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終わり始まりラブ

 やあみんな!おれ、黒区くろく 時男ときお!今から告白するんだ!応援してくれよな!!



「好きです!付き合って下さい!!」


「すみません」


 フラれた!!!!




 場所は放課後の教室、授業終わったら、待っててね、って約束した。そんで告ったんだけど。


 終わっちゃった!!!!!




オオオオオオオオオオオオオオオオオオ



 男は。たった今、失恋の苦味を知り、少年から男へと成長した男は。ただ、走り出した。




 告白された少女。未来みらい 不知ふちは、戸惑っていた。


 特に喋った記憶も無い同級生に、いきなりの告白を受けた。これは、普通、受けられない。好きとか嫌いとか、そんなレベルの話ではない。


 知らない人間と、付き合うか。普通。




 知らないなら。知れば良い。




・・・・・・・オオオオオオオオオオオオオオオオオオオ



 もう帰って来た。走り始めた黒区は、学校にカバンを置いて来た事を思い出したので、普通に帰って来た。


 そしてまだ教室で先ほどの衝撃を受け止めかねていた未来と出くわした。



「やあ!」


「あ、はい」



「もう帰る?」


「はい」



「送って行こうか!!」


「いえ。近いから、大丈夫です」



「でも!おれが遅らせちゃったし!!」


「じゃ、じゃあ」



 2人は、走らず、ゆっくり帰った。


 未来の横で、飛び跳ねる黒区が、不思議と言うか、何と言うか、ではあったが。



 恋人でも友達でもない、今は単なるクラスメートの2人を、夕日は一緒に照らしてくれた。



「結婚式は、何式が良い?」


「いえ、普通に」



「そっか!!ウェディングドレス着せたげるね!!!」


「服飾にでも進むんですか」



「引き出物は、2人の顔写真の写ったお皿にしようね!!」


「毎回汚れたり洗われたりは、ちょっと」



「愛してる!!!」


「そうですか」



「ここ?」


「はい。ありがとうございました」



「明日も送るよ!!」


「いえ」




 翌日。


 教室でしきりにこちらに何がしかのボディランゲージを繰り出してくる黒区を見て、もっと毅然とした態度で挑むべきだったかなと、悔やんだ未来だった。

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