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この恋に殉ずる(完結版)  作者: 熱湯甲子園
ラブラブちゅ
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禁酒です!!誰が?私が~!?(泣)

う~頭いたい……。


「そりゃそうだろ」

暖かな塊に すり寄る。

見上げると新垣さんがいた。


ん?なんで一緒に寝てるの?


確か動物園の帰りに居酒屋に行って、美味しい料理を食べて、夏樹たちにプレゼントあげて……。

なのに気づいたら自分の部屋で、隣には新垣さんがいるの……。

「あ!!デザート食べてない!?」

「思い出すとこ、そこじゃねぇよ」

新垣さんは呆れたように笑って私の鼻をつまむ。

「ふへ?」

「……お前、酒よわすぎ」

「え!?飲んじゃったんですか!?」

「飲ませてねぇよ」


ええ!?


「まぁいいや。とりあえず俺のいないとこで居酒屋 行くの禁止な」

「ええ!?何が何やら分かりませ~ん」

「歓迎会は仕方ないかな…でも酒の席には なるべく行くな」

「り、理由を~!!」

「お友達にでも聞けば?」

そう言って背中を向けると

「少し寝るから起こすなよ」


え、えーーー!?(泣)


『新垣さんが言わないならアタシからも言えないわ(笑)』

ソッコー送ったメールの返事は(笑)で締めくくられていた。

『教えてよ~(泣)』

『頑張って新垣さんから聞きな~(笑)(笑)』


(笑)が2つついた~(泣)


新垣さんは死んだみたいに寝てるし、夏樹は教えてくれないし、頭はガンガンするし……

「なにがあったんだーーー!!」

と叫んでみた。

が、木霊もなにも返ってくる訳もなく……。

「……なんか食べよ」

脱力しながらゴハンの準備に とりかかる。






イイ匂いで起きるかな?と思ってた新垣さんは昼過ぎても起きない。

「よっぽど疲れてたのかな」


それか昨夜かなりのことを やらかして疲れさせちゃったのかな?


まぁでも覚えてないことを謝れないし、教える気もないみたいだから、もう忘れることにした。

「ふぁぁ」

1つ大きなアクビをすると、もそもそと新垣さんの横に潜り込む。




二人で まったり眠るのも悪くない、よね……。

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