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時とこね 時の詩

color

作者: 時 とこね

一人ごとだって思いつく

一人きりの夜の事

忘れられた紙切れに

僕の思いを探していた


あの日の僕は

自分の色

見つけれずに

嘆いていた


何色なのか分からずに

誰にも言えずに抱えていた


人は何色なのか

分からない

それは誰だって

皆同じ


だからこそ僕は

一人きり

自分だけの色を

求めていた


さよなら僕らの昨日から

考え付いた言葉全部

意味を成さない羅列になり

また世界に熔けていく


僕は僕の事が見えない

同じように君も見えない


何も見てない訳じゃない

こんなにも目って悪く成るものか


どう頑張ったって

僕は僕の事

見えるわけないよ

二つの目じゃ


だからこそ僕は

一人きり

自分だけの色を

決めたいんだ


さよなら僕らの昨日から

書き出してきた言葉の羅列の

世界は滅んでしまったって

僕の胸には残ってる


あの日から僕は前を向いて

後ずさってばかりいた

人には人の色がある

色合わせはやめにしよう


僕には僕が見えなくて

君にも君が見えなくて

だけど僕には君が見えて

君にはきっと僕が見える


たとい僕に色が無くとも

それはこれから塗ればいいさ

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