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2、勇者辞めます

「お前らそっち座れ。野郎は横立っとけ。」



俺は目の前にいる4バカに指示する。



「もちろん俺の言いたいこと分かるよな?」



「…あの…結婚式が嫌いだったとか…?」



「「「…」」」



「…そこのド天然聖女。お前も立っとけ。」



「な、なんでですか…?え?え?」



「他のやつ、分かるよな?」



「「「…はい」」」



「…まぁまずは4人ともおめでとう。素直に喜ばしいよ。幸せなのは良いことだな。」



「ありがとう…お前のおかげだ。」

「まぁ…アストラと会えたのはワタルのおかげだ。ありがと…」

「あ、ありがとうございます!」

「そう言ってもらえて嬉しいわ。」



「だが!!!!!!!!」



バンッ!



「まずお前ら俺への報告がおせぇよ!!!!!俺ら1年くらい旅してたよな!?途中で付き合い始めたんなら一言あっても良くない!?結婚報告はめでたいけど報告が魔王討伐直後で良いはずがないよなぁ!!!???」



「はい…」



「つぎ!!!他のペアのついでで婚約する報告してくんな!!!婚約も重要なことだろ!!あとお前らも付き合ったら一言くれよ!!!俺が気使えないやつみたいになるだろ!!」



「うん…」



「転移後ずっとお前らのこと考えてっから王様への報告内容とか凱旋パレードとかの記憶ないんだよこっちは!!!結構楽しみだったのに!!!」



「も、もう1回やります?多分頼めば他の地域とかでできるんじゃ…」



「…そこのクソ天然聖女。お前そこ正座しとけ。」



「あ、え?は、…はい!!」



「あとお前ら互いの報告に驚いてなかったよなぁ?元々知ってたとか言わないよなぁ?なぁ?」



「…黙秘させてもらう」

「し、知らなかった。」

「…私も〜」



「リリー。アストラとジンが付き合ってたの知ってたか?」



「はい…私とソウくんが二人で散歩してたのをアストラさんがたまたま見ていてそこから色々話して…全部知ってました…」



「て、言ってるが?3人?」



「「「…」」」



「全員そこに正座。早く。せ・い・ざ」



「お前らはほんとに!!」





─────10分後





「…はぁ。疲れた。もう全員普通に座ってくれ。」



ススス…



「…改めておめでとう。俺はもう休むから…結婚式とか婚約式とか…段取りとか必要な話は明日でいいか?」



「…大丈夫だ。」



「はい。じゃあここで説教も終わり!解散!また明日!」




────





全員が出ていったことを確認して俺も自分の部屋に戻り、そのままの勢いでベッドにダイブする。



(はぁ…マジ疲れた)


















…(静音魔法ON)





「いや悲し!!虚しいって!!!素直に喜んで上げれないって!!俺一応勇者だよね!?パーティーのリーダーだったよね!?これでも俺頑張ってきたんだよ!?大学から帰ってたら急にこの世界に飛ばされて魔王倒してくれー、助けてくれーって言われてちゃんと助けたんだぞ!!!???てかパーティーの皆からそんなに信用されてなかったってこと!?」



冷静になろう。無限に吐き出せるがここまでにしとかねば…



「ふぅ…」



俺、勇者辞めようかな。






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