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手放した時に君はとなりで。  作者: 河野鏡花
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プロローグ、2048年の今

初めまして、河野鏡花です。

不定期となっています。

 ここは、2048年の日本。医学も進歩して、治せぬ病気は殆ど無いと言える。

 

そんな、素晴らしい時代に。素晴らしい場所に、僕らは生まれてきた。


──「それ」は幸せというべきか、不幸というべきが。無知な僕らは、知らないだろう。幸せがなにかという事を。不幸がなにか…それは、分かりきったことで分からなくもない。

 

今の日本は、世界的に見て全体的な勢力が衰えていた。それは、争わなかったからだ。あまりに、平和すぎた。それを誰が思ったか。そう、外部だ。つまりは、敵だ。


これは、大変に危機的状況であるといえる。医学と科学の両立、医化学も進歩し、戦って死にさえしなければ完全回復などちょちょいのちょい。

だが、死ねば手の内用がない。死ぬ者がおおいほど、戦った跡地に死体が残る。誰が誰か、分かるほど顔や体が残っていれば良いが、その場合など敵が弱い時しかありえない。


 そこで、政府はある手を打った。

『中学生になったら、男女問わず学校内で戦うこと。

外部への進出は許されない。負けてしまったものは、勝ったものの奴隷となること。死ねと言われたら支持に従い死ぬこと。

また、奴隷になるな、というものも支持として受け取り、恩を抱きもう一度戦場に立つことを許す。一度として戦わぬものは、自らを奴隷にするか、考えること。

また、戦う時間は学校により各自決め、一週間に五時間は使うこと。それにより勉強が遅れぬよう、そちらも対処しておくこと。対処は、学校内で戦い強くなり将来事実上生き抜きたいものと、将来争いが起こらないことに全身を懸けて信じ、勉強に励むものに分けるのも許す。

分ける際には、半分半分になるようきちんとすること。これでは平等ではないため、勉強に励むものはテストで85以下のものは、戦う部類に必ず入ること。』

これが、政府が出したものだ。

僕は、今年中学生になる。そのため、二択を選ばないといけない。

だが、もう、答えは決まっている──

 

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