color
一人ごとだって思いつく
一人きりの夜の事
忘れられた紙切れに
僕の思いを探していた
あの日の僕は
自分の色
見つけれずに
嘆いていた
何色なのか分からずに
誰にも言えずに抱えていた
人は何色なのか
分からない
それは誰だって
皆同じ
だからこそ僕は
一人きり
自分だけの色を
求めていた
さよなら僕らの昨日から
考え付いた言葉全部
意味を成さない羅列になり
また世界に熔けていく
僕は僕の事が見えない
同じように君も見えない
何も見てない訳じゃない
こんなにも目って悪く成るものか
どう頑張ったって
僕は僕の事
見えるわけないよ
二つの目じゃ
だからこそ僕は
一人きり
自分だけの色を
決めたいんだ
さよなら僕らの昨日から
書き出してきた言葉の羅列の
世界は滅んでしまったって
僕の胸には残ってる
あの日から僕は前を向いて
後ずさってばかりいた
人には人の色がある
色合わせはやめにしよう
僕には僕が見えなくて
君にも君が見えなくて
だけど僕には君が見えて
君にはきっと僕が見える
たとい僕に色が無くとも
それはこれから塗ればいいさ