異世界
ソ連は、岩盤を海上に埋め込む形で出現した。
国民は一瞬太陽が無くなったとしか言いようがないだろう。
社会主義政権のため国家元首は大統領だったが、事実上の最高意思決定機関は評議会にあった。
その、評議会はまず最初にあらかじめ用意していた人工衛星を打ち上げることになった。
いったい誰が考えただろうか。異世界転移を…
その答えはある音が知っていた………
そして、異世界転移により、一大陸が内陸となろうとしていたことを
高宝暦1186年の穏やかなある日。
マチリスタ大陸、マークック皇帝国…面積にしてカナダより少し小さかったが、大陸の中では3番目に大きい大陸だった。
「いい眺めだ…」
マス・コミ少年はお気に入りの場所である、海岸の砂浜で友人4人と遊びに来ていた。
かれは、この景色が一番好きだった。
だが時刻は未来時3時(午後)異変が起きた。
海の海抜が異常な速さで減っていくのである。
例えればそうだ、水を張ったたらいに大きな穴をあけそこから水を出していくような…
「どうしたの」
海水が無くなり砂浜だけになった。
彼は混乱していた。もちろん周りの友人もである…
そして次の瞬間、
目をくらますような輝きを放ち、彼らは目をつぶる。
ゆっくり、ゆっくり、目を上げてみたものは…
海水があった場所に陸地が出現していた。