第9話〜玉葛の一人称と僕〜
PVアクセス数が一万を超えましたぁ!!
木曜日の時点で既に超えてましたが、玉子焼きに気を取られ忘れていました。
すみません。
毎回読んでくださる皆さんありがとう!!!
僕は今、リビングでのんびりテレビを見ている。
僕の脇には、さっき、紅葉にもらった猫まんまでお腹いっぱいなったツツが、腹を見せ寝ている。
うん、お茶がウマい。
他の二人は、砕けた腰が治りしだい、各々部屋の整理を始めている。
基本、衣類の整理が中心なので、僕が助けてあげれるような事はない。
だから、僕はこうして、落ち着いてテレビを見ながらお茶飲んで、目覚ましパイポを吸って居られるのだ。
ドタドタと階段を駆け下りる音。
僕の今日の平穏はどうやらここまでのようだ。
足音は2つ。
また、ケンカでもしたのだろうか。
「ハ〜ル〜聞いて!!」
意外にも僕を呼んだのは紅葉一人。
玉葛は紅葉に引っ張られる形で申し訳無さそうに紅葉の後ろにいる。
「ハルハル、聞いてよ聞いて。って聞いてる!?」
聞くから落ち着いて話しましょう。
「あのね。玉葛、着物しか持ってないの」
は?
「だぁから、玉葛のタンスの中には着物しか入っていなくて、洋服が一枚もないの」
「紅葉、服は一着と数えるぞ」
「玉葛、細かいよ……」
あぁそういうこと。
っで?
「だぁかぁらぁ。買い出し行くのよ」
別に良いけど、玉葛はどうなんだ。
僕は玉葛の方を見てみる。
「そ、そうだな。洋服と言うものには興味が無いわけては無い。むしろ有る。それにわ、私の食器とかも欲しいから買い出しには行きたい」
顔を赤らめて言う玉葛。
そういえば玉葛の食器はお客様用だった。
よし行こう。
あと玉葛の一人称。
言いにくいなら無理をする必要が無いと伝えねば。
聞いている僕も何か違和感あるし。
「 」
「「だからしゃべるな!!」」
口を開けた瞬間、二人に止められた。
「ハル、一体なんなの」
ジッと見つめてくる紅葉。
一応『玉葛の一人称が気になる』と紅葉を見つめ返すという形で送ってみる。
するとかっと紅葉の顔が急に赤くなり、紅葉は慌てて顔を背けた。
「あ、あぁあれよ。玉葛。あなたの一人称が気になるんだって」
と紅葉は赤くなった顔を手うちわで扇ぎながら玉葛に告げた。
うん、ばっちし。
だてに16年間幼馴染みをやっているわけじゃないというところかな。
「……わかった。なら『ワラワ』でいいか?」
うん。
そっちの方がしっくりくる。
「ところで玉葛。何かなその目は、羨ましいのかなぁ?」
おいおい紅葉。
って玉葛もジト目で紅葉を見るなよ。
「さっ玉葛。着替えるわよ。一人称よりも着物で出歩く方が目立つからね」
「えっ?」
紅葉の急な言葉に驚く玉葛。
「今日だけ貸してあげる」
「えっえっ?」
さぁと促す紅葉に戸惑う玉葛。
さっさと行ってきな。
僕は軽く玉葛の背中を押してあげた。
玉葛もそれで踏ん切りがついたのか紅葉の後について行った。
時間がかかるだろうからゆっくり待たせてもらおう。
一時間弱経過。
「ハル起きて」
「そうだ。晴信起きろ」
うっ……ううぅ……
朝?
「「寝ぼけて無いでしっかりしろ」」
…………どうも寝ていたようで。
目が覚めると目の前には美少女が二人。
二人ともボーイッシュを中心に可愛くまとめた様子だ。
寝ぼけた頭の今の僕では、この表現が精一杯だ。
でも二人とも可愛いのは事実。
「玉葛。お金は持っているの?」
「あぁあるぞ。葛葉姉様がワラワにとくれたからな」
と通帳を紅葉に手渡す。
そして、通帳の中をのぞき込んだその瞬間に紅葉が固まった。
僕も覗いて見………る……。
「確か“株式”で稼いだとか言っていたぞ」
通帳にあるその金額。
10,000,000円。
そう、一千万円
……………………多すぎやしないか?
「あと、こっちが低金額用だそうだ」
ともう一枚の通帳。
開けてみると。
一、十、百、千、万、十万、百万。
はい、五百万円。
持たせ過ぎだって……
とりあえず金庫も買わなきゃね。
さっ小金額用通帳持って行こうか。
書くことがない……
次回予告でもすればいいのかなぁ?
次回、
玉葛の服の為に街繰り出した。 晴信、 紅葉、 玉葛の三人。
そして、出会う暴力英雄。
次回
第10話〜玉葛の洋服と暴力英雄と僕〜
次回予告難しい。
何が言いたいのかわかんねぇよ……
感想やメッセージ、 質問を待ってます。
では、 また次の時に