は何一つ無いのだが。

それより、興味深いのは召喚スキルだった。この前の召喚のバグ?以降、あのように二つ以上召喚されることが何回かあった。昨日なんか九丁召喚それた。そんときは本当に驚いた。

うーん、いまいちこのスキルの仕様がわからないな······。困ったな、こういう時誰かに聞けたらなー。そう思ったら、一つの記憶が蘇った。

(一話参照)

「不慣れなことが多いでしょうから、~~~~~~~~❬コール❭と念じれば会話ができます

と言うか、それが限界です」


あ、女神様が言ってたな。

よっしゃ、久しぶりに会ってみるか。


「❬コール❭!」


「っ、もうっ!遅いじゃないですか!もっと私にも出番くださいよ!」


あゝ、懐かしいな。じゃなくて、なんつーメタいこと言ってくんの?


「あ、お久しぶりですねー」


適当に白々しく言ってみた。すると、急に機嫌が悪くなった。


「別にいいですよ!一ヶ月経っても何の連絡もしなかったあなたが悪いんですー。そんなにどうでもよさそうなら、スキルの秘密だって教えませんし!」


うぐぐ、面倒くさい奴だ······。しかし、何で自分の聞きたいこと知ってるんだ?読心術?


「神様だから人の考えていることなんて全てわかるんですぅー!」


うっわ、さらに面倒くさいやつやん。しかし、我に秘策あり!(言ってみた。)


「ああ、主人公パワーで分かるんだけどさ、早く話進めたいから早く女神様が話してくれたら登場回数増やすって作者が言ってるのが分かるなー」


そう言うと、女神様(アテネだよ☆)は目の色を変えた。

 

「そ、そうなの?なら早く話すわ!

えっとねー、あなたは召喚するとき個数をいってなかったでしょ?そういうときは、こっちでランダムに一から九のどれかを選んで召喚してるの」


んな、アホな。適当過ぎるだろ······。

自分が呆然としていると、女神様は


「んじゃ、私は神様の仕事が忙しいし、あまり暇なんてないのでこの辺で。じゃあね!」


あ、一生来なくていいです。そう考えていると空から石ころが降ってきた。いってえな!

❬ちなみにこれからも女神の登場回数は少ないです❭と作者は言うのであった。ちなみに理由は書くたびにキャラが扱いにくいからだそうな。

あっ、ちょっと!待って下さい!アアッ~!!

これにより世界に平和が保たれるのであった。


チャンチャン!






······終わるんじゃねえ!読者困惑だわ!九割九歩九厘の読者がブラウザをそっと閉じたわ!

(おお、メタいメタい)




ふうっ、ふうっ。女神のせいであーもう無茶苦茶だよーってか。

ゲフンゲフン。




ここから本編始まるよ!(大嘘)


結局、自分達が逃げ込んでから人族が攻めてくる様子はなかった。まあ、こちらとしては時間があった方が喜ばしいことなんだが。だが、こちらも平凡な日々が続いた訳では無かった。

それは集落の広場を見れば明らかだろう。大勢のエルフが集まり、大声で話合っている。皆、話していることは同じで、昨日の夜に何があったのか。だ。


それは昨日の朝まで遡る。その日、自分はようやくアルフ達全員分の銃を調達できた。ちなみにそのお陰でスキルレベルは三になった。召喚した銃をアルフ達に渡し、いつも通りの射撃訓練を行っていた。自分は見ているだけだったが。

そして、昼になろうかというとき、アルフ達は練習を取り止め、どこかへと足早に去っていった。普段とは違う様子を不思議に思ったが、特に興味もなかったのでその日の午後は集落をほっつき歩いた。しかし、アルフ達はどこに行っても見かけなかったが。

異変があったのは、その日の夜だ。いつも通り飯を食って、眠り始めた時のことだった。


パンッ!パンッ!


数発の銃声が集落に響いたのだ。あまりに突然の出来事だったので、自分は人族の夜襲かと思い。集落の周りを走って見回った。しかし、何も異変は無かった。息を切らしながら集落に戻ってきて自分が見たのは、アルフ達が数人のエルフを縄で縛っている様子だった。正直、理解が追いつかなかった。


「何をしたんだ?」


自分は怯える小動物のようにアルフに声をかけた。すると、アルフは自分に気づき、こちらへやって来た。


「ついに俺たちがやったんです!」


やった?何を?


「ええっと、つまり、その、何をしたんだ?」


さっきと変わらないことを聞いてしまった。


「何って、我々エルフのために村長を倒したんだ!」


要するにクーデターか。しかし、武力で訴えたのか。

 

「じゃあ、さっきの銃声は?」


そうなのだ!なぜ、銃を撃ったんだ?


「村長を撃ったんです」


「村長は無事なのか!」


「いいえ、すでに息はしていません」


そうなのか······。

話を聞けば、この事はアルフが前々から計画していたもので、今日の午後仲間に話して実行したそうだ。もちろん、あの十八人も賛成したようだ。

そして、夜になり村長が寝たことを確認して部屋に入り、問答無用で銃の引き金を引いたそうだ。八発撃ち、全弾命中し即死だったそうだ。その後、村長の部屋から出て何人かに別れて穏健派のエルフ達を拘束したらしい。このエルフ達は投獄のみだそうだ。

捕らえられたエルフ達を目に談笑するアルフに声をかけた。


「これからどうするんだ?リーダーがいないと戦えないだろ」


さすがに烏合の衆と統率された兵士の戦いの結果なんて簡単にに想像できるだろう。


「そうなんだよな。一応、村長は人をまとめる力はあったから、他に任せれられる人がいないんだよな」


そう言って、自分をじっと見つめてくるアルフ。あ、ヤバ。なんか嫌な予感しかしない······。


「どうだカサイ?俺達のこと、引っ張っていってくれないか?」


あゝ。予想的中だよ。でもなー、前世でも人の上に立つような仕事したことないんだよな。これまで目立つこと避けてきたし。

言い訳を考えていると、銃を持つ十八人のリーダー格のエド?(だった気がする)が


「いいね!俺もカサイがいいと思うぞ!」


と言ってきた。それにつられ仲間達もカサイなら大丈夫だ。と言ってきた。どうしよう、押しが強いと断れないタイプなんだけど。

ニヤニヤとアルフがこっちを見てくる。あ、絶対根回ししてたろ。


「どうだ?俺らのリーダーになってくれよ」


「ああ······、いいよ」


「「「よっしゃー!」」」


自分がリーダーになることが決まって、解散となった。ちなみに、村長の側近達は家の柱に縛りつけられていた。


そして翌朝の騒ぎへと繋がるのである。エルフ達が騒いでいる広場の中央に、どこからともなく台を持った男がやって来た。その男は台を置くとすぐさまどこかへ走り去っていった。うん、端からみたらテロが起こりそう。

暫くするとアルフがこそこそとやって来て、台の上に飛び乗った。エルフ達もそれに気づき、アルフに目線が向かう。

アルフはエルフ達が静まるのを待ち、話始めた。


「知っている人もいるかもしれない。昨夜、我々は勇敢な者達と共に、臆病風に吹かれた腰抜けどもを成敗してやった。今、この世にあの村長はいない。彼らにはこの世から退場してもらった。

だからもう、人族との戦いのみに邁進するべきだ!彼らの魔の手はすぐそこまで迫っている。悠長に構えてなどいられない。下手すれば、あなた方が話しているとき、突然彼らの攻撃がくるかも知れないのだ!

しかし、我々の戦いを指揮してくれるものはいない。私がリーダーになってもいいかもしれない。だが、私は戦いの場にたったことすらない凡人だ。

そこで、我々の戦いを指揮してくれるよき者がいないか考えてみた。すると、リーダーに最も相応しい者を見つけたのだ!

カサイ!こっちに来てくれ」


「えっ?あ、はい」


急に話にするなよ。びっくりしたわ。


「この者は我々の知らないことをたくさん知っている。そして、戦いとはどういうものか心得ている。しかし同時にこう考える者もいるであろう。なぜ、敵対する人族をリーダーにするのか?当然の疑問であろう」


そう言って、アルフは一呼吸おいた。


「カサイは人族であって、人族ではない」


「「「「え?」」」」


当然、自分も含んだ皆の声だ。というか、人族じゃないって言われると結構ショックを受けるんだけど。


「この者は奴らと関わりは無い。それに、今までの彼の話を聞くに、特に種族に対する考え方が根本的に違うようだ。加えて、今では人族を返り討ちにする方法を考えているのである!

逆にここまで、してくれる者を疑うことが出来ようか!

私は次の村長にカサイを推薦する。皆はいかがお考えであろうか?」


いやいや、最後おかしくない?しかもさあ、自分は過去の話したこと無いはずなのに何で知ってるの?シエナ達に聞いたの?


しかし、自分の思いとは裏腹にエルフ達は自分がリーダーになることに賛成のようだ。

誰かが「カサイ!」と叫び始める。それにつられてエルフ達がカサイコールをし始める。


「「「「「カサイ!カサイ!」」」」」


あー、もうどーにでもなれ!

アルフに引っ張られて台の上に立ち上がる。うわー、皆がこっち見てるよ、恥ずかしい!

カサイコールは止まることなく、村全体を包んだ。

やがてコールは収まり、静寂が場を支配する。早くこの場から去りたいなーと思っていると、アルフが脇腹を突っついてきた。何か挨拶しろ。とのことらしい。仕方なく、エルフ達の方を向き、短い挨拶をする。


「えっと、どうも、カサイです。こ、これからエルフのためベンのために共に戦おう!」


ふうっ。これで良いのかな。クラスの自己紹介とさほど変わらない陰キャぶりを見せつける挨拶となってしまった。最後なんてやけくそで適当なことを言ったし。

しかし、エルフ達には自分達のために立ち上がる英雄に見えたらしい。そこら中でうおーっ!って叫んでる。涙を流して祈りの姿勢?をしてるエルフもいた。え?何?自分そんなに凄かった?何か神降臨みたいな状況なんだけど。誰か説明して?

アルフ達はおめでとうとか言ってくるし、何がおめでとうだ、こんなに祭り上げられるなんて聞いてないぞ。


「よし!お前ら、今日は酒をたくさん飲むぞ!」


「「「応っ!」」」


あの勝手に盛り上がらないで。あと自分まだ酒を飲めないんだけど······。



こうして、人族との戦争の前にカサイは村のリーダーになってしまった。

やっぱ、女神様書けない。あと、シエナが蒸発しかけてますね…


戦闘編は一話後になると思います。(精度は明治時代の気象予報並み)

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