プロローグ
どうも〜新作です!
今回はミリオタ高校生が異世界に行くお話。
大和の主砲をぶっ放したり、ミサイルの飽和攻撃を行ったり……いやぁ、妄想が膨らみますねぇ(笑)
自分、華彩悠育はどこにでもいる高校生だ。いや、どこにでもいたと言うと語弊があるかな?自分はミリタリー系の事が大好きな人間だった。所謂ミリオタってやつ。自分は結構雑食系のミリオタだった。陸海空、宇宙、ロケット(ミサイル)何でもいける。
ミリオタなんて多くの人からしたら、「戦車が好き?何だコイツ??」と思われるかもしれない。でもよく考えて欲しい。そう思う人達だって、アイドルが好きだったり俳優が好きだったり、食べ物が好きだったり……何かしら好きな物はあるでしょ?自分はたまたまミリタリー系に偏っていただけなんだ。
自分は明るい人間ではないと思っている。そのせいで友達が少なかった。それなりに話す人はいたが、別にお互いの興味の無い話にただ相槌を打つような歪な関係であった。
そんな自分はラノベを読んで、異世界で楽しそうに生きていくキャラクターに強い憧れを持った。学校などという面倒くさいしがらみに囚われる事なく自由に日々を生きていく彼ら。いつしか自分もそうなれたら……なんて思う事が多くなった。しかし、現実はそんなに甘く無い。異世界に行きたいと望んで行けるのであれば、今頃毎日のように中高生が行方不明になっていることだろう。
来る日も来る日も退屈で、窮屈で、暇で、何も感じることのない授業を受けながら「異世界に行きたい」、「異世界に行きたい」そう願っていた。
先程、現実は甘くは無いと言ったが現実と言うのは気まぐれな性格しているらしい。というのも、自分は今日死んだ。学校帰りに「今月の世界の●船を買いに行こう」と思って寄り道をした。そのおかげというべきか。自分は交通事故に巻き込まれた。あとから知らされた事なのだが、薬をキメた男の乗った車にぶつかった挙句、ズルズルと何百メートルも引きずられたらしい。
なんとなく車とぶつかった記憶はあるのだが、それよりももっと強く印象に残っているのは最期の言葉だ。
「異世界に行ける」
あとから思っても不思議なのだが何故この時、こんなことを確信をもって言えたのか。だが、実際に俺は異世界にいる。
これはミリオタな高校生(雑食系)が異世界に飛ばされる。そんな夢みたいな物語である。
主人公の一人称が「自分」ってかなり不思議ですよね…
まあ、こんなものだって納得しておいて下さい…