ハイパービーム
複雑な気持ちの愛。
魔王って魔王だったんだなー。
愛ちゃんが誰に言うともなくいった。
まあねえ
私も誰にも言うともなく言った。なにせこの世界の空調管理から食物管理までやってますし。ほっとくととんでもない食べ物作るうさがいるから、ハイパービームで、毒性がないか見て食べてもらう。まずくても、責任は取らねば。そう言えば地球には「メシマズ」って言葉があるらしいワネ?!
ガクガクブルブル
愛ちゃん?!
どうしたの?!どこか痛いの?
「こ、心が痛い」
えっ?
「レシピ本買って、テキトーアレンジして亜里沙に出してた」
あー、初心者が一番やっちゃダメなやつ。
「おいしい、おいしいっていうんだけど、食べても口の中がニガーいのよ。なのに完食してくれて。」
うっ亜里沙っち。
「あー、わたし、亜里沙のこと、好きだったんだな」
恋愛対象として?
「良くわかんない。でも、女の子になれたのに、もやっとすることもあって。焼きもちなのかなんなのかわかんない」
亜里沙、家事完璧だもんね。
「どんどん女の子の友達が増えて、忘れられちゃうのかな?」
「ほーう、亜里沙はそんな薄情な娘ですか?」
「げ」
亜里沙魔王じゃない、亜里沙登場。
「ほうれん草の卵とじ冷蔵庫入れといたから」
どさっ、プシッ。ごくごく。
そ、それは?
「ピングレー。愛ちゃんちからがめてきた」
ひとくちください。
……(o_ _)oパタッ
あれ?お星様いっぱーい、ちかちかしてるー。
おなかあつーい、うふふふふー
「亜里沙、・・・魔王つぶれた。」
「ええっマジで?!ホントにひと口だよ?!」
ハイパービーム自分に使えよ。
複雑な味の愛の料理。
読んで下さってありがとうございます(・∀・)




