おかーさーん!steamでNieR:Automataが半額なんだけどー
「古い」
突如、声がした。
そう古いのだ。二十一歳とか拳でとか云々はもう古い。
twitter界隈の流行り廃りは激しい。
いわゆる平家物語。
それは盛者必衰の理。
新土器は天を仰ぐ。
「俺の、俺の固有携帯『二十一殺』は古い...?」
それは、主人公にとってはあまりにも。そうあまりにも致命的な通告。
いや―
最後通牒か。
物語はここで終わってしまうのか。
始まってもいない世界で、一つの戦いが始まることなく終わるのか。
その場にいた誰もがそう思った―
しかし、その刹那―
「漫画を有料で読むとかwwww」
おそらく、それは因果律の外
いやこの世界の外側からの干渉か
漫画を無料で公開し、広告落とせてzipもいける。
人の倫理から大きく外れた悪魔の業
誰も予想のしえない、第三勢力それは―
「漫画村ッッッッ!」
アダムと新土器、二人は同時に漫画村に対峙する。
「新土器、漫画村とは単純なシステムが悪を生み出しているのではない。悪魔は人をそそのかし、すべての人間を喰らいつくす。我は追放されたとて、神の創りし創造物。ここで負けるわけにはいかない。」
「そうか、俺もだ。」
何を隠そう彼は週刊少年シャンプーに連載を持つ漫画家。それも超人気漫画ONE-PFACEの作者なのだ。彼は自らの印税のために戦うッッ!
この世界のものではない、漫画村勢力の影響か時空が歪み始めている。
「この世界は創造神が一週間で作り上げた急造品。この影響には耐えきれないか...。」
アダムの険しい顔に、だんまりを決め込んでいたSuriが答える。
「結局twitterで流行ったのは、ok googleだったじゃないかー!」
その言葉を最後に、新土器の世界は崩れていく...。